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VD-10ZFC2の交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

三菱電機の「VD-10ZFC2」は、浴室ともう1室を1台でまかなう2部屋同時換気タイプのダクト用換気扇です。すでに生産を終了しており、交換する場合は後継の系譜にあたる現行機種「VD-10ZFC14」を選ぶのが基本となります。

VD-10ZFC14は天井埋込寸法215mm角、接続パイプ径φ100mmの2部屋換気タイプで、既存の開口部・ダクト・配線をそのまま使って入れ替えられるケースがほとんどです。工事時間はおおむね60〜90分が目安です。

押さえておきたいのは、これが「2部屋換気」機だという点です。浴室の本体グリルだけでなく、トイレや洗面所にある副吸込グリルもこの1台につながっています。1部屋用の機種に置き換えると、もう1室の換気が止まってしまいます。また速結端子で屋内配線と結線するため、交換には第二種電気工事士以上の資格が必要です。この記事では、実際の交換工事の流れを写真付きで追いながら、後継機種の選び方・費用・注意点までまとめて解説します。

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目次

VD-10ZFC2交換の結論まとめ

時間がない方のために、VD-10ZFC2の交換で押さえるべきポイントを先にまとめます。

項目結論
後継機種VD-10ZFC14(三菱電機 ダクト用換気扇・天井埋込形/サニタリー用・2部屋同時換気・低騒音形)。VD-10ZFC13の後継として発売された現行品
工事時間約60〜90分(ダクトが2本あるため1部屋用より少し長めになります)
DIY可否不可(速結端子で屋内配線と結線するため、第二種電気工事士以上の資格が必要)
おすすめの交換方法本体・工事・処分・出張費が一体になった専門業者への依頼。副吸込ダクトの取り回しやアース工事まで任せられる

【最重要】VD-10ZFC2は2部屋同時換気タイプです。浴室のほかにトイレや洗面所の換気も1台で担っているため、1部屋用の機種(VD-10Z14やVD-10ZC14など)に置き換えると、もう1室の換気が止まってしまいます。必ず同じ2部屋換気タイプへの交換をご検討ください。

型番の見分け方は簡単です。三菱電機のダクト用換気扇では、型番に「F」が入っているものが2部屋換気タイプ(VD-10ZFC…)。「F」がないVD-10ZC…は1部屋用です。この1文字の違いで機種がまったく変わりますので、本体ラベルは末尾まで正確にご確認ください。

実際のVD-10ZFC2交換の様子

ここからは、実際にVD-10ZFC2を後継機種のVD-10ZFC14へ交換したときの流れを、作業の順にご紹介します。「2部屋分の工事だと大がかりになる?」「その日のうちにお風呂は使える?」という不安を、現場の実際の様子から解消していきましょう。

Before:交換前のVD-10ZFC2

お客様からのご相談は「浴室の換気扇から低い唸り音が出るようになった。ついでに気になっているのが、隣のトイレの天井にある小さなグリル。あれも吸いが弱い気がする」というものでした。実はこの2つ、同じ1台の換気扇につながっています。

現地で浴室の本体グリルを外して型番を確認すると「VD-10ZFC2」。トイレ天井のグリルは副吸込グリルで、ダクトで浴室の本体につながっている構成でした。羽根には湯垢混じりのホコリが層になって固着し、副吸込グリルの裏側にもホコリがびっしり。ティッシュを近づけると、浴室側でも弱く、トイレ側ではほとんど吸い付きません。埋込寸法と接続パイプ径を確認し、同じ2部屋換気タイプの現行機種に入れ替えられると判断して作業を開始しました。

取り外し作業:本体グリルと副吸込グリルを外す

最初に行うのは電源の遮断です。分電盤で該当ブレーカーを落とし、検電器で無通電を確認してから手をつけます。天井裏の配線を扱う作業になるうえ、浴室は水気が多い環境ですので、ここは省略できません。

次に浴槽と床を養生シートで覆い、脚立を設置します。2部屋換気タイプでは、浴室の本体グリルとトイレ側の副吸込グリルの両方を取り外します。グリルはバネで留まっているので手前に引けば外れますが、外した瞬間に天井裏のホコリが落ちてくるため、どちらの部屋も養生が必要です。グリルを外したら、本体を天井下地に固定しているネジをゆるめていきます。

