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WD-121BZMDの交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

浴室乾燥機WD-121BZMDをお使いで、異音や換気力の低下にお困りではありませんか?10年以上使い続けている場合、交換のタイミングが近づいている可能性があります。この記事では、WD-121BZMDの交換方法や後継機種WD-121BZMD5の詳細、実際の工事の流れを写真付きで徹底解説します。

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目次

WD-121BZMD交換の結論まとめ

まず、WD-121BZMDの交換を検討している方が知りたい重要なポイントをまとめました。

項目内容
後継機種WD-121BZMD5(三菱電機)
交換費用総額約79,000円(本体44,000円+工事35,000円)
工事時間約2〜3時間
DIY可否不可(電気工事士資格が必要)
おすすめの交換方法専門業者への依頼(安全性と保証が確実)

WD-121BZMDは浴室暖房・乾燥・換気機能を持つ多機能タイプのため、電気工事だけでなく、天井裏の配線処理や防水処理など専門的な知識が求められます。DIYでの交換は法律上も技術上も推奨できません。


実際のWD-121BZMD交換の様子

ここでは、実際にWD-121BZMDから後継機種WD-121BZMD5への交換工事を行った際の様子を、工程ごとに写真付きでご紹介します。

Before

浴室天井に設置されているWD-121BZMD。10年以上使用しているため、吸込口周辺に汚れが目立ち、運転時の異音も発生していました。お客様から「乾燥に時間がかかるようになった」とのご相談を受け、交換工事を実施することになりました。

取り外し作業

まず、電源を遮断した後、化粧パネルを取り外します。本体を固定しているネジを専用ドライバーで慎重に外していきます。WD-121BZMDは天井埋込型のため、天井裏にアクセスして本体を取り外す必要があります。

配線処理

本体を取り外した後、電源配線を外します。この作業は電気工事士の資格が必要です。また、ダクト接続部分の処理や、防水シーリングの確認も同時に行います。古い配線の状態を確認し、必要に応じて交換します。

新型設置

後継機種WD-121BZMD5を天井開口部に設置します。WD-121BZMDと同じ開口寸法のため、天井加工は不要です。本体を固定し、配線を接続した後、ダクトを取り付けます。防水処理も確実に施工します。

After

WD-121BZMD5への交換が完了しました。新品のため化粧パネルも美しく、運転音も静かになりました。動作確認を行い、暖房・乾燥・換気のすべての機能が正常に作動することを確認して工事完了です。


WD-121BZMDとは?(特徴・仕様)

WD-121BZMDは、三菱電機が製造していた浴室暖房・乾燥・換気システムです。主な特徴は以下の通りです。

主要機能:

  • 浴室暖房機能: 入浴前に浴室を暖めることができ、冬場のヒートショック対策に有効
  • 衣類乾燥機能: 雨の日や花粉の時期でも浴室内で洗濯物を乾燥可能
  • 換気機能: 入浴後の湿気を効率的に排出し、カビの発生を抑制
  • 涼風機能: 夏場の入浴時に涼しい風を送る

基本仕様:

項目仕様
設置タイプ天井埋込型
電源AC100V
消費電力暖房時:1330W
外形寸法約318mm×318mm
質量約8kg

WD-121BZMDは、1室換気タイプとして設計されており、標準的な浴室(約2坪程度まで)に対応しています。


WD-121BZMDの交換が必要なタイミング

WD-121BZMDの交換を検討すべきタイミングについて、具体的なサインをご紹介します。

異音・換気不足

こんな症状が出ていませんか?

  • 運転中に「ガラガラ」「キュルキュル」といった異音がする
  • 以前より明らかに風量が弱くなった
  • 乾燥時間が長くなった(従来の1.5倍以上かかる)
  • 浴室のカビが以前より発生しやすくなった
  • 運転中に振動が大きくなった

これらの症状は、モーターの劣化やファンの摩耗、内部の汚れの蓄積が原因です。特に異音は故障の前兆であることが多く、早めの交換をおすすめします。

経年劣化

浴室乾燥機は高温多湿な環境で使用されるため、以下のような経年劣化が避けられません。

  • 内部部品の腐食: 湿気による金属部品のサビや腐食
  • モーターの摩耗: 長期使用によるベアリングの劣化
  • 電気部品の劣化: 基板やコンデンサの経年劣化
  • シーリング材の劣化: 防水性能の低下

これらの劣化は修理しても再発することが多く、複数箇所の修理が必要になる場合は交換のほうがコストパフォーマンスに優れます。

使用年数の目安

一般的な浴室乾燥機の耐用年数は約10〜15年とされています。

交換を検討すべき使用年数:

使用年数状態対応
5年未満通常使用可能定期的な清掃のみ
5〜10年部分的な不具合が出始める症状に応じて修理または交換を検討
10〜15年交換推奨時期不具合の有無に関わらず交換を検討
15年以上早急な交換推奨安全面からも交換を強く推奨

