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VD-13ZC7の交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

浴室やトイレの天井から低い唸り音が聞こえる、入浴後の湿気がなかなか抜けない——。そんな症状が出ている天井埋込形換気扇が三菱電機のVD-13ZC7であれば、修理ではなく交換を検討する段階です。

結論から先にお伝えします。VD-13ZC7の後継機種は、三菱電機のVD-13ZC14です。三菱電機の公式サイト(WIN2K)でVD-13ZC7の現行品として案内されている機種で、接続パイプφ100mm・埋込寸法205mm角という取付条件がVD-13ZC7とまったく同じです。天井の開口部やダクトをそのまま流用でき、多くの現場では30分〜1時間ほどで交換が完了します。

ただし注意点があります。VD-13ZC7は2007年6月発売・2010年生産終了の製品です。いま動いていても設置から15年以上が経過している計算で、換気扇の耐用年数(一般に10〜15年)を超えています。補修用性能部品の保有期間もすでに満了しているため、故障した場合の選択肢は本体交換の一択です。

また、VD-13ZC7の交換には電気工事士の資格が必要です。電源を速結端子で直結するタイプのため、DIYでの取り外し・取り付けはできません。この記事では、VD-13ZC7の仕様と後継機種VD-13ZC14との違い、実際の交換作業の流れ、費用の目安、業者に依頼する際の注意点までを写真とあわせて解説します。

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目次

VD-13ZC7交換の結論まとめ

急いでいる方のために、VD-13ZC7の交換で押さえておくべきポイントを先にまとめます。

項目内容
旧機種VD-13ZC7(三菱電機/天井埋込形換気扇 低騒音・クールホワイト)※2007年6月発売・2010年生産終了
後継機種VD-13ZC14(三菱電機/サニタリー用 低騒音形)※メーカー公式の現行品
交換費用の目安おおよそ23,000〜38,000円程度(本体+標準工事+既存機の処分費込み)。天井の状態やダクト・配線の状況によって変動します。詳しい見積もり価格はLINEからお問い合わせください。
工事時間約30分〜1時間(1台あたり・標準的な現場の場合)
DIY可否不可。電源を速結端子で直結するため、電気工事士の資格が必要です
開口部の加工原則不要。VD-13ZC14はVD-13ZC7と同じ埋込205mm角・接続パイプφ100mmです
おすすめの交換方法同一シリーズの後継機種VD-13ZC14へ、有資格の専門業者による交換

VD-13ZC7は「13シリーズ」に属するモデルで、埋込寸法205mm角・羽根径φ115mmという、10シリーズ(埋込180mm角・羽根径φ100mm)よりひと回り大きな設計です。1坪以上の浴室や、ダクトの長い間取りに対応するために選ばれてきました。

そのため、交換時に「同じφ100mmだから」と10シリーズの機種を選んでしまうと、開口寸法が合わず天井の補修が必要になるうえ、風量も落ちてしまいます。シリーズをまたがず、同じ13シリーズの後継機種を選ぶことが大前提です。

なお、メーカー公式サイトではVD-13ZC7の現行品としてVD-13ZC14に加えてVD-13ZVC7も併記されています。こちらは24時間換気機能付きの定風量タイプで、24時間換気を前提とした住宅ではこちらが適する場合もあります。最終的な機種選定は現地調査のうえでご相談ください。

実際のVD-13ZC7交換の様子

ここからは、実際にVD-13ZC7をVD-13ZC14へ交換した現場の様子を、作業の順番どおりに追っていきます。「業者に頼むと天井をどこまで触られるのか」が気になる方は、この章を読めば当日のイメージがつかめるはずです。

Before|築17年、浴室のVD-13ZC7

お伺いしたのは築17年の戸建て住宅。1.25坪の浴室の天井に、白い十字格子のグリルが見えます。ご相談は「換気扇をつけっぱなしにしても、翌朝まで浴室の壁が乾かない。音も年々大きくなっている」という内容でした。

グリルを外して本体側面の型番シールを確認すると「VD-13ZC7」。三菱電機の資料では2007年6月発売の機種ですから、設置から17年ほど経過していることになります。

内部を見ると、羽根(シロッコファン)の一枚一枚に湿気を含んだホコリが厚く積もり、羽根の隙間が半分近く埋まった状態でした。13シリーズは羽根径φ115mmと大きいぶん風量にも余裕がある設計ですが、ここまで目詰まりすると本来の性能は出ません。手で回してみると引っかかるような重い手応えがあり、軸受けの摩耗も進んでいました。

