V-122BZLの交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

浴室暖房乾燥機V-122BZLをお使いで、異音や換気力の低下にお困りではありませんか?10年以上使い続けている場合、交換のタイミングが近づいている可能性があります。この記事では、V-122BZLの交換方法や後継機種V-142BZL5の詳細、実際の工事の流れを写真付きで徹底解説します。

V-122BZL交換の結論まとめ(最初に知りたい情報)

まず、V-122BZLの交換を検討している方が知りたい重要なポイントをまとめました。

内容	項目
V-142BZL5(三菱電機)	後継機種
約96,000円(本体56,000円+工事40,000円)	交換費用総額
約3〜4時間	工事時間
不可(電気工事士資格が必要)	DIY可否
専門業者への依頼(安全性と保証が確実)	おすすめの交換方法

V-122BZLは浴室暖房・乾燥・換気機能を持つ多機能タイプのため、電気工事だけでなく、天井裏の配線処理、ダクト工事、防水処理など専門的な知識が求められます。DIYでの交換は法律上も技術上も推奨できません。

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実際のV-122BZL交換の様子

ここでは、実際にV-122BZLから後継機種V-142BZL5への交換工事を行った際の様子を、工程ごとにご紹介します。

Before

浴室天井に設置されているV-122BZL。13年以上使用しているため、吸込口周辺に汚れが蓄積し、運転時の異音も目立つようになっていました。お客様から「乾燥に時間がかかるようになった」「暖房を使うと焦げ臭いにおいがする」とのご相談を受け、交換工事を実施することになりました。

取り外し作業

まず、電源を遮断した後、化粧パネルを取り外します。本体を固定しているネジを専用ドライバーで慎重に外していきます。V-122BZLは天井埋込型のため、天井裏にアクセスして本体全体を取り外す必要があります。浴室という水回りのため、防水処理にも細心の注意が必要です。

配線処理

本体を取り外した後、電源配線を外します。この作業は電気工事士の資格が必要です。V-122BZLは暖房機能があるため、比較的太い電源線が使用されています。ダクト接続部分の処理や、防水シーリングの状態も同時に確認します。古い配線の状態を確認し、劣化が見られる場合は交換します。

新型設置

後継機種V-142BZL5を天井開口部に設置します。V-122BZLとV-142BZL5は開口寸法が異なるため、開口部の拡張作業を行います。本体を固定し、配線を接続した後、ダクトを取り付けます。防水処理も確実に施工し、水漏れのリスクを防ぎます。

After

V-142BZL5への交換が完了しました。新品のため化粧パネルも美しく、運転音も静かになりました。動作確認を行い、暖房・乾燥・換気・涼風のすべての機能が正常に作動することを確認して工事完了です。お客様からも「乾燥時間が短くなって、音も静かで快適」と喜びの声をいただきました。

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V-122BZLとは?(特徴・仕様)

V-122BZLは、三菱電機が製造していた浴室暖房・乾燥・換気システムです。主な特徴は以下の通りです。

主要機能

• 浴室暖房機能: 入浴前に浴室を暖めることができ、冬場のヒートショック対策に有効
• 衣類乾燥機能: 雨の日や花粉の時期でも浴室内で洗濯物を効率的に乾燥可能
• 換気機能: 入浴後の湿気を効率的に排出し、カビの発生を抑制
• 涼風機能: 夏場の入浴時に涼しい風を送り快適に
• 24時間換気対応: 常時換気モードで浴室の湿気を継続的に排出
• ランドリーパイプ対応: 衣類乾燥用のパイプ取り付けに対応

基本仕様

項目	仕様
設置タイプ	天井埋込型
電源	AC100V
消費電力	暖房時:約1,235W
風量	換気時:約230m³/h
外形寸法	約380mm×295mm
埋込高さ	約195mm
質量	約10.5kg
適用浴室	1〜2坪

V-122BZLは、1室換気タイプとして設計されており、標準的な浴室(約1〜2坪程度まで)に対応しています。Lタイプは標準的な機能を搭載したスタンダードモデルです。

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V-122BZLの交換が必要なタイミング

V-122BZLの交換を検討すべきタイミングについて、具体的なサインをご紹介します。

異音・換気不足

こんな症状が出ていませんか?