配線処理:速結端子と2本のダクトを外す

VD-10ZFC2は速結端子接続の機種で、天井裏から出ている屋内配線が本体の端子に直接差し込まれています。専用の解除穴を押しながらケーブルを抜くのがコツで、力任せに引っ張ると芯線が傷むため慎重に処理します。作業前に配線の接続位置を写真に残しておくのも鉄則です。

2部屋換気タイプでここが1部屋用と違うのは、ダクトが2本あることです。屋外へ向かう排気ダクトと、もう1室から空気を引き込む副吸込ダクト。それぞれの接続口と向きを写真に記録してから切り離します。取り外した後は両方のダクト内部を点検。今回は副吸込側のダクトにホコリが厚く堆積しており、トイレ側の吸いが弱かった原因はここにもありました。ダクト清掃まで行って初めて、本来の性能が戻ります。

新型設置:後継機種VD-10ZFC14を取り付ける

新しいVD-10ZFC14を開梱し、旧機種と並べて寸法を照合します。埋込寸法215mm角、接続パイプφ100mmで、既存の開口部にそのまま収まりました。天井の切り直しは不要です。

VD-10ZFC14は本体スライド脱着式なので、開口部に差し込んでスライドさせるだけで所定の位置に収まります。副吸込口は3方向から選択できるため、既存の副吸込ダクトの向きに合わせて無理なく接続できました。ダクト接続口は段付構造でテーピングがしやすく、塩ビ管接続時には全方向7°の微調整も可能です。電源は速結端子で結線し、記録写真と照合。浴室設置のため、アース工事も忘れずに行いました。

After:交換完了と試運転

両方のグリルを装着し、ブレーカーを復帰させて試運転を行います。2部屋換気タイプで大切なのは、浴室とトイレの両方で吸い込みを確認することです。浴室側はもちろん、トイレ側の副吸込グリルにもティッシュがしっかり吸い付き、お客様も「トイレの方はもう諦めていました」と驚かれていました。

あわせて、本体と副吸込側の風量割合は約2対1という設計であることをご説明。トイレ側の吸い込みが浴室より控えめなのは仕様であって不具合ではない、という点もお伝えしました。養生を撤去し、取り外した旧機種を回収して作業終了。今回の現場はダクト清掃を含めて約80分でした。お風呂はその日の夜から通常どおりお使いいただけます。

VD-10ZFC2とは?(特徴・仕様)

VD-10ZFC2は、三菱電機のダクト用換気扇シリーズに属する天井埋込形のモデルです。型番の「F」が示すとおり2部屋同時換気タイプで、1台の本体で浴室ともう1室(トイレ・洗面所など)をまとめて換気します。サニタリー用として、マンションや戸建ての水まわりで広く採用されてきました。

【📷写真】製品本体の外観イメージ

図:2部屋換気タイプ ダクト用換気扇の外観と埋込寸法(寸法は後継機種VD-10ZFC14の公表値)

VD-10ZFC2と後継機種VD-10ZFC14に共通する主な仕様は以下のとおりです。

項目仕様
メーカー三菱電機
種類ダクト用換気扇(天井埋込形)・低騒音形
換気タイプ2部屋同時換気(浴室+もう1室)
用途サニタリー用:浴室・トイレ・洗面所(居間・事務所・店舗)
埋込寸法215mm角
接続パイプ径φ100mm
外形寸法高さ210×幅398×奥行286mm
質量約2.0kg
換気風量120m³/h(50Hz)/125m³/h(60Hz)
騒音値27dB(50Hz)/27.5dB(60Hz)
消費電力13W(50Hz)/15.5W(60Hz)
材質ボディ・ファン(シロッコファン)・グリル(十字格子)いずれもプラスチック製
電源単相AC100V(速結端子接続)

※ 寸法・風量・騒音値・消費電力は後継機種VD-10ZFC14の公表値です。VD-10ZFC2は古い世代の機種のため、据付前には現地での実測確認を行います。

この機種を理解するうえで最も大切なのが「2部屋同時換気」という仕組みです。

図:2部屋同時換気タイプの仕組み

浴室の天井に埋め込まれた本体が主吸込を担い、トイレや洗面所などもう1室からはダクトでつながった副吸込グリルを通じて空気を吸い込み、まとめて屋外へ排気します。本体と副吸込側の風量割合は出荷時で約2対1に設定されており、この割合は変更できません。トイレ側の吸い込みが浴室より控えめに感じられるのは、こうした設計によるものです。