お客様に現状をご説明したうえで、「掃除では改善が見込めない段階」と判断し、後継機種VD-13ZC14への交換をご提案しました。

取り外し作業|まずはブレーカーを落とすところから

作業はブレーカーを落とすところから始まります。天井埋込形換気扇は本体上部の速結端子に電源が直結されているため、通電したままの作業は絶対に行いません。分電盤で該当回路を切ったあと、検電器で無電圧を確認します。

次に、グリル両サイドのバネを内側につまんで外し、グリル本体を取り外します。17年使った機種はバネが硬くなっていることが多く、無理に引っ張ると天井のクロスを破いてしまうため、片側ずつゆっくり外していきます。

グリルが外れたら、本体を天井に固定している取付ネジを緩めます。VD-13ZC7はスライド脱着式なので、ネジを緩めれば本体を手前にスライドさせて引き出せる構造です。ただし13シリーズは10シリーズより本体が大きいぶん、引き出す際に天井材や配管に当たらないよう気を配ります。

配線処理|速結端子から電線を外す

本体を少し引き出したところで、上面にある速結端子から電線を抜きます。速結端子は差し込むだけで結線できる代わりに、外すときは専用の解除穴に細いマイナスドライバーを差し込みながら電線を引き抜く必要があります。

このとき、電圧側・接地側・アース線がそれぞれどの端子に入っていたかを必ず記録しておきます。VD-13ZC14も同じ速結端子方式ですが、配線を取り違えると正常に動作しないだけでなく、感電や故障の原因になります。浴室に設置する機種のためアース工事(D種接地工事)も必須です。

あわせてダクトの接続部も確認します。今回はアルミフレキシブルダクトがテーピングで固定されていましたが、17年分の湿気でテープが硬化して剥がれかけていました。テープを切って慎重に取り外し、ダクト内部に溜まっていたホコリを清掃してから接続し直しています。

新型設置|VD-13ZC14を天井に納める

取り外した開口部に、新しいVD-13ZC14を差し込みます。埋込寸法はどちらも205mm角、接続パイプもφ100mmで一致しているため、天井を削ったり埋めたりする加工は一切必要ありませんでした。

VD-13ZC14はダクト接続口が段付構造になっており、フレキダクトをかぶせたあとのテーピングがしやすい設計です。また塩ビ管接続時にはダクト方向を全方向7°まで微調整できるため、既存配管の角度が多少ずれていても無理なく接続できます。

ダクトを接続し、速結端子に電線を差し込み、アース線を確実に締め付けたら、本体を天井にスライドさせて固定ネジを締めます。

After|浴室の乾きが目に見えて変わった

グリルを取り付けてブレーカーを復旧し、試運転を行います。グリルにティッシュを当てると、以前とは比べものにならない力でしっかり吸い付きました。

カタログ上の騒音値はVD-13ZC14で27.5dB(50Hz)/28.5dB(60Hz)ですが、これは無響室での測定値です。実際にお客様が比べられたのは「17年使い込んで汚れと軸受け摩耗で上乗せされた音」との差なので、体感の違いはカタログ値の比較よりはるかに大きくなります。

後日いただいたご連絡では、「入浴後に換気扇を回しておけば、朝には壁がしっかり乾くようになった」とのことでした。ここまでの作業時間は、養生と片付けを含めて約45分。天井まわりの汚れも清掃し、取り外したVD-13ZC7はそのまま持ち帰って処分しています。

VD-13ZC7とは?(特徴・仕様)

VD-13ZC7は、三菱電機のダクト用換気扇「天井埋込形・低騒音形」に位置づけられるモデルです。メーカーは当時、この機種を「ご好評のダクト用換気扇が省メンテナンスや省施工などの基本性能をさらに向上」と紹介していました。

特徴は大きく2つあります。ひとつは、埋込寸法205mm角・羽根径φ115mmという13シリーズならではのサイズ。10シリーズ(180mm角・φ100mm)より大きく、1坪以上の浴室やダクトの長い間取りでも十分な換気量を確保できます。

もうひとつは、ボディがプラスチック製である点です。同じ13シリーズにも金属ボディのVD-13Zシリーズがありますが、ZCシリーズは樹脂製のため湿気に強く、軽量で施工しやすいという利点があります。