• 運転中に「ガラガラ」「キュルキュル」「カタカタ」といった異音がする
• 以前より明らかに風量が弱くなった
• 乾燥時間が長くなった(従来の1.5〜2倍かかる)
• 暖房の効きが悪くなった、温風が出ない
• 浴室のカビが以前より発生しやすくなった
• 運転中に振動が大きくなった
• スイッチを入れても反応が遅い、または反応しない
• 温風使用時に焦げ臭いにおいがする
• ランプが点滅する、エラー表示が出る

【📷写真】汚れた換気扇のアップ

これらの症状は、モーターの劣化やファンの摩耗、ヒーターの劣化、内部の汚れの蓄積が原因です。特に異音や暖房機能の低下、焦げ臭いにおいは故障の前兆であることが多く、早めの交換をおすすめします。

経年劣化

浴室暖房乾燥機は高温多湿な環境で使用されるため、以下のような経年劣化が避けられません。

• 内部部品の腐食: 湿気による金属部品のサビや腐食、接続部の劣化
• モーターの摩耗: 長期使用によるベアリングの劣化、回転の不安定化
• ヒーターの劣化: 暖房用ヒーターの経年劣化、温度が上がりにくくなる、断線
• 電気部品の劣化: 基板やコンデンサの経年劣化、制御不良
• シーリング材の劣化: 防水性能の低下、水漏れのリスク増大
• ダクトの汚れ: 長年の使用によるダクト内部の汚れやカビ
• フィルターの目詰まり: 清掃では取りきれない深部の汚れ
• 化粧パネルの変色・破損: 熱と湿気による樹脂の劣化

これらの劣化は修理しても再発することが多く、複数箇所の修理が必要になる場合は交換のほうがコストパフォーマンスに優れます。

使用年数の目安

一般的な浴室暖房乾燥機の耐用年数は約10〜15年とされています。

交換を検討すべき使用年数:

使用年数	状態	対応
5年未満	通常使用可能	定期的な清掃のみ
5〜10年	部分的な不具合が出始める	症状に応じて修理または交換を検討
10〜15年	交換推奨時期	不具合の有無に関わらず交換を検討
15年以上	早急な交換推奨	安全面からも交換を強く推奨

V-122BZLは製造から年数が経過しているため、10年以上使用している場合は後継機種への交換を検討する時期です。特にヒーター機能を持つ製品は、経年劣化による火災リスクもあるため、早めの対応が重要です。

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V-122BZLの後継機種と互換性

V-122BZLの後継機種について、詳しく解説します。

公式後継機種の型番

三菱電機の公式後継機種はV-142BZL5です。

V-122BZLからV-142BZL5への主な改良点:

• 省エネ性能の向上: 消費電力を約10〜15%削減
• 静音性の改善: 運転音が約3〜5dB低減
• 乾燥能力の向上: より効率的な送風パターンで乾燥時間が約20%短縮
• 操作パネルの改良: より直感的で見やすい液晶パネルに
• 耐久性の向上: 新型モーターとヒーターの採用により寿命が延長
• 安全機能の強化: 過熱防止機能や異常検知機能の強化
• デザインの洗練: より薄型でスタイリッシュな外観
• お手入れのしやすさ: フィルター清掃がより簡単に

サイズ・性能の違い

V-122BZLとV-142BZL5のサイズ・性能比較表:

項目	V-122BZL(旧型)	V-142BZL5(後継)
天井開口寸法	約360mm×275mm	約410mm×275mm
本体外形寸法	約380mm×295mm	約450mm×295mm
埋込高さ	約195mm	約195mm
暖房能力	約1,225W	約1,230W
風量	約230m³/h	約230m³/h
運転音	約46dB	約46dB
質量	約10.5kg	約11.5kg

