お風呂の換気扇から異音が!原因・対策・メンテナンス時の注意点も

お風呂の換気扇から異音が鳴っているとこのまま放置していても大丈夫かな? と感じる一方、対処法が分からないとそのままにしておきがちです。
しかし、換気扇の異音を放置すると、汚れへの引火や電気的なトラブルが起きて火災にもつながります。未然に防ぐためには自分でのメンテナンスのほか、プロによる交換が必要です。
この記事では、お風呂の換気扇の異音の原因・対策を解説します。異音の予防方法やメンテナンス時の注意点も把握し、お風呂の快適な空気環境の維持につなげましょう。
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目次
お風呂の換気扇の異音を解消するには?種類別の原因・対策
お風呂から異音が鳴っているときに真っ先に確認すべきことは「どんな異音が鳴っているか」を知ることです。異音の種類によって、対処法は異なるため、自宅の換気扇でどんな症状が表れているかを把握しましょう。
以下では、お風呂の換気扇の異音の種類ごとに、原因をまとめました。
ボー・ゴーと異音がある時は汚れやほこりの清掃が必要
お風呂の換気扇から「ボー」「ゴー」と音がする原因は、汚れが換気扇のカバーやファンなどへの滞留した影響によるものです。ほこりや汚れがたまるとファンの回転のバランスが崩れたり、吸気性能が落ちたりします。
ファンは取り外して、カバーやファンをお湯と中性洗剤で洗い、よく乾かせば清掃できます。ファンの取り外し方はプロペラファンとシロッコファンとで異なるため、それぞれに応じた取り外し方を実践しましょう。
以下では、プロペラファンとシロッコファンの取り外し方の一例を説明します。お使いの換気扇が異なるタイプの場合は、本体やルーバーを外した内部にラベルがないかを探しましょう。
プロペラファンの外し方・取り付け方
多くの場合、プロペラファンの取り外しは以下の3つの手順で完了します。
- コンセントを抜き誤作動を防止する
- カバー(ルーバー)の取り外し
- ファンの取り外し
カバーは、引っかけているだけの場合もありますが、機種によってはねじ止めされている場合があります。プラスドライバーやレンチなど、留め具に応じた工具で取り外しましょう。
ファンの中心部分は、ワンタッチ式になっているケースのほか、ねじ止めされていることがあります。多くの場合、この取り付けネジはファンの回転と右回り(ファンの回転方向と逆)にまわすとゆるみます。
反対に、取付け時は逆の手順(ファンを取り付けてからカバーを取り付ける)で作業します。
ファンの留め具がしっかり聞いているかや、カバーの向きが合っているかを確認して取り付けましょう。
シロッコファンの外し方
シロッコファンを取り外すときの手順は主に3つあります。
- お風呂の換気扇に対応したブレーカーを切にする
- ルーバー(カバー)を取り外す
- オリフィスを取り外す
- ファンを取り外す
ルーバーを取り外す際は、バネが変形しないようゆっくりと引き下げましょう。バネをつまむときも同様です。ルーバーは、プロペラファンの場合と同様ねじや突起で止められているため、機種に応じた方法で取り外してください。
ファンもプロペラファンと同様に、ねじやワンタッチ機構で取り付けられているケースがよく見られます。右に回したり、ツマミを掴んで取り外しましょう。
シロッコファンの場合も、逆の手順で各パーツを取り付けます。ファンやオリフィスがツメで留められているか、ねじ留めされているか確認しましょう。
ルーバーは、ばねを軽くつまんで、穴を確認しながら取り付けていきます。
キュルキュルと音がするときはモーター軸への注油を
お風呂の換気扇から「キュルキュル」「チチチッ」と金属の擦れあう異音がすることがあります。
この異音の原因の多くは、ファンのモーターの軸の潤滑油切れです。モーターの軸とファンの間に潤滑材がないために、金属が擦れる異音が発生します。
異音を防ぐためには、市販のグリススプレーや潤滑剤をモーターの軸に塗布するのが効果的です。前章の方法でファンを取り外し、モーター軸を露出させます。直接グリススプレーを塗布すると油が飛散します。柔らかい布にグリススプレーを染み込ませて塗布しましょう。]
ジー・ジジジと異音がするときはサビ取り作業を行う
お風呂の換気扇から「ジー」「ジジジ」と音がするときにはパーツのサビが原因に考えられます。お風呂は湿度が高まりやすいため、他の場所以上にサビ汚れが発生しやすい環境です。
サビが酷い場合は、クエン酸を使った清掃がおすすめです。アルカリ性のサビ汚れを中和反応で落としやすくできます。
クエン酸水は、水200mlに対してクエン酸小さじ1杯分を目安に作ると良いでしょう。クエン酸の液をキッチンペーパーにひたして、錆びている部分に貼り付けて放置した後、スポンジで優しくこするとサビがよく落ちます。
カラカラ・カタカタと異音がするときは異物やパーツを点検しよう
換気扇内からカラカラ・カタカタと異音がするときはモーターの軸のズレやパーツの取り付けが甘いことが想定できます。
モーターの軸がズレたときに考えられる症状が、ファンの取付枠への干渉です。パーツの取り付けが甘いとファンの回転が不安定になって、内部でガタつきます。
いずれにしてもファンとモーターに過負荷がかかりかねません。電源を切り、モーターの軸が真っ直ぐかどうかを確認し、各パーツを取り付けなおしましょう。
キーンと異音が目立つ時は要交換
お風呂の換気扇から、キーンという異音がする時は交換が推奨されます。キーン音の原因は、モーター内部のパーツの経年劣化です。
ベアリングというパーツの内部に含まれる潤滑剤が切れることでこの異音は発生します。この状態で稼働させると、ベアリングの内部の摩擦が増大し危険です。放置をするとモーターに過負荷が起こり火災にもつながります。使用を中止し、プロに修理・交換を依頼しましょう。
浴室換気扇からボー・ゴーと異音がするときはフィルター清掃を
浴室乾燥機の換気機能の使用時に、ボー・ゴーと異音が聞こえるときがあります。この場合も、通常の換気扇と同様にほこり汚れが原因です。
このフィルターの清掃は、3ヶ月に1度が目安です。それ以上の間隔が空いている時には清掃が望まれます。
浴室換気扇のフィルターの掃除をすると、吸気性能が回復する可能性があります。
フィルターの清掃は、以下の手順で行います。
- 分電盤のブレーカーを切にする
- フィルターを取り外す
- 汚れ・ほこりをを柔らかいブラシや掃除機で取り除く
- 水洗いする
- よく乾かす
- 取り付ける
フィルターの変形を避けるために、つまみを正面にしてまっすぐ引き抜きましょう。
お風呂の換気扇の異音を予防するには?