三菱電機の公式資料で確認できる情報は次のとおりです。

項目VD-13ZC7の情報
メーカー三菱電機
分類ダクト用換気扇 天井埋込形/低騒音形
カラークールホワイト
発売日2007年6月16日
生産終了2010年
当時の価格16,200円(税別)※販売終了時点の事業者向け積算見積価格
JANコード4902901589584
接続パイプ径φ100mm
埋込寸法205mm角
材質シロッコファン(プラスチック製)/十字格子グリル(プラスチック製)
シャッター高密閉風圧式シャッター搭載
モーター省電力設計の高効率モーター
配線方式速結端子接続/スライド脱着式
現行の後継機種VD-13ZC14(ほかにVD-13ZVC7も現行品として案内)

※出典:三菱電機WIN2K(業務支援サイト)製品情報ページ。風量・騒音値などの詳細数値は現在公開されている資料では確認できないため、記載を控えています。実機の型番シールと納入仕様書でのご確認をおすすめします。

施工性の面では、テーピングしやすい段付構造のパイプガイド、塩ビ管接続時に全方向7°まで調整できるダクト接続口、速結端子接続、スライド脱着式といった工夫が盛り込まれており、これらは現行モデルにもそのまま受け継がれています。

とはいえVD-13ZC7は2010年に生産を終了した旧型品です。補修用性能部品の保有期間もすでに満了しているため、モーターやシャッターのバネといった部品は入手できません。故障した場合の選択肢は「修理」ではなく「本体交換」の一択となります。

VD-13ZC7の交換が必要なタイミング

VD-13ZC7は「壊れて止まったら交換」と考えられがちですが、実際には完全に停止する前から性能低下のサインが出ています。次の3つの観点でチェックしてみてください。

異音・換気不足

もっとも分かりやすいサインが音の変化です。次のような音が出ていれば、内部で何らかの劣化が進んでいます。

  • 「ゴー」「ブーン」という低い唸りが以前より大きい ── 羽根への汚れ堆積、またはモーター軸受けの摩耗
  • 「カラカラ」「カタカタ」という乾いた音 ── 羽根のバランス崩れ、異物の混入
  • 「キーン」という高い金属音 ── 軸受けの潤滑切れ。停止が近い状態です
  • 停止後に「バタン」と大きな音がする ── シャッターのバネ劣化

換気不足のほうは、音より気づきにくいのが厄介なところです。VD-13ZC7が設置されているのは1坪以上の浴室など、もともと換気量を必要とする空間であることが多いため、風量が落ちると影響がはっきり出ます。

「入浴後に鏡の曇りが引かない」「翌朝になっても浴室の壁が濡れている」「洗面所の床がいつも湿っぽい」「壁や天井の隅にカビが出てきた」といった変化は、風量低下のサインと考えてください。グリルにティッシュを一枚当ててみて、吸い付かずに落ちてしまうようなら、換気能力はかなり低下しています。

経年劣化

VD-13ZC7で起こりやすい経年劣化は、大きく4か所です。

劣化箇所症状交換の判断
モーター軸受け唸り音・高音の発生、回転が重い部品供給終了のため本体交換
羽根(シロッコファン)汚れの目詰まりによる風量低下清掃で戻らなければ交換
風圧式シャッター閉まりきらない、開閉音が大きいバネ部品は入手不可のため交換
ダクトテーピングの劣化・剥がれ、内部の詰まり本体交換とあわせて要点検

特にシャッターの不具合は、換気そのものは動いているため見逃されがちです。しかし閉鎖機能が落ちると、停止中に外気が逆流し、冬場の冷気や外のにおい、小さな虫の侵入につながります。「換気は効いているが、止めたあとが気になる」という状態も、立派な交換のサインです。

使用年数の目安

換気扇の耐用年数は一般に10〜15年とされ、三菱電機の補修用性能部品の保有期間も生産終了から一定年数で満了します。VD-13ZC7は2010年に生産を終了しているため、いま稼働している個体はすべて設置から15年以上が経過している計算です。

使用年数状態の目安推奨アクション
〜7年正常に動作するのが一般的年1〜2回のグリル清掃で維持
8〜10年風量低下・運転音の増加が出始める点検を受け、交換の検討を開始
11〜14年軸受け摩耗・シャッター劣化が進行交換を強く推奨
15年〜(VD-13ZC7該当)いつ停止してもおかしくない早急に交換