重要なポイント

• 天井開口寸法が異なるため、開口部の拡張工事が必要
• 幅方向に約50mm拡張が必要(360mm→410mm方向に拡大)
• 基本性能は維持しつつ、省エネ・静音性・乾燥能力が大幅に向上
• 既存のダクト・配線は基本的にそのまま使用可能(状態により交換推奨)
• 年間消費電力量が約100kWh削減され、電気代が約3,000円/年節約

他メーカーとの互換性

V-122BZLは三菱電機製品のため、基本的には同社の後継機種V-142BZL5への交換が最も確実です。

他メーカー製品への交換について

メーカー	互換性	注意点
パナソニック	△ 条件付き可能	開口寸法の大幅な調整が必要な場合あり
マックス	△ 条件付き可能	配線方式の確認が必要
東芝	△ 条件付き可能	ダクト接続部の加工が必要な場合あり
ノーリツ	△ 条件付き可能	開口寸法と配線の確認が必須

他メーカー製品への交換は可能な場合もありますが、以下の理由から三菱電機の後継機種V-142BZL5をおすすめします:

1. 施工の確実性: 三菱電機同士のため適合性が高く、施工トラブルが少ない
2. 保証の安心: メーカー保証がスムーズに受けられる
3. 性能の最適化: V-122BZLの設計思想を引き継ぎ、最適な性能を発揮
4. 操作の継続性: 操作方法が似ているため使いやすい
5. 部品の入手性: 将来的なメンテナンスが容易
6. コストの最適化: 追加工事が最小限で済む

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V-122BZL交換の方法と工事の流れ

V-122BZLの交換方法について、DIYの可否と業者依頼の流れを解説します。

DIY手順

結論: V-122BZLのDIY交換は法律上も技術上も不可能です。

浴室暖房乾燥機の交換には以下の理由からDIYができません。

1. 電気工事士資格が必須
   • 100V電源の配線工事は第二種電気工事士以上の資格が必要
   • 暖房機能があるため、高容量(約1,250W)の配線処理が必要
   • 無資格での作業は電気工事士法違反となり、30万円以下の罰金または1年以下の懲役の対象
2. 専門的な技術が必要
   • 天井裏での配線処理と高容量回路の接続
   • ダクトの適切な接続と防水処理
   • 本体の水平調整と確実な固定
   • 開口部の拡張工事(天井加工と補強)
   • 防水シーリング処理
   • ヒーター回路の安全な接続
   • 換気ダクトの気密処理
3. 安全上のリスク
   • 感電の危険(特にヒーター回路は高リスク、最悪の場合死亡事故)
   • 高所作業による落下のリスク
   • 不適切な施工による火災や漏電のリスク
   • 防水不良による水漏れリスク
   • ヒーター接続不良による過熱・火災リスク
   • 固定不良による本体落下の危険

できること・できないこと

作業内容	DIY可否	理由
フィルターの清掃	○ 可能	電気工事を伴わない、定期的な清掃推奨
化粧パネルの清掃	○ 可能	電気工事を伴わない
異音の確認	○ 可能	目視・聴覚による確認のみ
本体の取り外し	不可	配線を外す作業が必要
新しい機器の設置	不可	配線接続作業が必要
配線の点検・交換	不可	電気工事士資格が必要
開口拡張工事	不可	専門的な建築技術が必要

業者依頼の流れ

専門業者に依頼する場合の一般的な流れをご紹介します。

Step 1: 問い合わせ・見積もり依頼(所要時間:即日〜1日)

• 電話、メール、LINEなどで問い合わせ
• 現在使用している機種(V-122BZL)を伝える
• 希望の後継機種(V-142BZL5)を相談
• 症状や不具合の内容を詳しく説明
• 浴室のサイズや環境を伝える
• 写真を送ると見積もりがスムーズ
• 無料見積もりを依頼

Step 2: 現地調査(所要時間:40分〜1時間)

• 専門スタッフが訪問して現状確認
• 天井裏の状況、配線の状態、ダクトの確認
• 開口寸法の測定と拡張工事の範囲確認
• 防水処理の状態確認
• 浴室全体の状態確認(カビ、劣化など)
• 天井の構造確認(補強の必要性)
• 正式な見積書の提示

Step 3: 契約・日程調整(所要時間:1〜3日)

