VD-10ZS3の交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

浴室やトイレの換気扇の型番を確認したら「VD-10ZS3」と書かれていた。
もしそうであれば、この記事はまさにあなたのための内容です。
結論から先にお伝えします。VD-10ZS3の後継機種は、三菱電機のVD-10ZSJ14です。これはメーカー公式サイト(WIN2K)でVD-10ZS3の現行品として案内されている機種で、しかも「VD-10ZS従来タイプ取替専用機種」として設計されています。つまり、VD-10ZS3から取り替えるためだけに用意された専用モデルであり、天井の開口部を加工せずに交換できる可能性が高い機種です。
ただし注意点があります。VD-10ZS3は1990年6月発売、1994年に生産終了した製品です。仮にまだ稼働していても、使用年数は30年を超えています。換気扇の耐用年数(一般に10〜15年)の倍以上であり、モーターやシャッターがいつ止まってもおかしくない状態です。
この記事では、VD-10ZS3の基本情報と後継機種VD-10ZSJ14との違い、実際の交換作業の様子、費用と工事時間の目安、業者に依頼する際の注意点までを写真とあわせて解説します。
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目次
VD-10ZS3交換の結論まとめ
まずは急いで知りたい情報を先にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旧機種 | VD-10ZS3(三菱電機/ダクト用換気扇 天井埋込形)※1990年6月発売・1994年生産終了 |
| 後継機種 | VD-10ZSJ14(三菱電機/サニタリー用 低騒音形・取替専用タイプ)※メーカー公式の現行品 |
| 交換費用の目安 | おおよそ25,000〜42,000円程度(本体+標準工事+既存機の処分費込み)。30年超の設置環境ではダクトや配線の状態により変動します。詳しい見積もり価格はLINEからお問い合わせください。 |
| 工事時間 | 約1時間前後(1台あたり・標準的な現場の場合) |
| DIY可否 | 不可。電源を速結端子で直結するため、電気工事士の資格が必要です |
| 開口部の加工 | 原則不要。VD-10ZSJ14は「VD-10ZS従来タイプ取替専用機種」として設計されています |
| おすすめの交換方法 | 取替専用機種VD-10ZSJ14へ、現地調査を行ったうえで有資格の専門業者による交換 |
ポイントは「取替専用機種が用意されている」ことです。通常、古い換気扇を新しいものに替えるときは、天井の開口サイズが合わずに穴を広げたり、逆に塞いだりする追加工事が発生することがあります。VD-10ZSJ14はVD-10ZSシリーズからの取替を前提に設計されているため、そうした天井の造作工事を避けられる可能性が高くなります。
なお、メーカー公式サイトではVD-10ZS3の現行品としてVD-10ZSJ14に加えてVD-13ZSC14も併記されています。風量や設置条件によってはこちらが適する場合もあるため、最終的な機種選定は現地調査のうえでご相談ください。
実際のVD-10ZS3交換の様子
ここからは、実際にVD-10ZS3をVD-10ZSJ14へ交換した現場の様子を、作業の順番どおりに追っていきます。30年以上使われた換気扇の交換がどのように進むのか、当日のイメージをつかんでいただければと思います。
Before|築32年、浴室のVD-10ZS3
お伺いしたのは築32年の戸建て住宅。浴室の天井に、経年で薄く黄ばんだ十字格子のグリルが見えます。ご相談の内容は「入浴後に鏡の曇りが2時間以上引かない」「動かすと部屋全体に響くような低い音がする」というものでした。
グリルを外して型番シールを確認したところ、記載は「VD-10ZS3」。三菱電機の資料では1990年6月発売・1994年生産終了の機種ですから、少なくとも30年以上稼働してきたことになります。