浴室のように高温多湿の環境では、上の目安より早く劣化が進みます。24時間換気として常時運転している場合も同様です。「まだ回っているから大丈夫」ではなく、異音や風量低下というサインが出ている段階で動くことをおすすめします。

VD-13ZC7の後継機種と互換性

公式後継機種の型番はVD-13ZC14

VD-13ZC7の現行後継機種は、三菱電機のVD-13ZC14です。三菱電機の業務支援サイトWIN2Kにおいて、VD-13ZC7の「現行品」として案内されています。

VD-13ZC7からは直接ではなく、次のように世代を重ねて現在の型番にたどり着いています。

VD-13ZC7→ VD-13ZC9→ VD-13ZC12→ VD-13ZC13→ VD-13ZC14
生産終了生産終了生産終了生産終了現行機種

世代は進んでいますが、接続パイプφ100mm・埋込寸法205mm角という取付に関わる寸法は一貫して据え置かれています。そのためVD-13ZC7からVD-13ZC14への交換は、間の世代を飛ばしても問題なく行えます。VD-13ZC14はVD-13ZC13の後継にあたる現行モデルで、メーカー希望小売価格は24,600円(税別)です。

サイズ・性能の違いを比較

VD-13ZC7とVD-13ZC14の主な項目を並べると、取付に関わる条件はすべて共通であることが分かります。

項目VD-13ZC7(旧)VD-13ZC14(後継)判定
接続パイプ径φ100mmφ100mm同一
埋込寸法205mm角205mm角同一
ボディ材質プラスチックプラスチック同一
グリル十字格子(プラスチック)十字格子(プラスチック)同一
配線方式速結端子接続速結端子接続同一
本体着脱スライド脱着式本体スライド脱着式同一
羽根シロッコファンデルタシロッコファンβ効率向上
汚れ対策記載なしグリル部と羽根部にデュアルバリアマテリアル新搭載

そして、VD-13ZC14の詳細な仕様は次のとおりです。

項目VD-13ZC14の仕様
分類ダクト用換気扇 天井埋込形/サニタリー用・低騒音形(局所換気タイプ・十字格子)
用途浴室・トイレ・洗面所(居間・事務所・店舗)
接続パイプ径φ100mm
埋込寸法205mm角
羽根径φ115mm
外形寸法高さ210 × 幅351 × 奥行286mm
電源単相100V
消費電力13W(50Hz)/15.5W(60Hz)
風量125m³/h(50Hz)/130m³/h(60Hz)
騒音値27.5dB(50Hz)/28.5dB(60Hz)
質量1.6kg
材質本体・羽根・グリル:プラスチック製
旧品番VD-13ZC13
価格24,600円(税別)※事業者向け積算見積価格

※騒音値は無響室での測定値です。実際の据付状態では反響音を含むため、これより高くなります。

機能面での主な進化点は次のとおりです。

  • グリル部と羽根部にデュアルバリアマテリアルを採用し、汚れの付着を抑制
  • 高効率羽根「デルタシロッコファンβ」を採用し、同じ風量をより静かに送風
  • 省電力設計の高効率モーターを採用
  • 高密閉風圧式シャッターを搭載し、停止時の逆流を抑制
  • ダクト接続口が段付構造で、フレキダクトのテーピングが容易
  • 塩ビ管接続時にダクト方向を全方向7°まで微調整可能
  • 速結端子接続・本体スライド脱着式で、将来のメンテナンスもしやすい

特に効いてくるのが「汚れにくさ」です。換気扇の運転音が年々大きくなり、風量が落ちていく主な原因は羽根への汚れ堆積なので、グリル部と羽根部の両方で汚れが付きにくくなったことは、10年後・20年後の性能維持に直結します。VD-13ZC7で経験された風量低下や騒音の悪化が、同じペースでは進みにくくなるということです。

他メーカーとの互換性

「せっかくなら別メーカーにしたい」というご相談もいただきますが、天井埋込形換気扇の場合は同一メーカーの後継機種を選ぶのが基本です。理由は開口寸法にあります。

選択肢埋込寸法パイプ径交換のしやすさ
三菱電機 VD-13ZC14205mm角φ100mm◎ そのまま交換可能
三菱電機 VD-13ZVC7要確認φ100mm○ 公式の現行品候補
三菱電機 VD-10ZC14180mm角φ100mm× 開口が合わず風量も低下
他社の汎用天井埋込形175〜180mm角が主流φ100mm△〜× 開口の不一致が起こりやすい