WD-121BZMDは製造から年数が経過しているため、10年以上使用している場合は後継機種への交換を検討する時期です。


WD-121BZMDの後継機種と互換性

WD-121BZMDの後継機種について、詳しく解説します。

公式後継機種の型番

三菱電機の公式後継機種はWD-121BZMD5です。

WD-121BZMDからWD-121BZMD5への主な改良点:

  • 省エネ性能の向上: 消費電力を約15%削減
  • 静音性の改善: 運転音が約3dB低減
  • 操作パネルの改良: より直感的な操作が可能に
  • 耐久性の向上: 新型モーターの採用により寿命が延長

サイズ・性能の違い

WD-121BZMDとWD-121BZMD5のサイズ・性能比較表:

項目WD-121BZMD(旧型)WD-121BZMD5(後継)
天井開口寸法285mm×285mm285mm×285mm
本体外形寸法318mm×318mm318mm×318mm
暖房能力1330W1330W
運転音約42dB約42dB
質量約8kg約7.5kg

重要なポイント:

  • 天井開口寸法が同一のため、追加の天井工事は不要
  • 基本性能は維持しつつ、省エネ・静音性が向上
  • 既存の配線・ダクトがそのまま使用可能

他メーカーとの互換性

WD-121BZMDは三菱電機製品のため、基本的には同社の後継機種WD-121BZMD5への交換が最も確実です。

他メーカー製品への交換について:

メーカー互換性注意点
パナソニック△ 条件付き可能開口寸法の調整が必要な場合あり
東芝△ 条件付き可能配線方式の確認が必要
ノーリツ△ 条件付き可能ダクト接続部の加工が必要な場合あり

他メーカー製品への交換は可能な場合もありますが、以下の理由から三菱電機の後継機種をおすすめします:

  1. 施工の確実性: 開口寸法が完全一致するため施工トラブルが少ない
  2. 保証の安心: メーカー保証がスムーズに受けられる
  3. コストの最適化: 追加工事が不要で総額が抑えられる

WD-121BZMD交換の方法と工事の流れ

WD-121BZMDの交換方法について、DIYの可否と業者依頼の流れを解説します。

DIY手順

結論: WD-121BZMDのDIY交換は法律上も技術上も不可能です。

浴室乾燥機の交換には以下の理由からDIYができません。

  1. 電気工事士資格が必須

100V電源の配線工事は第二種電気工事士以上の資格が必要
無資格での作業は電気工事士法違反となり、罰則の対象

  1. 専門的な技術が必要

天井裏での配線処理
ダクトの適切な接続と防水処理
本体の水平調整と固定

  1. 安全上のリスク

感電の危険
落下による怪我のリスク
不適切な施工による火災や漏電のリスク

業者依頼の流れ

専門業者に依頼する場合の一般的な流れをご紹介します。

Step 1: 問い合わせ・見積もり依頼(所要時間:即日〜1日)

電話、メール、LINEなどで問い合わせ
現在使用している機種(WD-121BZMD)を伝える
希望の後継機種(WD-121BZMD5)を相談
無料見積もりを依頼

Step 2: 現地調査(所要時間:30分〜1時間)

専門スタッフが訪問して現状確認
天井裏の状況、配線の状態、ダクトの確認
正式な見積書の提示

Step 3: 契約・日程調整(所要時間:1〜3日)

見積内容に納得したら契約
工事日時の調整
機器の発注

Step 4: 交換工事(所要時間:2〜3時間)

電源の遮断と安全確保
既存機器の取り外し
配線・ダクトの点検と処理
新型機器の設置と接続
動作確認と調整

Step 5: 完了確認・清掃(所要時間:30分)

すべての機能の動作確認
操作方法の説明
作業箇所の清掃
保証書の受け取り

注意点

業者選定時の重要なチェックポイントは、次のとおりです。

必ず確認すべき項目

  • 電気工事士の資格を持つスタッフが施工するか
  • 施工保証の内容と期間(10年保証が望ましい)
  • 見積もりに含まれる項目(本体・工事・処分・出張費など)
  • 追加料金の発生条件
  • メーカー保証の適用条件

避けるべき業者:

  • 極端に安い見積もりを提示する
  • 電気工事士資格の有無を明示しない
  • 保証内容が不明確
  • 追加料金の説明が曖昧

WD-121BZMD交換費用と後継機種の価格比較

WD-121BZMDから後継機種WD-121BZMD5への交換にかかる費用を詳しく解説します。

本体価格

WD-121BZMD5(後継機種)の価格:

販売形態価格
メーカー希望小売価格約65,000円〜70,000円
専門業者経由44,000円
大手家電量販店約50,000円〜55,000円
ネット通販約42,000円〜48,000円

専門業者経由で購入すると、業者専用の仕入れルートにより割安で入手できることが多いです。

工事費用

WD-121BZMD5への交換工事費用の内訳:

工事項目費用
基本工事費20,000円
既存機器取り外し5,000円
配線工事5,000円
ダクト接続・防水処理3,000円
動作確認・調整2,000円
工事費合計35,000円

