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VD-15ZLC13-Sの交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

「浴室やトイレの天井にあるVD-15ZLC13-Sが、最近ずっとうるさい」「回ってはいるのに、湿気やにおいがなかなか抜けない」

そんな状態なら、それは掃除で戻る汚れの問題ではなく、機器そのものが寿命に近づいているサインです。

結論からお伝えすると、三菱電機の天井埋込形換気扇VD-15ZLC13-Sはすでに生産を終了しており、現行の後継機種は「VD-15ZLC14-S」です。埋込寸法260mm角・接続パイプ径φ100mmという基本サイズが引き継がれており、VD-15ZLC14-SはVD-15ZLC13-Sと同じ寸法・取付方式で設計された後継機種のため、天井の開口部やダクトをそのまま使って交換できるケースがほとんどです。工事時間は最短で30分から1時間程度、費用の目安は本体と標準工事を合わせて20,000〜35,000円前後になります。

つまり、天井を壊すような大がかりな工事は必要ありません。1時間ほどで、静かで力強い換気が戻ってきます。しかも後継機種のVD-15ZLC14-Sは、24時間換気機能と強・弱の風量切替を備えたモデル。ふだんは弱運転で静かに(騒音16.5dB・消費電力約5W)常時換気し、必要なときだけ強運転で一気に空気を入れ替える、という賢い使い方ができます。

この記事では、VD-15ZLC13-Sの交換をいま検討している方に向けて、後継機種VD-15ZLC14-Sの詳細、実際の交換作業の流れ、費用相場、DIYで対応できる範囲と業者に任せるべき範囲まで、現場の写真を交えながら順に解説していきます。

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目次

VD-15ZLC13-S交換の結論まとめ

まず、VD-15ZLC13-Sの交換で知っておきたい要点を一覧にまとめました。詳しい解説を読む時間がない方も、この表の内容を押さえておけば、業者に相談する際の判断材料としては十分です。

項目内容
対象機種VD-15ZLC13-S(三菱電機 天井埋込形換気扇 24時間換気・強弱速調・埋込260mm角)
現行の後継機種VD-15ZLC14-S(天井埋込形 24時間換気機能付・強弱速調・低騒音形)
交換費用の目安20,000〜35,000円程度(本体+標準工事+既存機の処分費込み)
工事時間約30分〜1時間(同サイズ交換の場合)
DIY可否×〜△ 電源が速結端子の直結配線のため、電気工事士の資格が必要
おすすめの交換方法専門業者への依頼(配線・ダクト接続・旧機の処分まで一括対応)
交換の目安時期設置から10〜15年、または異音・振動・換気力の低下が出たとき

VD-15ZLC13-Sは、浴室・トイレ・洗面所といったサニタリー空間の天井に埋め込んで使う、三菱電機のダクト式換気扇です。壁に穴を開けて直接排気するプロペラ式とは異なり、天井裏を通したダクトを経由して屋外へ空気を送り出す仕組みになっています。マンションや戸建ての水まわりで、白い十字格子のグリルが天井に付いているのを見たことがあるはずですが、あれがまさにこのタイプです。

型番の「VD」は三菱の天井埋込形ダクト用換気扇を示す記号で、続く「13」はこの機種の風量クラス(換気能力の大きさ)を、「Z」以降は世代を表しています。ご自宅の型番が「VD-15ZLC13-S」であれば、それはこのVD-15ZLCシリーズの初期世代にあたり、その最新世代が現行のVD-15ZLC14-Sです。

この機種の一番の特徴は、「24時間換気機能付き」で「強・弱の2段階に風量を切り替えられる」点にあります。ふだんは弱運転で静かに常時換気を続け、入浴後や来客後など一気に空気を入れ替えたいときだけ強運転にする、といった使い分けができます。弱運転時は風量90㎥/h・騒音16.5dBと非常に静かで、消費電力もわずか5Wほど。強運転時は風量180㎥/hとしっかり換気できます。

サイズは埋込260mm角・羽根径140mmと、トイレ用などの小型機(VD-10クラス)より一回り大きい設計です。ご自宅の型番が「VD-15ZLC」で始まっている場合、24時間換気と強弱切替に対応した同等の後継機種を選ぶ必要があります。1段階運転の機種に替えてしまうと、これまでできていた常時換気と強運転の使い分けができなくなってしまうため、後継のVD-15ZLC14-Sを選ぶのが基本です。