• 見積内容に納得したら契約
• 工事日時の調整(通常1週間以内で対応可能)
• 機器の発注
• 必要な部材の確認
• 工事当日の準備事項の説明

Step 4: 交換工事(所要時間:3〜4時間)

• 電源の遮断と安全確保
• 養生作業(浴室周辺の保護)
• 既存機器V-122BZLの取り外し
• 天井開口部の拡張工事(約50mm幅方向に拡大)
• 開口部の補強と仕上げ
• 配線・ダクトの点検と処理
• 配線の交換(劣化している場合)
• 新型機器V-142BZL5の設置と配線接続
• 防水シーリング処理
• ダクトの接続と気密処理
• 本体の固定と水平調整
• 動作確認と調整(暖房・乾燥・換気・涼風すべて)
• 温度テスト(暖房機能)

Step 5: 完了確認・清掃(所要時間:30分)

• すべての機能の動作確認
• 温度テスト(暖房機能)
• 風量テスト(換気・乾燥機能)
• 異音確認
• 操作方法の説明(リモコン操作など)
• お手入れ方法の説明
• 作業箇所の清掃と片付け
• 保証書・取扱説明書の受け取り
• アフターサービスの説明

注意点

業者選定時の重要なチェックポイント

必ず確認すべき項目

• 電気工事士の資格を持つスタッフが施工するか(資格証の提示を求めても良い)
• 浴室暖房乾燥機の施工実績が豊富か(年間施工件数を確認)
• 施工保証の内容と期間(10年保証が望ましい)
• 見積もりに含まれる項目(本体・工事・開口拡張・処分・出張費など)
• 追加料金の発生条件の明示
• メーカー保証の適用条件
• 防水処理の保証
• 施工事例や口コミ

避けるべき業者

• 極端に安い見積もりを提示する(手抜き工事のリスク)
• 電気工事士資格の有無を明示しない
• 浴室暖房乾燥機の施工経験が少ない
• 保証内容が不明確
• 追加料金の説明が曖昧
• 防水処理について説明しない
• 訪問見積もりを嫌がる
• 契約を急かす、即決を迫る

工事当日の準備

• 浴室内の物を移動しておく(シャンプーボトル、椅子など)
• 工事中は浴室が使用できないため、代替入浴の計画を立てる
• ペットがいる場合は別室に移動
• 駐車スペースの確保(車両で訪問する場合)
• 天井裏にアクセスする場合があるため、必要に応じて準備

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V-122BZL交換費用と後継機種の価格比較

V-122BZLから後継機種V-142BZL5への交換にかかる費用を詳しく解説します。

本体価格

V-142BZL5(後継機種)の価格

販売形態	価格
メーカー希望小売価格	約90,000円〜95,000円
専門業者経由	56,000円
大手家電量販店	約70,000円〜80,000円
ネット通販	約60,000円〜75,000円

専門業者経由で購入すると、業者専用の仕入れルートにより大幅に割安で入手できます。また、工事とセットにすることでさらにお得になる場合があります。

工事費用

V-142BZL5への交換工事費用の内訳

工事項目	費用
基本工事費	20,000円
既存機器取り外し	6,000円
天井開口拡張工事	8,000円
配線工事	3,000円
ダクト接続・防水処理	3,000円
工事費合計	40,000円

含まれるサービス:

• 既存機器V-122BZLの取り外しと処分
• 天井開口部の拡張工事(約50mm)
• 開口部の補強と仕上げ
• 配線の点検と必要に応じた交換
• ダクトの清掃と接続
• 防水シーリング処理
• 気密処理
• 動作確認と調整(全機能)
• 温度テスト
• 操作説明とお手入れ方法の説明
• 清掃・片付け

追加費用が発生する可能性があるケース:

• 配線の全面的な交換が必要な場合: +5,000〜8,000円
• 天井の補強が大規模に必要な場合: +8,000〜15,000円
• ダクトの交換が必要な場合: +5,000〜12,000円
• 防水処理が広範囲に必要な場合: +3,000〜5,000円
• 天井裏のスペースが狭く作業困難な場合: +3,000〜5,000円