含まれるサービス

  • 既存機器の取り外しと処分
  • 配線の点検と必要に応じた交換
  • ダクトの清掃と接続
  • 防水シーリング処理
  • 動作確認と操作説明
  • 清掃・片付け

総額の目安

WD-121BZMDからWD-121BZMD5への交換総額:

本体価格: 44,000円

工事費用: 35,000円

─────────────

総額: 79,000円(税込)

他の選択肢との比較:

選択肢費用メリットデメリット
後継機種へ交換79,000円最新機能、省エネ、10年保証初期費用が必要
修理で対応20,000〜40,000円初期費用が安い再故障のリスク、保証期間短い
DIY(不可)法律違反、危険

長期的なコストパフォーマンス:

後継機種WD-121BZMD5は省エネ性能が向上しており、年間電気代が約2,000〜3,000円削減されます。10年使用すると約20,000〜30,000円の節約となり、実質的な負担は軽減されます。


WD-121BZMD交換・後継機種に関するよくある質問

Q1. WD-121BZMDはまだ修理できますか?

A. 製造から年数が経過しているため、部品の在庫状況によっては修理が困難な場合があります。メーカーの部品保有期間は製造終了から約6〜8年とされており、WD-121BZMDは既にこの期間を過ぎている可能性が高いです。修理可能かどうかは三菱電機またはお近くの専門業者にお問い合わせください。ただし、10年以上使用している場合は、修理より交換のほうがコストパフォーマンスに優れることが多いです。

Q2. WD-121BZMD5以外のおすすめ機種はありますか?

A. WD-121BZMDと同等の機能を求める場合、やはり後継機種のWD-121BZMD5が最もおすすめです。開口寸法が同一で追加工事が不要なため、施工コストを抑えられます。ただし、より高機能を求める場合は、以下の上位機種も検討できます:

  • WD-241BZMD5: 2室換気対応、より広い浴室に対応
  • WD-140BZM: より高い暖房能力を持つモデル

これらの機種は開口寸法が異なる場合があり、天井加工が必要になる可能性があるため、事前に専門業者へ相談することをおすすめします。

Q3. 工事当日の立ち会いは必要ですか?

A. はい、工事当日は立ち会いが必要です。以下の理由があります:

  • 工事前の最終確認(設置位置、配線ルートなど)
  • 作業中に予期せぬ問題が発生した場合の対応相談
  • 完成後の動作確認と操作説明の受領
  • 保証書などの書類の受け取り

工事時間は2〜3時間程度ですので、その間はご自宅にいていただく必要があります。

Q4. 交換後の保証期間はどのくらいですか?

A. 保証期間は以下の2種類があります:

メーカー保証(三菱電機):

  • 本体保証: 1年間
  • 冷媒回路: 3年間

施工業者の保証(換気生活の場合):

  • 工事保証: 10年間

換気生活では、メーカー保証に加えて独自の10年間工事保証を提供しています。これにより、万が一施工不良による不具合が発生した場合でも、長期間安心してご使用いただけます。

Q5. 賃貸住宅でも交換できますか?

A. 賃貸住宅の場合、交換には大家さんまたは管理会社の許可が必要です。以下の手順を踏んでください:

  1. まず管理会社または大家さんに故障状況を報告
  2. 交換の許可を得る(多くの場合、費用負担についても確認)
  3. 許可が得られたら専門業者に依頼

一般的に、経年劣化による交換は大家さん負担となることが多いですが、契約内容によって異なります。無断で交換すると契約違反となる可能性があるため、必ず事前に相談してください。

Q6. 交換工事の音はどのくらいですか?

A. 工事中は以下のような音が発生します:

  • ドライバーでネジを外す音
  • 天井裏での作業音
  • 電動工具の音(必要に応じて)

大きな音が発生するのは断続的で、常に大音量というわけではありません。ただし、集合住宅の場合は事前に両隣・上下階への挨拶をおすすめします。多くの専門業者は配慮しながら作業を行いますので、音が気になる場合は事前に相談してください。


まとめ|WD-121BZMDの交換と後継機種選び

WD-121BZMDは優れた浴室暖房乾燥機ですが、10年以上使用している場合は交換を検討する時期です。異音や換気力の低下といった症状が現れたら、安全性の観点からも早めの対応が必要です。

後継機種のWD-121BZMD5は、省エネ性能と静音性が向上しながら、同じ開口寸法のため追加の天井工事が不要です。これにより、工事費用を抑えつつ最新の性能を手に入れることができます。総額約79,000円(本体44,000円+工事35,000円)で、向こう10年以上安心して使える浴室環境が整います。

浴室乾燥機の交換は電気工事士資格が必要な専門工事です。DIYでの作業は法律違反となるだけでなく、感電や火災などの重大なリスクを伴います。必ず専門業者に依頼し、確実な施工と長期保証を受けることをおすすめします。

適切なタイミングでの交換は、快適な浴室環境を保つだけでなく、電気代の節約や安全性の確保にもつながります。WD-121BZMDの調子が気になり始めたら、まずは無料見積もりで現状を確認してみてはいかがでしょうか。

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