現在このVD-15ZLC13-Sは生産が終了しており、モーターやシャッターといった補修部品の供給も終わっています。そのため、不具合が出たときに「部品を取り寄せて修理する」という選択肢は事実上残されておらず、後継機種への交換が唯一の現実的な解決策になります。

費用面についても整理しておきましょう。換気扇交換の総額は、本体価格・工事費・既存機の処分費・出張費の4つで構成されます。本体だけをネット通販で安く買っても、そこから電気工事の手配や旧機の廃棄を自分で進める必要があり、結果的に手間と費用がかさむことも少なくありません。これらをすべて含んだ総額で比較することが、後悔しない交換のポイントです。

なお、正確な金額は天井の高さ、点検口の有無、ダクトの状態、既存の配線方式によって変わります。詳しい見積もり価格はLINEからお気軽にお問い合わせください。天井を見上げて撮った写真を1枚送っていただくだけでも、概算をお伝えできます。

実際のVD-15ZLC13-S交換の様子

ここからは、実際にVD-15ZLC13-Sを後継機種VD-15ZLC14-Sへ交換した現場の様子を、作業の流れに沿ってご紹介します。「天井を壊されるのでは」「工事中は浴室が使えないのか」といった不安を持つ方が多いので、実際の作業がどのように進むのかをイメージしていただければと思います。

Before:12年動き続けたVD-15ZLC13-S

お伺いしたのは、築14年のマンションにお住まいのM様宅です。浴室の天井に設置されたVD-15ZLC13-Sは、入居時から一度も交換されないまま12年が経過していました。

スイッチを入れると「ブーン」という低い唸りに混じって、ときどき「カタカタ」という共振音が響きます。白い十字格子のグリルは黄ばみ、格子の隙間には埃が綿状に絡みついていました。「入浴後に換気をかけっぱなしにしても、翌朝まで浴室の壁が湿っているんです」というのが、M様が交換を決意した一番の理由でした。

浴室の換気扇は、常に高温多湿の空気にさらされ続けるという、住宅設備のなかでも特に過酷な環境に置かれています。三菱のVD-15ZLCシリーズはボディに樹脂を使い、グリルや羽根に防汚・防カビ性を高めたデュアルバリアマテリアルを採用するなど湿気対策が施されていますが、それでも10年を超えると内部のモーター軸受けは確実に消耗していきます。羽根に付着した埃と湿気が固まって重量バランスを崩し、そのぶんモーターに負荷がかかる——この悪循環が、異音と換気力低下の正体です。

作業はまず、養生から始めます。浴槽と洗い場の床にシートを敷き、脚立の脚には傷防止のカバーを付けます。天井埋込形の換気扇を外すと、ダクト内に溜まった埃がまとまって落ちてくることがあるため、この下準備が仕上がりの印象を大きく左右します。

取り外し作業:グリルと本体を分けて外す

最初に行うのは電源の遮断です。分電盤で該当するブレーカーを落とし、換気扇のスイッチを入れても動かないことを確認します。天井裏に手を入れる作業がある以上、ここは省略できません。

続いて、天井面の十字格子グリルを取り外します。グリルはバネ金具で本体に引っかかっている構造なので、両端を軽く押し広げながら手前に引くと外れます。この時点で天井には四角い穴が現れ、その奥に本体とダクトが見える状態になります。

VD-15ZLCシリーズは「本体スライド脱着式」を採用しているのが特徴で、本体を固定金具から手前にスライドさせて取り外せる構造になっています。プラスドライバーで固定ネジを緩め、本体を支えながらゆっくりと下ろしていきます。

M様宅では12年分の埃がダクト接続部にびっしり溜まっていたため、本体を下ろす前に掃除機で吸い取り、落下を防いでから取り外しました。この工程にかかった時間は、およそ15分です。

配線処理:資格が必要な工程

VD-15ZLC13-Sを含むこのシリーズは、電源が本体の速結端子に直接接続されています。壁のコンセントに挿すプラグ式ではないため、交換にあたっては必ず電線の切り離しと再接続が発生します。

この作業は、法令上、電気工事士の資格を持つ者でなければ行えません。安全上の推奨ではなく法律上の要件であり、無資格での施工は違法になります。VD-15ZLC13-Sの交換において、DIYのハードルが最も高いのがこの部分です。