内部を覗くと、羽根には油分を含んだホコリがフェルト状にこびりつき、シロッコファンの羽根が本来の形をとどめていませんでした。手で回してみると、途中で引っかかるような重い手応え。軸受けの潤滑がほぼ切れている状態です。
お客様には「掃除では戻りません。むしろ無理に回し続けるとモーターが焼ける可能性があります」とご説明し、取替専用機種VD-10ZSJ14への交換をご提案しました。
取り外し作業|30年分の固着との戦い
まずは分電盤でブレーカーを落とし、検電器で無電圧を確認します。VD-10ZS3は天井裏の電源線を本体に直結するタイプなので、通電したままの作業は絶対に行いません。
次にグリルを外します。長年の湿気でバネが錆びて硬くなっていることが多く、この現場でも片側がなかなか外れませんでした。無理に引っ張ると天井材ごと欠けてしまうため、バネの根元を少しずつ動かしながら、時間をかけて解放していきます。
本体を固定しているネジも同様で、30年分の湿気で頭が錆びていました。ドライバーをしっかり押し当てて空回りを防ぎながら、ゆっくり緩めていきます。ここは新しい機種の交換にはない、旧型機ならではの手間がかかる工程です。
配線処理|古い結線をていねいに解く
本体を少し引き出し、電源線を外します。VD-10ZS3の年代の製品は、現在の速結端子ではなくネジ式端子で結線されているケースもあり、現場ごとに状況が異なります。
今回は端子台にネジ止めされていたため、電圧側・接地側・アース線の位置を写真に記録してから外しました。この記録は新機種に接続するときの拠り所になります。あわせて電線の被覆も確認し、劣化やひび割れがあれば交換の対象になります。
ダクトも要チェックです。30年経過した現場ではアルミフレキシブルダクトが硬化して割れていたり、テーピングが完全に剥がれて隙間から空気が漏れていたりすることが珍しくありません。この現場では接続部のテープが劣化していたため、清掃のうえ巻き直しました。
新型設置|VD-10ZSJ14を天井に納める
いよいよVD-10ZSJ14の設置です。VD-10ZSJ14は接続パイプφ100mm・埋込寸法215mm角で、「VD-10ZS従来タイプ取替専用機種」として設定されているため、既存の開口部にそのまま納まりました。天井を切ったり埋めたりする造作工事は発生していません。
ダクト接続口は段付構造になっており、フレキダクトをかぶせてからのテーピングがしやすい設計です。塩ビ管接続の場合はダクト方向を全方向7°まで微調整できるので、既存配管の角度が多少ずれていても無理なく接続できます。
ダクトを接続し、速結端子に電線を差し込み、浴室のためアース工事を確実に行ったうえで、本体をスライドさせて固定しました。
After|30年前の機種との差は歴然

グリルを取り付けてブレーカーを復旧し、試運転を行います。スイッチを入れた瞬間、お客様が「え、これで動いてるんですか」と驚かれました。それまでの唸り音がまったくしないためです。
VD-10ZSJ14のカタログ上の騒音値は28.5dB(50Hz)/29dB(60Hz)ですが、これは無響室での測定値。実際に比べていただいたのは「30年使い込んで汚れと摩耗で上乗せされた音」との差なので、体感の違いはカタログ値の比較よりはるかに大きくなります。
風量も明確に回復しました。グリルにティッシュを当てるとしっかり吸い付き、入浴後の鏡の曇りも短時間で引くようになったとのことです。作業時間は養生と片付けを含めて約1時間。取り外したVD-10ZS3はそのまま持ち帰って処分しています。
VD-10ZS3とは?(特徴・仕様)
VD-10ZS3は、三菱電機のダクト用換気扇「天井埋込形」に属するモデルです。浴室・トイレ・洗面所といったサニタリー空間を中心に、1990年代前半の住宅に数多く採用されました。
三菱電機の公式資料で確認できる基本情報は次のとおりです。