そのほかの特徴として、次の5点が挙げられます。

  • 副吸込グリル付。グリル部分は着脱可能で、お手入れができる
  • 副吸込口は3方向から選択可能。既存ダクトの向きに合わせて据付けられる
  • 高効率羽根「デルタシロッコファンβ」と省電力設計の高効率モーターを採用
  • 高密閉風圧式シャッター搭載。運転していないときの外気の逆流を抑える
  • 本体スライド脱着式・速結端子接続で、施工性に配慮した設計

【注意】浴室と他部屋で使用する場合、本体は必ず浴室側に据付ける必要があります。また、浴室など湿気の多い場所で使用する場合は必ずアース工事を行ってください。冬場や湯気の量が多いときにグリルから水滴が落ちることがありますが、これは異常ではありません。

VD-10ZFC2の交換が必要なタイミング

換気扇は静かに壊れていく設備です。ある日突然止まるより先に、必ず前兆が出ます。VD-10ZFC2はすでに生産を終了している古い世代の機種ですので、お使いのものは交換目安の10年を大きく超えている可能性が高いとお考えください。

異音・換気不足

最も分かりやすいサインが音の変化です。「ブーン」という低い唸り、「キーキー」という金属音、「フォーッ」という風切り音が出てきたら、モーターの軸受け(ベアリング)の摩耗や、汚れによる回転バランスの崩れが起きているサインです。この段階まで来ると、掃除では改善しないことがほとんどです。

換気能力のチェックは、ティッシュ1枚で簡単にできます。2部屋換気タイプでは、両方の部屋で確認するのがポイントです。

  1. 換気扇のスイッチを入れる
  2. 浴室の本体グリルの前にティッシュを1枚かざす
  3. 続いてトイレ(または洗面所)の副吸込グリルでも同じように確認する
  4. どちらかでもすぐ落ちる・ふわつくだけなら換気能力が低下している

2部屋換気タイプ特有のサイン:「浴室は吸うのにトイレはほとんど吸わない」という症状は、副吸込ダクト内のホコリ詰まりや、風量調節板のズレが疑われます。本体を交換しても副吸込ダクトを清掃しなければ改善しないため、点検時にダクトの状態もあわせて確認してもらってください。

浴室に設置されている場合は、「お湯を抜いて一晩換気しても壁や床が乾かない」「鏡の曇りが取れにくくなった」「ドアパッキンにカビが出やすくなった」といった症状が換気不足のサインです。三菱電機の取扱説明書でも、入浴後は湯を抜くか浴槽にフタをして3時間以上換気扇を運転し、浴室を乾燥させることが推奨されています。この運転をしても乾かないなら、換気扇を疑うタイミングです。

経年劣化

ダクト用換気扇は本体が天井裏にあるため、内部の汚れが目に入りにくい設備です。浴室に設置されている場合、湯気に含まれた湯垢や皮脂が羽根やグリルに付着し、乾いて固着していきます。汚れが厚くなると回転バランスが崩れて振動や騒音の原因になり、モーターへの負荷も増していきます。

次のような症状が見られたら、経年劣化が進んでいる状態です。

  • グリルを外すと羽根に黒っぽい汚れがこびりついている
  • グリルの樹脂が黄ばんでいる、割れている、バネが効かず落ちてくる
  • 副吸込側の部屋だけ、明らかに吸い込みが弱くなっている
  • 運転中に天井から響くような振動音がする
  • 運転が途中で止まる・止まったり動いたりを繰り返す

すぐに使用を中止してご相談ください:焦げくさいにおいがする、ブレーカーが落ちる——これらはいずれも内部で異常が起きているサインです。運転を止め、ブレーカーを切ったうえで点検をご依頼ください。天井裏に設置されている機器なので、異常のまま使い続けるリスクは小さくありません。

使用年数の目安

一般的に、住宅用換気扇の交換目安は設置から約10年とされています。加えて三菱電機は、取扱説明書のなかで換気扇の補修用性能部品を製造打切り後6年間保有すると案内しています。VD-10ZFC2はすでに生産を終了して久しい機種ですので、故障してから部品修理で対応するのは現実的ではなく、本体ごとの交換が基本になります。

2部屋換気タイプの場合、止まったときの影響が1部屋用より大きい点にもご注意ください。浴室だけでなく、トイレや洗面所の換気も同時に止まってしまうためです。

使用年数推奨アクション
〜7年定期清掃で対応。両方の部屋で吸い込みを確認しておく
8〜10年交換を検討し始める時期。見積もりを取っておくと安心
10年以上交換推奨。止まると2部屋分の換気が同時に失われる