とくに浴室に設置されている場合は、湿気の多い場所であるためアース工事が必要になります。感電事故を防ぐための重要な工程で、ここを省略することはできません。

現場では、テスターで無電圧であることを確認したうえで、速結端子から電線を抜き取ります。速結端子は差し込むだけで結線できる便利な構造ですが、抜くときには専用の解除穴に細い工具を差し込む必要があり、力任せに引っ張ると電線を傷めてしまいます。M様宅では被覆が経年でわずかに硬化していたため、傷んだ先端を切り落として被覆を剥き直したうえで、新しい本体に接続する準備を整えました。

新型設置:後継機種VD-15ZLC14-Sを取り付ける

新しい本体を取り付ける前に、天井裏のダクトの状態を確認します。ダクトが外れかかっていないか、途中で潰れていないか、屋外側のフードが詰まっていないか。ここに問題があると、いくら新品の換気扇に替えても本来の風量は出ません。

M様宅ではダクトに大きな損傷はありませんでした。VD-15ZLC14-Sはダクト接続口が段付構造になっており、フレキダクトを接続する際のテーピングがしやすい設計です。さらに塩ビ管接続時には全方向7°までダクトの向きを微調整できるため、既存の配管の角度に無理なく合わせることができました。

ここで大きな安心材料になるのが、VD-15ZLC13-SとVD-15ZLC14-Sの埋込寸法がどちらも260mm角、接続パイプ径がどちらもφ100mmで共通している点です。加えてVD-15ZLC14-Sは旧機種と同じ寸法・取付方式で設計された後継機種のため、天井のボードを切り広げたり、ダクトを引き直したりといった追加工事は一切必要ありませんでした。

本体を開口部に納めてスライド脱着式の金具で固定し、上面の速結端子に電線を差し込みます。最後に十字格子グリルをはめ込んで完成です。据付から結線、グリル取り付けまでにかかった時間は、およそ20分でした。

After:静かで力強い換気が復活

ブレーカーを戻して試運転を行うと、以前の唸り音と共振音がきれいに消えていました。とくに弱運転にすると騒音は16.5dB程度と、耳を澄ましても動いているのがわからないほどの静けさです。24時間つけっぱなしにしても気にならず、入浴後などに強運転へ切り替えれば180㎥/hの力強い換気で一気に湿気を追い出せます。

吸い込みを確認するためにティッシュを近づけてみると、グリルにしっかり吸い付いて手を離しても落ちません。排気風量は強 180㎥/h・弱 90㎥/h(50/60Hz)というカタログ値どおりの性能が出ており、M様からも「これなら朝までにしっかり乾きそうです」と喜んでいただけました。

消費電力も見逃せない変化です。VD-15ZLC14-Sは弱運転時は50Hz時でわずか5Wと非常に小さく、24時間運転を続けても電気代への影響はごくわずかです。長年使った旧機種はモーターの効率が落ちて消費電力が増えているため、交換によって電気代が下がるケースもあります。

最後に養生を撤去して浴室を清掃し、外した旧機種はそのまま引き取ります。動作の説明と保証書のお渡しまで含めて、作業全体は約50分で完了しました。工事中に浴室が使えないのはこの1時間弱だけで、その日の入浴には問題なく間に合います。

VD-15ZLC13-Sとは?(特徴・仕様)

VD-15ZLC13-Sは、三菱電機が製造していた天井埋込形の換気扇です。天井に260mm角の穴を開けて本体を埋め込み、天井裏に通したφ100mmのダクトを経由して屋外へ排気する、いわゆる「ダクト式換気扇」に分類されます。

浴室・トイレ・洗面所といった水まわりで広く採用されてきた理由は、この方式ならではの利点にあります。壁に穴を開ける必要がないため、外壁に面していない部屋でも設置できること。天井面に見えるのは白い十字格子のグリルだけなので、内装を邪魔しないこと。そして羽根にプロペラではなくシロッコファンを使うことで、ダクトを通した排気でも安定した換気力を保てること。この3点が、サニタリー用換気扇の定番として支持されてきた背景です。