| 項目 | VD-10ZS3の情報 |
|---|---|
| メーカー | 三菱電機 |
| 分類 | ダクト用換気扇 天井埋込形 |
| 発売日 | 1990年6月1日 |
| 生産終了 | 1994年 |
| 当時の価格 | 15,700円(税別)※販売終了時点の事業者向け積算見積価格 |
| JANコード | 4902901190261 |
| 接続パイプ径 | φ100mm |
| 現行の後継機種 | VD-10ZSJ14(ほかにVD-13ZSC14も現行品として案内) |
※出典:三菱電機WIN2K(業務支援サイト)製品情報ページ。風量・騒音値などの詳細数値は現在公開されている資料では確認できないため、記載を控えています。実機の型番シールと納入仕様書でのご確認をおすすめします。
ここで重要なのは、VD-10ZS3が「30年以上前に生産を終えた機種」であるという事実です。三菱電機の補修用性能部品の保有期間はすでに満了しており、モーターやシャッターのバネ、羽根といった部品は入手できません。
つまり、VD-10ZS3に不具合が起きた場合、修理という選択肢は存在しません。取り得る手段は本体交換の一択です。まだ動いている場合も、故障してから慌てて手配するより、計画的に交換したほうが結果的に負担は軽くなります。
VD-10ZS3の交換が必要なタイミング
VD-10ZS3の場合、実のところ「タイミングを見極める」段階はすでに過ぎています。それでも、いま現れているサインの意味を知っておくことは有用です。
異音・換気不足
もっとも分かりやすいサインが音の変化です。次のような音が出ていれば、内部の劣化が相当進んでいます。
- 「ゴー」「ブーン」という低い唸りが以前より大きい ── 羽根への汚れ堆積、またはモーター軸受けの摩耗
- 「カラカラ」「カタカタ」という乾いた音 ── 羽根のバランス崩れ、異物の混入
- 「キーン」という高い金属音 ── 軸受けの潤滑切れ。停止が近い状態です
- 停止後に「バタン」と大きな音がする ── シャッターのバネ劣化
- 運転中に断続的に音が途切れる ── モーターが焼き付きかけている可能性があります
換気不足は音より気づきにくい変化です。「入浴後に鏡の曇りが引かない」「トイレのにおいが残る」「洗面所の床がいつも湿っぽい」「壁や天井の隅にカビが出てきた」といった症状は、風量低下のサインと考えてください。グリルにティッシュを当てて吸い付かないようなら、換気能力はかなり落ちています。
経年劣化
VD-10ZS3の年代の機種で起こりやすい劣化は、大きく4か所です。
| 劣化箇所 | 症状 | 交換の判断 |
|---|---|---|
| モーター軸受け | 唸り音・高音の発生、回転が重い | 部品供給終了のため本体交換 |
| 羽根(シロッコファン) | 汚れの目詰まりによる風量低下 | 清掃で戻らなければ交換 |
| 風圧式シャッター | 閉まりきらない、開閉音が大きい | バネ部品は入手不可のため交換 |
| ダクト・配線 | ダクトの硬化・割れ、被覆の劣化 | 本体交換とあわせて要点検 |
特にシャッターの不具合は「換気自体は動いている」ため見逃されがちです。しかし閉鎖機能が落ちると、停止中に外気が逆流し、冬場の冷気や外のにおい、小さな虫の侵入につながります。「換気は効いているが、止めたあとが気になる」という状態も交換のサインです。
使用年数の目安
換気扇の耐用年数は一般に10〜15年とされています。VD-10ZS3は1994年に生産を終了しているため、どんなに新しい個体でも設置から30年以上が経過している計算になります。
| 使用年数 | 状態の目安 | 推奨アクション |
|---|---|---|
| 〜10年 | 正常に動作するのが一般的 | 年1〜2回のグリル清掃で維持 |
| 11〜15年 | 風量低下・運転音の増加が進行 | 交換を検討 |
| 16〜25年 | 軸受け・シャッターの劣化が顕著 | 交換を強く推奨 |