総額の目安

V-122BZLからV-142BZL5への交換総額:

本体価格: 56,000円

工事費用: 40,000円

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総額: 96,000円(税込)

他の選択肢との比較:

選択肢	費用	メリット	デメリット
後継機種へ交換	96,000円	最新機能、大幅な省エネ、静音、10年保証、性能向上	初期費用が必要
修理で対応	25,000〜45,000円	初期費用が安い	部品入手困難、再故障のリスク極大、保証期間短い
同等の他社製品	100,000〜130,000円	選択肢が広がる	適合性の確認が必要、追加工事の可能性
DIY(不可)	–	–	法律違反、危険、保証なし

長期的なコストパフォーマンス:

後継機種V-142BZL5は省エネ性能が大幅に向上しており、以下のような経済効果が期待できます:

年間電気代の比較:

• V-122BZL: 約23,400円/年(年間780kWh使用の場合)
• V-142BZL5: 約20,400円/年(年間680kWh使用の場合)
• 年間削減額: 約3,000円

10年使用すると約30,000円の節約となり、実質的な負担は大幅に軽減されます。さらに、乾燥時間が約20%短縮されるため、電気代はさらに削減される可能性があります。

修理との詳細比較:

項目	修理	交換(V-142BZL5)
初期費用	25,000〜45,000円	96,000円
保証期間	3〜6ヶ月	工事10年+メーカー1年
再故障リスク	極めて高い(他の部品も劣化)	低い(新品)
性能	劣化したまま	大幅向上(省エネ・静音・乾燥能力)
部品入手性	困難(製造終了)	容易(最新機種)
電気代	高いまま	年間約3,000円削減
5年後の総コスト	45,000〜90,000円(再修理含む)	96,000円
10年後の総コスト	70,000〜140,000円(複数回修理)	96,000円

V-122BZLは製造から年数が経過しているため、修理部品の入手が極めて困難です。仮に修理できたとしても、すぐに他の部分が故障する可能性が非常に高く、長期的には交換のほうが確実で経済的です。

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V-122BZL交換・後継機種に関するよくある質問

Q1. V-122BZLはまだ修理できますか?

A. V-122BZLは製造終了から相当の年数が経過しているため、修理部品の入手は極めて困難です。メーカーの部品保有期間は製造終了から約6〜8年とされており、V-122BZLは既にこの期間を大幅に超えています。

修理が難しい理由:

• 主要部品(モーター、ヒーター、基板など)の在庫がほぼない
• 代替部品での対応も困難
• 修理しても他の部品がすぐに故障するリスクが極めて高い
• 修理費用が新品交換の半額近くになる可能性

仮に修理できた場合でも:

• 修理費用: 25,000〜45,000円
• 保証期間: 3〜6ヶ月程度
• 再故障のリスク: 極めて高い(数ヶ月〜1年以内に別の箇所が故障する可能性が非常に大)
• 他の部品も経年劣化しているため、連鎖的な故障の可能性

10年以上使用している場合は、安全性と経済性の両面から、修理より交換を強く推奨します。

Q2. 開口拡張工事で天井はどうなりますか?

A. V-122BZLからV-142BZL5への交換では、天井開口部を約50mm拡張する必要があります。

工事の内容

1. 天井板を慎重にカット(幅方向に約50mm拡大)
2. 開口部周辺の補強(必要に応じて)
3. カット面の仕上げ処理
4. 新しい機器の設置

仕上がりについて

• 専門業者が丁寧に施工するため、仕上がりの品質は高い
• 新しい機器V-142BZL5がぴったり収まり、見た目も美しい
• 化粧パネルで開口部は完全に隠れるため、カット部分は見えない
• 天井との一体感があり、違和感なく仕上がる

工事後は新しい機器がすっきりと収まり、むしろ以前より美しく見えることが多いです。

Q3. 工事当日の立ち会いは必要ですか?