主な仕様は次のとおりです。

項目VD-15ZLC13-S(旧機種)の主な仕様
タイプ天井埋込形換気扇(ダクト式)・低騒音形
埋込寸法260mm × 260mm
接続パイプ径φ100mm
羽根径140mm
ファン形式シロッコファン
換気機能24時間換気機能付・強/弱 速度切替付
シャッター方式高密閉風圧式シャッター
電源単相100V(速結端子による直結配線)
主な用途浴室・トイレ・洗面所などのサニタリー空間(24時間換気)
現在の状況生産終了(現行の後継機種はVD-15ZLC14-S)

仕様のなかで押さえておきたいのが、「高密閉風圧式シャッター」という機構です。これは、運転を始めると羽根が起こす風圧でダクト側のシャッターが自然に開き、停止すると閉じる仕組みを指します。停止中にしっかり閉じることで、外気の逆流や虫の侵入、そしてダクトを通じた他の部屋のにおいの回り込みを防いでいます。

逆に言えば、このシャッターに埃や湿気が固着して閉じきらなくなると、換気していないときに外の冷気が入り込んだり、共用ダクトを通じて他の住戸のにおいが上がってきたりする原因になります。「使っていないのに浴室が寒い」「どこからかにおいがする」という症状は、シャッターの劣化を疑うサインです。

また、電源が速結端子による直結配線である点も、この機種の重要な特徴です。コンセントに挿すプラグがないため、交換には必ず電気工事が伴います。

VD-15ZLC13-Sの交換が必要なタイミング

「まだ回っているから大丈夫」と考えて使い続けている方は少なくありません。しかし浴室やトイレの換気扇が完全に止まってしまうと、湿気とにおいの逃げ場がなくなり、カビの発生や結露といった住まい全体の問題に直結します。ここでは、VD-15ZLC13-Sの交換を検討すべきサインを、症状・劣化・年数の3つの側面から整理します。

異音・換気不足という「わかりやすいサイン」

最も気づきやすい交換サインは、音の変化です。低騒音形として設計されたこの種類の換気扇は、本来ほとんど音がしません。それが「ブーン」という低い唸りとして耳につくようになり、やがて本体そのものが振動し始めたら、内部で確実に劣化が進んでいます。金属が擦れるような「カラカラ」「キーキー」という音や、天井全体に響く「カタカタ」という共振音が出るようになったら、軸受けの摩耗や固定のゆるみがかなり進行した状態です。

原因は、モーターの軸受けグリスが枯れて回転抵抗が増えていること、あるいは羽根に付着した埃と湿気で重心が偏り、回転バランスが崩れていることにあります。いずれも清掃では元に戻りません。放置すればモーターに過剰な負荷がかかり続け、最終的には焼き付いて停止します。

換気能力の低下も重要なサインです。運転中のグリルにティッシュを1枚近づけてみて、吸い付かずにひらひらと落ちてしまうようなら、本来の風量が出ていません。入浴後に換気をかけても翌朝まで壁や鏡が湿っている、浴室の隅に黒カビが目立つようになった、トイレのにおいが抜けにくくなった、といった変化も同じ原因によるものです。

目に見えないところで進む経年劣化

VD-15ZLC13-Sのような天井埋込形の換気扇は、本体のほとんどが天井裏に隠れているため、外から見て問題がなくても内部では確実に劣化が進んでいます。

代表的なのが、モーター軸受けのグリス切れです。潤滑が失われると回転がわずかに重くなり、その負荷が消費電力の増加と発熱につながります。次に、風圧式シャッターの動作不良。可動部に埃と湿気が固まって付着すると、開ききらない、あるいは閉じきらないという不具合が生じます。

浴室設置ならではの問題として、湿気による部品の劣化も挙げられます。三菱のVD-15ZLCシリーズは樹脂製ボディで湿気に強い設計ですが、それは湿気に耐える設計というだけで、湿気の影響をまったく受けないという意味ではありません。10年以上にわたって毎日高湿度の空気にさらされれば、樹脂部品の弾力は失われ、金属部には錆が生じることもあります。

さらに見落とされがちなのが、ダクト側の状態です。本体が正常でも、天井裏のダクトが途中で外れていたり、潰れていたり、屋外フードが埃で塞がっていたりすると、換気能力は大きく落ちます。「掃除をしても風量が戻らない」という場合は、本体だけでなくダクトまで含めた点検が必要です。