もっとも多い失敗が、同じ三菱電機でもシリーズを間違えてしまうケースです。VD-10ZC14は埋込寸法180mm角で、VD-13ZC7の開口部(205mm角)より25mm小さいため、そのまま取り付けると隙間が生じます。しかも羽根径がφ100mmと小さく、風量も落ちてしまいます。

他社の汎用品も同様で、埋込寸法175〜180mm角が主流のため、VD-13ZC7の開口部に対しては小さすぎます。グリルで隠しきれない場合は天井の補修が必要になり、追加費用と工期が発生します。取付金具の位置や本体高さも製品ごとに異なるため、天井裏の懐(ふところ)に余裕がない現場では収まらないこともあります。

こうした理由から、確実かつ追加費用を抑えて交換するなら、同一シリーズの後継機種であるVD-13ZC14が最有力の選択肢になります。

VD-13ZC7交換の方法と工事の流れ

DIYはできる?(結論:資格が必要です)

先に結論をお伝えすると、VD-13ZC7の交換をDIYで行うことはできません。

VD-13ZC7は電源コードとコンセントで接続されているのではなく、天井裏の電源線を本体上部の速結端子に直結する方式です。この「電線を器具に接続する作業」は電気工事士法で定められた作業にあたり、無資格で行うと法令違反になります。火災や感電のリスクも当然あります。

「速結端子は差し込むだけだから簡単そう」と思われるかもしれませんが、差し込みが簡単なことと資格が不要であることはまったく別の話です。加えて浴室に設置する場合はアース工事(D種接地工事)が必須であり、これも有資格者の作業です。

参考までに、有資格者が行う場合の作業手順は次のとおりです。

  1. 分電盤で該当回路のブレーカーを切り、検電器で無電圧を確認する
  2. グリル両サイドのバネを内側につまんで外し、グリルを取り外す
  3. 本体の取付ネジを緩め、本体を手前にスライドさせて引き出す
  4. 速結端子の解除穴にマイナスドライバーを差し込み、電線を抜く(配線位置を記録)
  5. ダクトのテーピングを外し、ダクトを切り離して状態を確認する
  6. 新しいVD-13ZC14を開口部に納め、ダクトを接続してテーピングする
  7. 速結端子に電線を差し込み、アース線を確実に接続する
  8. 本体を固定し、グリルを取り付けてブレーカーを復旧、試運転で確認する

ご自身でできるのは、グリルを外して羽根やフィルターを清掃するところまでと考えてください。

業者依頼の流れ

換気生活にご依頼いただいた場合の流れは次のとおりです。

STEP内容ポイント
1お問い合わせLINEまたはフォームから。既存機の型番シールと設置場所の写真を送っていただくとスムーズです
2お見積もり本体・工事・処分・出張費をすべて含んだ総額をご提示。相談・見積もりは完全無料です
3日程調整ご都合のよい日時を調整。所要時間は1台あたり30分〜1時間が目安です
4交換工事養生 → 既存機の取り外し → ダクト点検 → 新機設置 → アース工事 → 試運転
5お引き渡し動作確認とお手入れ方法をご説明。取り外した旧機はそのまま引き取ります
6アフター保証取り付け後10年間の保証をご用意しています

依頼前に押さえておきたい注意点

  • 型番を必ず確認する ── グリルを外すと本体側面に型番シールがあります。「VD-13ZC7」なのか「VD-10ZC7」なのかで、選ぶ後継機種が変わります
  • シリーズの数字を見落とさない ── 13シリーズは埋込205mm角、10シリーズは180mm角。25mmの違いが天井の補修工事につながります
  • 見積もりは総額で比較する ── 本体価格だけが安くても、工事費・処分費・出張費が別途加算されると総額は逆転します
  • 保証内容を確認する ── メーカー保証は通常1年です。工事後の保証年数は業者によって大きく異なります
  • 同時交換を検討する ── 浴室とトイレなど複数台をまとめて交換すると、出張の手間が一度で済みます
  • 賃貸・分譲マンションの場合 ── 管理会社や管理組合への事前確認が必要なことがあります
  • 天井裏の状況を伝える ── 点検口の有無、ダクトの劣化、断熱材の状況によって作業内容が変わります