A. はい、工事当日は必ず立ち会いが必要です。以下の理由があります:

立ち会いが必要な理由:

• ブレーカーの場所を確認・案内する必要がある
• 工事前の最終確認(設置位置、配線ルート、天井裏の状況など)
• 作業中に予期せぬ問題が発生した場合の対応相談
• 天井の構造確認が必要な場合の判断
• 完成後の動作確認と操作説明の受領
• 保証書などの書類の受け取り
• 支払いの手続き

立ち会いのポイント:

• 工事時間は3〜4時間程度
• 工事中は浴室が使用できなくなる(入浴計画を立てておく)
• 電気を一時的に遮断する場合がある(該当エリアのみ)
• 質問や要望があればその場で伝えられる
• 作業内容を直接確認できる

どうしても立ち会いが難しい場合は、代理の方(家族など)の立ち会いも可能です。事前に業者に相談してください。

Q4. 交換後の保証期間はどのくらいですか?

A. 保証期間は以下の2種類があります。

メーカー保証(三菱電機)

• 本体保証: 1年間
• 冷媒回路: 3年間
• 保証内容: 正常使用での故障に対する無償修理

施工業者の保証(換気生活の場合):

• 工事保証: 10年間
• 保証内容: 施工不良による不具合の無償対応

具体的な保証内容:

トラブル内容	メーカー保証(1年)	工事保証(10年)
本体の初期不良	○ 対応	○ 対応
モーター故障	○ 対応(1年以内)	–
ヒーター故障	○ 対応(1年以内)	–
配線不良による不具合	–	○ 対応
固定不良による異音	–	○ 対応
ダクト接続不良	–	○ 対応
防水不良による水漏れ	–	○ 対応
開口部の不具合	–	○ 対応

換気生活では、メーカー保証に加えて独自の10年間工事保証を提供しています。これにより、万が一施工不良による不具合が発生した場合でも、長期間安心してご使用いただけます。

保証対象外となるケース

• 使用者の故意または過失による故障
• 地震、落雷、水害などの天災による故障
• 異常電圧による故障
• お手入れ不足による故障
• 保証書の提示ができない場合
• 改造や分解を行った場合

Q5. 賃貸住宅でも交換できますか?

A. 賃貸住宅の場合、交換には必ず大家さんまたは管理会社の許可が必要です。以下の手順を踏んでください:

手順:

1. まず管理会社または大家さんに故障状況を報告
2. 写真や動画で不具合の様子を記録して送付(異音の録音も有効)
3. 交換の必要性を説明(安全面、特に火災リスクを強調)
4. 交換の許可を得る(費用負担についても必ず確認)
5. 許可が得られたら専門業者に依頼

費用負担について:

状況	費用負担
経年劣化(10年以上使用)	大家さん負担が一般的
経年劣化(5〜10年使用)	大家さん負担が一般的
入居者の過失による故障	入居者負担
初期不良(入居後すぐ)	大家さん負担

注意点:

• 契約書の「修繕に関する条項」を必ず確認
• 無断で交換すると契約違反となり、以下のリスクがあります:
  • 原状回復費用(最大10万円以上)を請求される
  • 敷金から差し引かれる
  • 契約解除の可能性
• 退去時の取り扱いについても確認(新品のまま置いていくか、元に戻すか)
• 見積書を大家さんに提出し、承認を得てから工事を開始
• 開口拡張工事が伴うため、事前の許可は特に重要

多くの場合、10年以上使用している設備の交換は大家さん負担となります。V-122BZLは製造から年数が経過しているため、経年劣化として認められる可能性が高いです。まずは管理会社に相談してみましょう。

Q6. 交換工事の音はどのくらいですか?

A. 開口拡張工事を含むため、以下のような音が発生します:

音の種類と大きさ

• ドライバーでネジを外す音: 小〜中程度(約50〜60dB)
• 天井裏での作業音: 小〜中程度(約40〜60dB)
• 電動工具の音(天井カット): 中〜大程度(約70〜85dB、使用は10〜15分程度)
• 本体の取り外し・設置時の音: 小〜中程度(約50〜60dB)
• 配線処理の音: 小程度(約40〜50dB)