使用年数の目安は10〜15年

メーカーが定める換気扇の設計上の標準使用期間は、おおむね10年から15年です。ただし実際の寿命は、設置場所と使用時間によって大きく変わります。24時間換気の一部として常時運転している浴室の換気扇と、来客時しか使わないトイレの換気扇とでは、同じ機種でも消耗の速度がまったく違います。

目安として、使用年数ごとの状態と推奨アクションをまとめました。

使用年数状態と推奨アクション
〜7年正常に稼働する時期。年1〜2回、羽根とグリルを清掃すれば性能を保てる
8〜10年音や吸い込みをチェックしたい時期。異常があれば交換を検討する
11〜15年交換推奨。部品供給も終了しており、修理での対応は困難
16年以上早急な交換を推奨。モーターの焼き付き・停止のリスクが高まる

VD-15ZLC13-Sはすでに生産終了・部品供給終了となっているため、10年以上使用している場合は、故障してから慌てて手配するよりも「壊れる前の予防交換」を選んだほうが、結果的に費用も手間も少なく済みます。とくに浴室の換気扇が止まると、その日からカビと結露のリスクが跳ね上がるため、急な故障は生活への影響が大きいのです。

VD-15ZLC13-Sの後継機種と互換性

交換を決めたときに次に気になるのが、「どの機種を選べばよいのか」という点です。ここでは現行の後継機種、旧機種との違い、そして他メーカー製品への交換可否を順に見ていきます。

現行の後継機種はVD-15ZLC14-S

VD-15ZLC13-Sの後継として現行販売されているのが、「VD-15ZLC14-S」です。三菱電機のダクト用換気扇 天井埋込形・低騒音形・サニタリー用に位置づけられる機種で、末尾の数字が「13」から「14」へと1つ繰り上がった、まさに正統な後継モデルにあたります。24時間換気機能と強・弱の速度切替という基本仕様を引き継ぎながら、高効率羽根「デルタシロッコファン」と省電力設計の高効率モーターによって、静かさと省エネ性がさらに磨かれています。

ポイントは、VD-15ZLC13-SとVD-15ZLC14-Sが埋込260mm角・接続パイプφ100mm・羽根径140mmという基本寸法を共通で引き継いでいることです。加えて、本体を前面からスライドさせて着脱できる「本体スライド脱着式」や、塩ビ管接続時に全方向7°までダクトの向きを微調整できる仕組みも継承されているため、既設の開口部やダクトにそのまま収まるケースがほとんどです。VD-15ZLC13-Sからの交換に最も適した後継機種だと言えます。

中身も着実に進化しています。羽根には高効率の「デルタシロッコファンβ」を採用し、モーターも省電力設計の高効率タイプに刷新。グリル部にはデュアルバリアマテリアル、羽根部にはハイブリッドナノコーティング・プラスといった防汚・防カビ技術が投入され、汚れが付きにくくお手入れしやすくなっています。

サイズ・性能の違い

VD-15ZLC13-SとVD-15ZLC14-Sの主な違いを比較しました。

比較項目VD-15ZLC13-S(旧機種)VD-15ZLC14-S(後継機種)
埋込寸法260mm角260mm角
接続パイプ径φ100mmφ100mm
排気風量同等クラス強 180㎥/h・弱 90㎥/h(50/60Hz)
消費電力同等〜やや大きい強 14W/弱 5W(50Hz)
羽根径140mm140mm
換気機能24時間換気・強弱速調24時間換気・強弱速調
運転騒音経年により増加強 28.5dB・弱 16.5dB(50/60Hz)
ボディ材質樹脂製樹脂製
ファンシロッコファンデルタシロッコファンβ(高効率)
シャッター高密閉風圧式シャッター高密閉風圧式シャッター
防汚技術従来仕様デュアルバリア+ナノコーティング
電源接続速結端子(直結配線)速結端子(上面部)
取付本体スライド脱着式本体スライド脱着式
入手性生産終了現行品

表を見てわかるとおり、両機種の基本設計はほぼ共通しています。とくに重要なのが、埋込寸法260mm角と接続パイプ径φ100mmが一致している点、そして後継機が旧機種と同じ取付方式を継承している点です。天井の開口部を切り広げる必要も、天井裏のダクトを引き直す必要もないため、工事が短時間で済み、費用も標準工事の範囲に収まります。