| 26年〜(VD-10ZS3該当) | いつ停止してもおかしくない | 早急に交換 |
浴室のように高温多湿の環境では、上の目安よりも早く劣化が進みます。VD-10ZS3が「まだ動いている」場合、それは幸運であって安全の証明ではありません。異音や風量低下が出ている段階で動くことをおすすめします。
VD-10ZS3の後継機種と互換性
公式後継機種の型番はVD-10ZSJ14
VD-10ZS3の現行後継機種は、三菱電機のVD-10ZSJ14です。三菱電機の業務支援サイトWIN2Kにおいて、VD-10ZS3の「現行品」として案内されています。
VD-10ZSJ14の最大の特徴は、製品仕様に「VD-10ZS従来タイプ取替専用機種」と明記されていることです。汎用の後継機ではなく、VD-10ZSシリーズからの取替を前提として設計された専用モデルであり、これがVD-10ZS3をお使いの方にとって最大のメリットになります。
VD-10ZSJ14は世代を重ねてきたシリーズの最新モデルで、次のように型番が推移しています。
| VD-10ZSJ9 | → VD-10ZSJ10 | → VD-10ZSJ12 | → VD-10ZSJ13 | → VD-10ZSJ14 |
|---|---|---|---|---|
| 生産終了 | 生産終了 | 生産終了 | 生産終了 | 現行機種 |
世代は変わっていますが、接続パイプ径・埋込寸法・風量といった取付と性能に関わる主要な数値は据え置かれています。VD-10ZSJ14は2024年6月3日発売の現行モデルで、メーカー希望小売価格は27,100円(税別)です。
サイズ・性能の違いを比較
VD-10ZSJ14の仕様は次のとおりです。
| 項目 | VD-10ZSJ14の仕様 |
|---|---|
| メーカー | 三菱電機 |
| 分類 | ダクト用換気扇 天井埋込形/サニタリー用・低騒音形(取替専用タイプ) |
| 用途 | 浴室・トイレ・洗面所(居間・事務所・店舗) |
| 接続パイプ径 | φ100mm |
| 埋込寸法 | 215mm角 |
| 羽根径 | φ115mm |
| 外形寸法 | 高さ204 × 幅358.5 × 奥行286mm |
| 電源 | 単相100V |
| 消費電力 | 13.5W(50Hz)/16W(60Hz) |
| 風量 | 125m³/h(50Hz)/130m³/h(60Hz) |
| 騒音値 | 28.5dB(50Hz)/29dB(60Hz) |
| 質量 | 2.2kg |
| 発売日・価格 | 2024年6月3日/27,100円(税別)※事業者向け積算見積価格 |
| JANコード | 4902901984976 |
※騒音値は無響室での測定値です。実際の据付状態では反響音を含むため、これより高くなります。
機能面では、30年以上の技術進歩がそのまま差になっています。主な進化点は次のとおりです。
- グリル部と羽根部にデュアルバリアマテリアルを採用し、汚れの付着を抑制
- 高効率羽根「デルタシロッコファンβ」を採用し、同じ風量をより静かに送風
- 省電力設計の高効率モーターを採用
- 高密閉風圧式シャッターを搭載し、停止時の逆流を抑制
- ダクト接続口が段付構造で、フレキダクトのテーピングが容易
- 塩ビ管接続時にダクト方向を全方向7°まで微調整可能
- 速結端子接続・本体スライド脱着式で、将来のメンテナンスもしやすい
特に効いてくるのが「汚れにくさ」です。換気扇の運転音が年々大きくなる主な原因は羽根への汚れ堆積なので、汚れが付きにくいことは10年後・20年後の静かさと風量の維持に直結します。VD-10ZS3で経験された風量低下や騒音の悪化が、同じペースでは進みにくくなるということです。
他メーカーとの互換性
「せっかくなら他メーカーの製品も検討したい」というご相談もいただきますが、VD-10ZS3の交換に限っては、三菱電機の取替専用機種を選ぶことを強くおすすめします。
| 選択肢 | 埋込寸法 | パイプ径 | 交換のしやすさ |