換気扇をメンテナンスするうえでは、異音の原因や対策を知ることだけでなく、異音や故障を予防することも大切です。
以下では、換気扇の異音を予防するために行いたいこと3つをまとめました。異音を予防し、換気扇の機能を維持しましょう。
定期的に清掃や注油をする
換気扇の故障を防止するには、日ごろのお手入れが重要です。具体的には、ファンやフィルターの清掃、モーター軸への注油、異音や異臭がないかの点検です。
忙しい日々のなかでは、換気扇のお掃除は後回しにしたくなります。しかし、お手入れをせずに放置するとファンに汚れが付着して回転に偏りが生じるだけでなく、汚れに引火することもあります。潤滑油が切れているとスムーズに駆動できずに、モーターに過負荷がかかり危険です。
ファンのお手入れやモーター軸への注油は3か月に1回を目安に行いましょう。
汚れ防止フィルターやファンのコーティング剤を活用する
換気扇の汚れを防止する道具を活用するのも有効です。具体的には、換気扇のカバーに取り付けるフィルターを使ったり、ファンにコーティング剤を塗ったりすることです。ファンの汚れをフィルターに付着させたり、汚れがつかないようコーティングしてお掃除の負担を減らします。
フィルターは、換気扇に直接貼り付けるタイプが便利です。汚れが溜まったら、古いものをはがして貼り変えるだけで済み、お手入れを時短できます。汚れ防止のコーティング剤を使用する際は、ガラスコーティング式のものがおすすめです。フッ素コーティングやシリコンコーティングよりも防汚効果が持続しやすい特徴があります。
お風呂の換気扇のメンテナンス時の注意点
お風呂の換気扇をメンテナンスするには作業時の安全確保や、正しく作業をする準備が必須です。
思わぬ怪我やトラブルに巻き込まれないためにも、作業時のコツを把握しましょう。
転倒防止対策をする
お風呂はすべりやすい環境です。換気扇のメンテナンス時は、高い位置や無理な姿勢での作業が多くなります。そのため、滑りにくい足場の確保が必要です。
作業前には脚立やお風呂用の踏み台を置いてみて、安定するかどうかを確認し作業しましょう。
お風呂のヘリやフタ、入浴時に使うイスはすべりやすいため、使用を必ず避けてください。
足場をどうしても確保できないときは、ご家族に支えてもらって転倒を防止すると安全です。
復旧作業ができるよう写真を撮る
お風呂の換気扇のメンテナンスに不慣れな時は、現状復帰ができるように進めましょう。取り付け方を間違えると破損にもつながってしまいます。
具体的には、以下の2点を実施しながら進めてください。
- 写真を撮影する
- パーツを整理する
パーツの取り外しが発生する段階で、写真や動画を撮影すると各部品がどうやって取り付けられていたかを振り返れます。
各パーツは小さいため、どこに置いたかが分からなくなることがあります。容器に入れて管理し、紛失を予防しましょう。
まとめ|お風呂の換気扇の異音が気になるときは交換も検討しよう
ここまで、お風呂の換気扇から異音がするときの原因と対処法などをまとめました。
換気扇の異音が酷いときには、無理な使用は行わずに使用を中止し、交換を検討しましょう。
記事内で説明した異音の他に、換気扇の交換を検討したいタイミングは以下の通りです。
- スイッチを入れても時々ファンが回らない
- ファン回転が遅かったり不規則だったりする
- 明らかに異常な音や振動がする
- モーター部分が異常に熱を感じる
- 焦げ臭いにおいがする
- 使用開始から10年以上経過している
上記の状態の時は、プロに修理・交換を依頼しましょう。
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お風呂の換気扇の異音に正しく対処し、お風呂の空気環境を改善しましょう。
監修者プロフィール

株式会社換気生活 代表取締役
清井 正弘
徳島県出身、1971年生まれ。
換気扇に携わって20年以上。 換気扇の交換件数は実に3万件以上。
今でも毎日20件以上の換気扇関連の問い合わせに目を通して、
お客様に最適な換気扇交換のアドバイスを行っている。
【保有資格】
第2種電気工事士
【メディア掲載】
マイベストプロ東京インタビュー
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