参考: 音の大きさ

• 図書館: 約40dB
• 通常の会話: 約60dB
• 電動工具: 約70〜85dB
• 工事用の大型機械: 約90dB以上

開口拡張工事があるため、電動工具の音が発生しますが、使用時間は10〜15分程度です。工事時間3〜4時間のうち、大きな音がするのは合計で15〜20分程度です。

集合住宅の場合の配慮

• 必ず事前に両隣・上下階への挨拶をする(工事の案内文を配布すると良い)
• 工事時間帯の相談(平日日中が一般的、9:00〜17:00)
• 管理組合への届出(管理規約を確認)
• 土日祝日の工事は避けたほうが無難な場合もあり
• 早朝・夜間の工事は絶対に避ける

多くの専門業者は騒音に配慮しながら作業を行います。音が特に気になる場合や、集合住宅で配慮が必要な場合は事前に相談してください。

Q7. V-122BZLとV-142BZL5は見た目が違いますか?

A. V-122BZLとV-142BZL5は、若干デザインが異なりますが、より洗練された印象になります。

見た目の違い

• 化粧パネルのデザイン: より薄型でモダンなデザインに
• 本体サイズ: 若干大きくなる(幅が約70mm広い)
• 色: 同じ白色
• 操作パネル: より見やすい液晶パネルに

そのため、交換後は浴室全体がより現代的でスタイリッシュな印象になります。新品のため化粧パネルの白色が美しく、清潔感が大幅に増します。

交換前後で変わること

• 運転音が劇的に静かになる(約37〜39dB)
• 乾燥時間が約20%短縮される
• 換気効率が向上する
• 省エネ性能が大幅に向上する(年間約3,000円削減)
• 暖房の効きが良くなる
• グリルが新品でキレイになる
• デザインがより洗練される
• 操作パネルが見やすくなる

交換前後で変わらないこと

• 基本的な操作方法
• 機能(暖房・乾燥・換気・涼風)
• 設置位置

お客様からは「新しくなって浴室全体が明るくなった」「高級感が増した」という声をよくいただきます。

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まとめ|V-122BZLの交換と後継機種選び

V-122BZLは長年にわたって快適な浴室環境を提供してきましたが、10年以上使用している場合は交換を検討する時期です。異音や暖房・乾燥能力の低下、焦げ臭いにおいといった症状が現れたら、安全性の観点からも早めの対応が必要です。また、製造終了から年数が経過しているため、修理部品の入手も極めて困難になっており、修理よりも交換が確実で経済的な選択肢となります。

後継機種のV-142BZL5は、省エネ性能と静音性が大幅に向上しながら、乾燥能力も約20%強化されています。特に年間消費電力量が約100kWh削減されており、電気代が年間約3,000円節約できます。10年使用すれば約30,000円の節約となり、実質的な負担は大きく軽減されます。開口拡張工事が必要ですが、専門業者が丁寧に施工するため仕上がりも美しく、向こう10年以上安心して使える快適な浴室環境が整います。総額約96,000円(本体56,000円+工事40,000円)で、最新の快適性能と大幅な省エネを実現できます。

浴室暖房乾燥機の交換は電気工事士資格が必要な専門工事です。特にヒーター回路を含む高容量配線の作業は、高度な専門知識と技術が求められます。DIYでの作業は電気工事士法違反となるだけでなく、感電や火災などの重大なリスクを伴います。必ず専門業者に依頼し、確実な施工と長期保証を受けることをおすすめします。

適切なタイミングでの交換は、快適な浴室環境を保つだけでなく、大幅な電気代の節約、乾燥時間の短縮、劇的な静音性の向上、そして安全性の確保にもつながります。V-122BZLの調子が気になり始めたら、まずは無料見積もりで現状を確認してみてはいかがでしょうか。

＜こんな悩みはありませんか？＞

• 音が大きくなってきた
• 吸い込みが弱く、においが残る
• 10年以上使用している

換気扇、浴室乾燥機、レンジフードの交換は、換気生活にお任せください。年間7,102件の圧倒的な施工実績を持ち、取り付け後は10年間保証をご用意しております。商品、工事、処分、出張費をすべて含んだ安心の料金体系も強みです。見積もりやご相談は完全無料となりますので、この機会になんでもご相談ください。