|---|---|---|---|
| 三菱電機 VD-10ZSJ14 | 215mm角 | φ100mm | ◎ 取替専用機種 |
| 三菱電機 VD-13ZSC14 | 要確認 | φ100mm | ○ 公式の現行品候補 |
| 他社の汎用天井埋込形 | 175〜180mm角が主流 | φ100mm | △〜× 開口の不一致が起こりやすい |
理由は開口寸法にあります。他社の一般的な天井埋込形換気扇は埋込寸法175〜180mm角が主流で、VD-10ZS3の開口部に対しては小さすぎるケースが多くなります。開口が余ると、グリルで隠しきれずに天井の補修が必要になり、追加費用と工期が発生します。
また、天井裏の懐(ふところ)の余裕や取付金具の位置も製品ごとに異なります。1990年代前半の施工では、現在の製品が想定する寸法どおりに納まらないこともあるため、汎用品を選ぶほど現地でのリスクが増えます。
その点、VD-10ZSJ14はVD-10ZSシリーズからの取替を前提に設計されているため、追加工事の可能性を最小限に抑えられます。これがコスト面でも工期面でも有利に働きます。
VD-10ZS3交換の方法と工事の流れ
DIYはできる?(結論:資格が必要です)
先に結論をお伝えすると、VD-10ZS3の交換をDIYで行うことはできません。
VD-10ZS3も後継のVD-10ZSJ14も、電源コードとコンセントで接続するのではなく、天井裏の電源線を本体の端子に直結する方式です。この「電線を器具に接続する作業」は電気工事士法で定められた作業にあたり、無資格で行うと法令違反となります。感電や火災のリスクも当然あります。
加えてVD-10ZS3の場合は、浴室での使用時にアース工事(D種接地工事)が必須であり、これも有資格者の作業です。
参考までに、有資格者が行う場合の手順は次のとおりです。
- 分電盤で該当回路のブレーカーを切り、検電器で無電圧を確認する
- グリルのバネを外し、グリルを取り外す(錆びている場合は慎重に)
- 本体の取付ネジを緩め、本体を手前に引き出す
- 電源線を外す(配線位置を写真で記録しておく)
- ダクトのテーピングを外し、ダクトを切り離して状態を確認する
- 開口部と天井裏を清掃し、下地の状態を点検する
- VD-10ZSJ14を開口部に納め、ダクトを接続してテーピングする
- 速結端子に電線を差し込み、アース線を確実に接続する
- 本体を固定し、グリルを取り付けてブレーカーを復旧、試運転で確認する
ご自身でできるのは、グリルを外して羽根やグリルを清掃するところまでです。ただしVD-10ZS3の年代の機種はグリルのバネが劣化していることが多く、清掃時に破損させてしまうと部品が入手できません。無理はなさらないでください。
業者依頼の流れ
換気生活にご依頼いただいた場合の流れは次のとおりです。
| STEP | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | お問い合わせ | LINEまたはフォームから。型番シールと設置場所の写真を送っていただくとスムーズです |
| 2 | お見積もり | 本体・工事・処分・出張費をすべて含んだ総額をご提示。相談・見積もりは完全無料です |
| 3 | 現地調査・日程調整 | 30年以上経過した設置環境では、ダクトや配線の状態確認が重要になります |
| 4 | 交換工事 | 養生 → 既存機の取り外し → ダクト・配線の点検 → 新機設置 → アース工事 → 試運転 |
| 5 | お引き渡し | 動作確認とお手入れ方法をご説明。取り外した旧機はそのまま引き取ります |
| 6 | アフター保証 | 取り付け後10年間の保証をご用意しています |
依頼前に押さえておきたい注意点
- 型番を必ず確認する ── グリルを外すと本体側面に型番シールがあります。「VD-10ZS3」なのか「VD-10Z3」なのかで、選ぶ後継機種がまったく変わります