性能面で体感できる変化は、主に「静かさ」と「乾きの速さ」です。カタログ上の風量が劇的に増えたわけではありませんが、10年以上使用したVD-15ZLC13-Sは本来の性能から大きく落ちているのが普通なので、新品に替えることで購入当初の状態が戻ってきます。加えて高効率羽根とモーターの採用により、同じ風量をより少ない電力で得られるようになっています。

省エネ性も見逃せません。強14W・弱5Wという消費電力は、白熱電球と比べればはるかに小さな値です。高効率モーターの採用により、風量が大きいわりに電力消費が抑えられており、24時間つけっぱなしにする使い方でも家計への負担は軽く済みます。

他メーカーとの互換性

「三菱以外のメーカーには替えられないのか」というご質問も、よくいただきます。結論から言えば、埋込寸法とパイプ径さえ合っていれば、他メーカーの製品へ交換することも可能です。

メーカー同クラスの代表機種備考
三菱電機VD-15ZLC14-S現行の正式後継。同寸法で最も確実な選択肢
パナソニックFY-24JG8 ほか24時間換気対応タイプ埋込寸法・速調機能・24時間換気対応を要確認
東芝(日本キヤリア)DVF-Tシリーズ ほかグリル形状・取付金具・風量の違いに注意

ただし注意点があります。メーカーが変わると、本体の高さ(天井裏に必要な奥行き)、固定金具の形状、グリルの外寸、ダクト接続口の向きなどが微妙に異なることがあり、埋込寸法が同じでも実際には収まらない、あるいはダクトの接続位置が合わない、という事態が起こり得ます。

とくに注意したいのが、VD-15ZLCシリーズが埋込260mm角で、かつ24時間換気・強弱2段階の速度切替に対応した機種だという点です。他メーカーの製品はサニタリー用の標準サイズ(177〜180mm角前後)や1段階運転のものも多く、同じ「φ100mmダクト用」であっても開口寸法や機能が噛み合わないことがよくあります。開口部が既存より小さい機種や速度切替のない機種を選ぶと、グリルで穴を隠しきれなかったり、これまでの使い勝手が失われたりしかねません。他メーカーへ替える場合は、埋込寸法・風量・速調や24時間換気といった機能が既存に見合うかを現物合わせで確認することが欠かせません。

こうした事情を踏まえると、VD-15ZLC13-Sからの交換では、寸法も取付方式もぴたりと合う三菱純正の後継機種VD-15ZLC14-Sを選ぶのが、最も確実で失敗のない選択です。迷った場合は、現在の換気扇の型番と天井の状況を業者に共有して提案を受けるのが早道です。

VD-15ZLC13-S交換の方法と工事の流れ

VD-15ZLC13-Sの交換を検討する際、まず知っておいていただきたいのは、この機種がDIY向きではないという事実です。理由を含めて、作業の流れと業者依頼の進め方を見ていきます。

DIY手順と、その前に確認すべきこと

作業の流れ自体は、次のように整理できます。

1. ブレーカーを落とし、換気扇が動かないことを確認する

2. 天井面の十字格子グリルを外す

3. 本体の固定ネジを緩め、スライドさせながら支えて下ろす

4. 速結端子から電源線を外す(※電気工事士の資格が必要)

5. 天井裏のダクトの状態と、屋外フードの詰まりを点検する

6. 新しいVD-15ZLC14-Sを開口部に納め、固定金具で取り付ける

7. 速結端子に電源線を接続し、ダクトを接続口へ確実に差し込む

8. グリルを取り付け、ブレーカーを戻して試運転する

手順として書き出すと簡単に見えますが、実際には4番目の配線工程で必ずつまずきます。VD-15ZLC13-Sの電源は速結端子による直結配線で、コンセントプラグがありません。この電線の切り離しと再接続は、電気工事士の資格を持つ者でなければ法律上行えない作業です。浴室設置の場合はアース工事も必要になります。

加えて、脚立の上で真上を向いたまま両手を使うという姿勢そのものが、転落事故の起きやすい危険な作業でもあります。浴室であれば床が濡れて滑りやすく、リスクはさらに高まります。