VD-10ZFC2の後継機種と互換性

公式後継機種の型番

VD-10ZFC2の現行後継機種は「VD-10ZFC14」です。三菱電機のVD-10ZFCシリーズは長期間にわたって明確な後継関係が保たれており、VD-10ZFC9 → VD-10ZFC10 → VD-10ZFC13 → VD-10ZFC14(現行品)と世代交代を重ねてきました。いずれも埋込215mm角・接続パイプφ100mmという基本条件が引き継がれています。

型番選定の要点:「F」=2部屋換気タイプ。VD-10ZFC14が該当します。「F」なしのVD-10ZC14・VD-10Z14は1部屋用なので置き換えできません。なお、DCブラシレスモーター搭載で24時間換気機能が付いた定風量タイプ「VD-10ZFVC」シリーズもありますが、これは別系統の機種です。

また、10・13・15といった数字は本体サイズと風量の区分を示しています。VD-10ZFCは埋込215mm角、VD-15ZFCは埋込260mm角と、同じ2部屋換気タイプでも寸法が異なります。ご自宅の型番が「10」であればVD-10ZFC14が第一候補です。

サイズ・性能の違い

VD-10ZFC2とVD-10ZFC14の関係を整理すると、次のようになります。

項目VD-10ZFC2(旧機種)VD-10ZFC14(後継機種)
換気タイプ2部屋同時換気2部屋同時換気(同一)
埋込寸法215mm角215mm角(同一)
接続パイプ径φ100mmφ100mm(同一)
電源単相AC100V単相AC100V(同一)
換気風量(50/60Hz)120/125 m³/h
騒音値(50/60Hz)27/27.5 dB
消費電力(50/60Hz)13/15.5 W
羽根シロッコファンデルタシロッコファンβ
汚れ対策なしグリル部と羽根部にデュアルバリアマテリアル採用
副吸込口の方向3方向から選択可能
入手性生産終了現行品

VD-10ZFC2は世代が古く、メーカーが公表している詳細スペックの入手が限られます。ただし埋込寸法215mm角・接続パイプφ100mmという設置条件はシリーズを通じて引き継がれているため、多くの現場でそのまま入れ替えられます。念のため、据付前には現地で開口寸法とダクト位置を実測して確認しています。

性能面で明確に進化しているのが、汚れ対策と羽根の効率です。VD-10ZFC14ではグリル部と羽根部の両方に「デュアルバリアマテリアル」が採用され、汚れが付着しにくくなりました。グリルは浴室では湯垢や皮脂、トイレではホコリが最も付きやすい場所ですから、清掃頻度の低減が期待できます。羽根も高効率の「デルタシロッコファンβ」に置き換わっており、省電力設計の高効率モーターとあわせて、消費電力13W(50Hz)という水準を実現しています。

そして何より大きいのが、劣化した性能がリセットされることです。長年使われた換気扇は汚れの堆積と軸受けの摩耗で本来の風量を大きく下回っており、特に副吸込側は「ほとんど吸わない」状態になっていることも珍しくありません。交換して体感していただけるのは、カタログ上の数値差ではなく、この落ちきった実力値が新品に戻る差です。

他メーカーとの互換性

2部屋換気タイプはパナソニックや東芝(日本キヤリア)にもラインアップがありますが、以下の理由から同メーカーの後継機種を選ぶことをおすすめします。

  • そもそも2部屋換気タイプは1部屋用に比べて機種数が限られており、選択肢が少ない
  • 埋込寸法がメーカーごとに異なるため、天井に旧機種の跡が露出したり開口の加工が必要になったりする
  • 副吸込口の位置や選択可能な方向が違うと、既存の副吸込ダクトを引き直す必要が出てくる
  • 本体と副吸込側の風量割合の設計がメーカーごとに異なり、使用感が変わる可能性がある
  • 電源接続部の位置や方式が違うと、既存の配線の長さが足りなくなることがある

特に3点目は2部屋換気タイプ特有の落とし穴です。ダクトの引き直しが必要になると、天井を開口する大掛かりな工事になり、費用も跳ね上がります。確実かつ工事もシンプルに済ませたいなら、同じ三菱電機のVD-10ZFC14を選ぶのが最善です。