VD-13ZC7交換・後継機種に関するよくある質問

Q. VD-13ZC7はまだ購入できますか?

A. VD-13ZC7は2010年に生産を終了しており、新規での入手は困難です。補修用性能部品の保有期間も満了しているため、現行の後継機種VD-13ZC14を選ぶのが確実です。

Q. 天井の穴を広げる工事は必要ですか?

A. 原則として不要です。VD-13ZC14はVD-13ZC7と同じ埋込205mm角・接続パイプφ100mmです。ただし過去に別機種への交換歴がある場合は、現地での確認が必要になることがあります。

Q. VD-13ZC7とVD-10ZC7は何が違いますか?

A. サイズが違います。VD-13ZC7は埋込205mm角・羽根径φ115mm、VD-10ZC7は埋込180mm角・羽根径φ100mmです。13シリーズのほうがひと回り大きく、風量にも余裕があります。後継機種もそれぞれVD-13ZC14、VD-10ZC14と分かれているため、型番の数字を必ずご確認ください。

Q. VD-13ZC7とVD-13Z7の違いは?

A. ボディの材質が異なります。VD-13ZC7はプラスチック(樹脂)ボディ、VD-13Z7は金属ボディです。消防署の指導により金属ボディが指定されている現場では、樹脂ボディの製品に交換できないことがあります。マンションや店舗の場合は特にご確認ください。

Q. 交換すると電気代は安くなりますか?

A. VD-13ZC14の消費電力は13W(50Hz)/15.5W(60Hz)です。VD-13ZC7の公表値は現在確認できないため単純比較はできませんが、劣化した換気扇はモーターに負荷がかかって効率が落ちているため、新品への交換で本来の性能に戻ります。

Q. 掃除では直りませんか?

A. 汚れによる風量低下が原因であれば、清掃で改善する場合があります。しかしモーターの軸受け摩耗やシャッターのバネ劣化が原因の場合、清掃では改善しません。掃除をしても異音や風量低下が続くなら、交換のタイミングです。

Q. 工事は何時間くらいかかりますか?

A. 標準的な現場で1台あたり30分〜1時間程度です。天井裏の状況やダクトの劣化具合によっては、追加の作業時間が必要になることもあります。

Q. スイッチも一緒に交換できますか?

A. 可能です。VD-13ZC14は運転にコントロールスイッチが必要な機種で、スイッチは別売となっています。15年以上使われたスイッチも劣化しているため、同時交換をご相談ください。

まとめ|VD-13ZC7の交換と後継機種選び

VD-13ZC7の後継機種は、三菱電機のVD-13ZC14です。接続パイプφ100mm・埋込寸法205mm角という取付条件がVD-13ZC7と一致しているため、天井の開口部やダクトをそのまま活かして交換でき、多くの現場では30分〜1時間で作業が完了します。

後継機種を選ぶメリットは、工事の確実性だけではありません。羽根が「デルタシロッコファンβ」へと進化し、グリル部と羽根部の両方にデュアルバリアマテリアルが採用されました。汚れが付きにくくなったことで、数年後の風量低下や運転音の悪化を抑えられる点は、長く使ううえで大きな価値があります。

一方で、交換を先延ばしにするリスクは小さくありません。VD-13ZC7は補修用部品の供給がすでに終了しているため、故障したその日から換気が止まります。VD-13ZC7が設置されているのは1坪以上の浴室など、もともと十分な換気量を必要とする空間です。換気が止まれば湿気がこもってカビが発生し、建材そのものの傷みにつながります。何より、換気扇はある日突然止まる設備です。異音や風量低下というサインが出ている段階で動くほうが、結果的に負担は軽く済みます。

そしてVD-13ZC7の交換には電気工事士の資格が必要です。浴室ではアース工事も必須となるため、DIYでは対応できません。同一シリーズの後継機種であるVD-13ZC14を選び、本体・工事・処分・出張費を含めた総額と保証内容で業者を比較することが、失敗しない交換のポイントです。

こんな悩みはありませんか?

音が大きくなってきた
吸い込みが弱く、においが残る
10年以上使用している

換気扇、浴室乾燥機、レンジフードの交換は、換気生活にお任せください。
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