こうした事情から、VD-15ZLC13-Sの交換については、DIYではなく専門業者への依頼を強くおすすめしています。

業者に依頼する場合の流れ

専門業者に依頼した場合、実際にはどのように話が進むのでしょうか。換気生活にご依頼いただいた際の一般的な流れをご紹介します。

ステップ内容
①お問い合わせLINEまたはフォームからご連絡。型番(VD-15ZLC13-S)と天井の写真があるとスムーズ
②無料見積もり写真や現地確認をもとに、商品・工事・処分・出張費を含んだ総額を提示
③日程調整ご都合に合わせて工事日を決定。最短での対応もご相談可能
④交換工事養生→撤去→ダクト点検→設置→試運転まで、標準的な現場で約30分〜1時間
⑤引き渡し・保証動作説明と周辺清掃のうえ引き渡し。取り付け後10年間保証つき

依頼の際にひとつだけ準備していただきたいのが、現在の換気扇の写真です。天井を見上げてグリル全体を撮った写真と、可能であればグリルを外した本体に貼られた型番シールが写っていれば、現地に伺う前の段階でかなり正確な見積もりをお出しできます。写真1枚で当日の段取りと部材の準備が決まるため、工事もスムーズに進みます。

交換時に気をつけたいこと

まず前提として押さえておきたいのが、先ほども触れた配線の問題です。速結端子への接続は電気工事士の資格が必要な作業であり、資格のない方が行うことはできません。浴室では加えてアース工事も必須です。

次に確認しておきたいのが、天井裏のスペースです。本体を収めるには一定の高さが必要で、マンションの浴室のように天井裏が浅い現場では、機種によっては物理的に入らないことがあります。もっとも、VD-15ZLC14-Sは旧機種と同じ寸法で設計された後継機種なのでVD-15ZLC13-Sと同じ納まりに収まりますが、他メーカーへ替える場合はこの点の確認が欠かせません。

ダクトと屋外フードの点検も、この機会にぜひ済ませておきたい項目です。新品の換気扇に交換しても風量が戻らないケースの多くは、ダクトの外れや潰れ、屋外フードの目詰まりが原因です。本体を外して天井裏が見えるこのタイミングが、点検の絶好の機会になります。

集合住宅にお住まいの場合は、管理規約の確認も忘れないでください。浴室の換気扇が共用ダクトにつながっている物件では、機種の変更に管理組合の承認が必要なことがあります。

最後に、外した旧機種の処分方法です。自治体によって粗大ごみ扱いか不燃ごみ扱いかが分かれ、事前申し込みが必要な地域もあります。業者に依頼すれば、この処分まで工事費に含めて引き取ってもらえます。

VD-15ZLC13-S交換・後継機種に関するよくある質問

最後に、VD-15ZLC13-Sの交換についてお客様からいただくことの多いご質問にお答えします。

Q. VD-15ZLC13-Sは24時間つけっぱなしにしても大丈夫ですか?

A. はい、むしろ24時間換気を前提に設計された機種です。後継のVD-15ZLC14-Sも同様で、弱運転時の消費電力は約5W、騒音も16.5dB程度と非常に静かなので、常時運転しても電気代や音はほとんど気になりません。湿気やにおいを常に逃がせるため、カビ対策としても有効です。

Q. 強・弱の切り替えはどうやって行いますか?

A. VD-15ZLCシリーズは強・弱の2段階の速度切替に対応しており、専用のスイッチ(別売)で切り替えます。ふだんは弱で静かに常時換気し、入浴後や来客後など一気に換気したいときだけ強にする、といった使い分けが可能です。交換時にスイッチの仕様もあわせてご確認ください。

Q. VD-15ZLC13-Sはまだ購入できますか?

A. VD-15ZLC13-Sはすでに生産を終了しており、新品を正規ルートで入手することは困難です。流通在庫がわずかに残っている場合もありますが、補修部品の供給も終わっているため、購入できたとしても将来的な修理には対応できません。同じ寸法で交換できる後継機種VD-15ZLC14-Sをお選びいただくのが現実的です。