- 開口寸法は現地で実測する ── 1990年代前半の施工では、図面どおりに開口されていないことがあります
- ダクトと配線の点検を含める ── 30年超の設置環境では、本体だけ新しくしても性能が出ないことがあります
- 見積もりは総額で比較する ── 本体価格だけが安くても、工事費・処分費・出張費が別途加算されると総額は逆転します
- 保証内容を確認する ── メーカー保証は通常1年です。工事後の保証年数は業者によって大きく異なります
- 賃貸・分譲マンションの場合 ── 管理会社や管理組合への事前確認が必要なことがあります
- 同時交換を検討する ── 同時期に設置された他の換気扇も同様に劣化しています。まとめて交換すると出張の手間が一度で済みます
VD-10ZS3交換・後継機種に関するよくある質問
Q. VD-10ZS3はまだ購入できますか?
A. できません。VD-10ZS3は1994年に生産を終了しており、補修用性能部品の保有期間も満了しています。後継機種のVD-10ZSJ14へお取り替えください。
Q. 天井の穴を広げる工事は必要ですか?
A. 原則として不要です。VD-10ZSJ14は「VD-10ZS従来タイプ取替専用機種」として設計されており、接続パイプφ100mm・埋込寸法215mm角に対応します。ただし1990年代前半の施工では開口が図面どおりでないこともあるため、現地での実測をおすすめします。
Q. まだ動いていますが、交換したほうがいいですか?
A. はい、おすすめします。VD-10ZS3は生産終了から30年以上が経過しており、修理用の部品はすでに供給されていません。故障してから手配するより、計画的に交換したほうが工期も費用も読みやすくなります。
Q. VD-10ZS3とVD-10Z3は何が違いますか?
A. 別の機種です。取替の際に選ぶ後継機種も異なります。VD-10ZS3の現行品はVD-10ZSJ14、VD-10Z3の現行品はVD-10Z14などが案内されています。型番シールの「S」の有無を必ずご確認ください。
Q. 電気代は安くなりますか?
A. VD-10ZSJ14の消費電力は13.5W(50Hz)/16W(60Hz)です。VD-10ZS3の公表値は現在確認できないため単純比較はできませんが、劣化した換気扇はモーターに負荷がかかって効率が落ちているため、新品への交換で本来の性能に戻ります。
Q. 掃除では直りませんか?
A. 汚れによる風量低下であれば清掃で改善する場合があります。しかしVD-10ZS3の年代では、モーターの軸受け摩耗やシャッターのバネ劣化が同時に進んでいることがほとんどで、清掃では改善しません。
Q. 工事は何時間くらいかかりますか?
A. 標準的な現場で1台あたり1時間前後です。ネジやバネの固着、ダクトの劣化がある場合は追加の作業時間が必要になることもあります。
Q. スイッチも一緒に交換できますか?
A. 可能です。VD-10ZSJ14の運転にはコントロールスイッチが必要で、スイッチは別売となっています。30年以上使われたスイッチも劣化しているため、同時交換をご相談ください。
まとめ|VD-10ZS3の交換と後継機種選び
VD-10ZS3の後継機種は、三菱電機のVD-10ZSJ14です。メーカー公式サイトでVD-10ZS3の現行品として案内されており、しかも「VD-10ZS従来タイプ取替専用機種」として設計されています。接続パイプφ100mm・埋込寸法215mm角に対応し、多くの現場では天井の造作工事なしで交換が完了します。
後継機種を選ぶメリットは、工事の確実性だけではありません。グリル部と羽根部のデュアルバリアマテリアル、高効率羽根「デルタシロッコファンβ」、省電力設計の高効率モーターといった30年分の技術進歩がそのまま入っています。汚れが付きにくくなったことで、VD-10ZS3で経験された風量低下や運転音の悪化が同じペースでは進みにくくなる点は、長く使ううえで大きな価値があります。
一方で、交換を先延ばしにするリスクは年々大きくなります。VD-10ZS3は補修用部品の供給がすでに終了しているため、故障したその日から換気が止まります。浴室や洗面所の換気が止まれば、湿気がこもってカビが発生し、建材そのものの傷みにつながります。停止してから慌てて手配するより、動いているうちに計画的に交換したほうが、費用も日程も自分でコントロールできます。
そしてVD-10ZS3の交換には電気工事士の資格が必要です。浴室ではアース工事も必須となるため、DIYでは対応できません。取替専用機種VD-10ZSJ14を軸に、ダクトや配線の状態まで含めて現地調査を行い、本体・工事・処分・出張費を含めた総額と保証内容で業者を比較することが、失敗しない交換のポイントです。
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