Q. VD-15ZLC13-SとVD-15ZLC14-Sで天井の穴のサイズは変わりますか?

A. 変わりません。どちらも埋込寸法は260mm角、接続パイプ径はφ100mmで共通しており、さらにVD-15ZLC14-Sは旧機種と同じ寸法・取付方式の後継機種です。既存の開口部とダクトをそのまま使って交換できるケースがほとんどです。

Q. 交換費用はいくらくらいですか?

A. 本体・標準工事・旧機の処分費を含めて、20,000〜35,000円程度が目安です。天井の高さ、点検口の有無、ダクトの状態、浴室のアース工事の要否といった条件で変動します。正確な金額はLINEからの無料見積もりでご確認ください。

Q. 工事にはどのくらい時間がかかりますか?

A. 同サイズへの交換であれば、養生から試運転まで含めて約30分〜1時間です。浴室が使えないのはこの時間だけなので、当日の入浴に支障が出ることはありません。

Q. 自分で交換しても問題ありませんか?

A. VD-15ZLC13-Sは電源が速結端子による直結配線のため、電線の切り離しと接続には電気工事士の資格が必要です。浴室ではアース工事も必須で、無資格での作業は法律で認められていません。高所での作業でもあるため、必ず有資格の業者へご依頼ください。

Q. 掃除をすれば交換しなくても大丈夫ですか?

A. 埃の付着による風量低下であれば、清掃で改善することがあります。ただし、モーターの唸り音や振動、回転数の低下は内部部品の劣化が原因なので、どれだけ丁寧に掃除をしても元には戻りません。音の異常が出ている場合は交換をご検討ください。

Q. マンションでも交換できますか?

A. 多くの物件で交換可能です。ただし共用ダクトに接続されている場合、機種変更に管理組合の承認が必要なことがあります。まずは管理規約をご確認いただくか、お問い合わせの際にマンションである旨をお伝えください。

Q. 24時間つけっぱなしでも電気代は大丈夫ですか?

A. VD-15ZLC14-Sの消費電力は弱運転時は50Hz時でわずか5Wです。風量が大きいモデルながら高効率モーターで省電力化されており、24時間運転を続けても電気代への負担は軽く済みます。むしろ湿気を逃がしてカビを防ぐメリットのほうが大きいと言えます。

Q. 交換後の保証はありますか?

A. 換気生活では、取り付け後10年間の保証をご用意しています。工事に起因する不具合はもちろん、長期にわたって安心してお使いいただける体制を整えています。

まとめ|VD-15ZLC13-Sの交換と後継機種選び

VD-15ZLC13-Sは、樹脂製ボディと防汚技術で水まわりを長年支えてきた優れた換気扇ですが、すでに生産・部品供給ともに終了しています。10年以上使い続けているVD-15ZLC13-Sから異音や振動が出ていたり、入浴後の湿気が抜けにくくなっていたりするなら、それは製品としての寿命が近づいているサインです。浴室の換気扇が完全に止まってからでは、カビや結露の被害が住まい全体に広がりかねません。症状が軽いうちに動くほうが、費用も生活への影響も小さく抑えられます。

現行の後継機種であるVD-15ZLC14-Sは、埋込寸法260mm角・接続パイプ径φ100mmという基本仕様をそのまま引き継いでおり、本体スライド脱着式やダクト方向の微調整機構も継承しているため、天井やダクトの加工なしで交換できるのが最大のメリットです。新品のモーターに替わることで運転音は静かになり、排気風量も強180㎥/h(弱90㎥/h)というカタログ値どおりの性能が戻ります。高効率羽根「デルタシロッコファンβ」と省電力モーターの採用で消費電力は強運転でも14Wと小さく、24時間換気として使い続けても電気代を気にする必要はありません。防汚・防カビコーティングによって汚れが付きにくくなり、日々のお手入れが楽になる点も、旧機種から乗り換える実感しやすいメリットです。

一方で、VD-15ZLC13-Sは電源が速結端子による直結配線のため、交換には電気工事士の資格が欠かせません。浴室ではアース工事も必要で、天井を見上げながらの高所作業でもあり、DIYでの対応は現実的ではないのが正直なところです。本体だけを安く手に入れても、そこから有資格者の手配や旧機の処分を自分で進めるとなると、想像以上に時間と手間がかかります。安全性と仕上がり、そして総額での納得感を考えれば、商品から工事・処分までを一括で任せられる専門業者に依頼するのが、結果的に最も確実で経済的な選択になります。

VD-15ZLC13-Sの交換をご検討中でしたら、まずは無料の見積もりからお気軽にご相談ください。天井の換気扇を撮った写真を1枚お送りいただくだけで、概算のお見積もりをお伝えできます。

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