VD-10ZFC2交換の方法と工事の流れ

図:VD-10ZFC2からVD-10ZFC14への交換工事の基本フロー

DIY手順

【重要】VD-10ZFC2は速結端子で屋内配線と直接結線されているタイプです。この作業は電気工事士法で定められた「電気工事」に該当し、資格を持たない方が作業することは法律違反であり罰則の対象です。加えて、浴室に設置されている場合はアース工事も必要になります。結線ミスによる発熱・ショート、感電、火災保険の対象外となるリスクもあります。

参考までに、有資格者が行う場合の手順は次のとおりです。工事内容をイメージしていただくための情報としてご覧ください。

  1. 分電盤で該当ブレーカーを落とし、検電器で無通電を確認する
  2. 浴室ともう1室の両方を養生し、脚立を安全に設置する
  3. 浴室の本体グリルと、もう1室の副吸込グリルを取り外す
  4. 本体固定ネジをゆるめる
  5. 配線の接続位置とダクトの接続方向を写真に記録する
  6. 速結端子の解除穴を押しながら電線を抜く
  7. 排気ダクトと副吸込ダクトの2本を切り離し、本体をスライドさせて引き抜く
  8. 両方のダクト内部と屋外側排気口の詰まりを確認・清掃する
  9. 新機種(VD-10ZFC14)の副吸込口の方向を、既存ダクトに合わせて選択する
  10. 本体を開口部に挿入してスライドさせ、排気・副吸込の両ダクトを接続する
  11. 速結端子に電線を差し込み、記録写真と照合する
  12. 浴室設置の場合はアース工事を行う
  13. 両方のグリルを装着し、ブレーカーを復帰させて両室で試運転する

業者依頼の流れ

専門業者に依頼する場合は、次の流れで進みます。写真を送るだけで見積もりが出るケースが多く、現地調査なしで概算を把握できます。

STEP内容ポイント
1問い合わせLINEやフォームから連絡。本体ラベルの型番に加え、副吸込グリル側の部屋の写真もあるとスムーズ
2見積もり本体・工事・処分・出張費を含む総額で提示されるかを確認する
3日程調整在庫があれば数日〜1週間程度で施工可能なことが多い
4交換工事養生・撤去・設置・試運転まで約60〜90分。当日の夜から入浴可能
5引き渡し両室での吸い込み確認とお手入れ方法・保証内容の説明を受ける。旧機種は業者が回収

注意点

VD-10ZFC2を交換するうえで、特に押さえておきたい注意点は次のとおりです。

  • 型番の「F」=2部屋換気タイプ。1部屋用に置き換えるともう1室の換気が止まる
  • 本体は必ず浴室側に据付ける(メーカー指定)
  • 浴室に設置する場合はアース工事が必要になる
  • 副吸込ダクトの清掃も依頼する。本体だけ替えても副吸込側の吸いが戻らないことがある
  • 見積もりは「総額」で比較する。本体価格だけが安く、出張費・処分費が別途加算されるケースがある
  • スイッチは別売。既存のコントロールスイッチをそのまま使えるかを確認してもらう
  • 本体と副吸込側の風量割合(約2対1)は変更できない。トイレ側の風量を上げたい場合は別の構成を検討する
  • 保証期間と保証範囲(本体のみか、工事も含むか)を契約前に確認する

VD-10ZFC2交換・後継機種に関するよくある質問

Q. VD-10ZFC2はまだ購入できますか?

A. VD-10ZFC2はすでに生産を終了しており、入手は困難です。現行品である後継機種のVD-10ZFC14を選ぶのが現実的です。

Q. 自宅が2部屋換気かどうか、どう見分けますか?

A. 浴室以外の部屋(トイレや洗面所)の天井に、換気扇本体のない小さなグリルがあれば2部屋換気タイプです。そのグリルが副吸込グリルで、ダクトで浴室の本体につながっています。

Q. 浴室しか使っていないので、1部屋用の安い機種に替えられますか?

A. おすすめできません。1部屋用に替えると、副吸込グリル側の部屋(トイレ・洗面所など)の換気が完全に止まってしまいます。加えて、副吸込ダクトの処理や天井の穴埋めが別途必要になり、かえって費用がかさむこともあります。

Q. VD-10ZFC14への交換で、天井の工事は必要ですか?

A. 基本的に不要です。埋込寸法215mm角、接続パイプ径φ100mmはシリーズを通じて共通のため、既存の開口部とダクトをそのまま利用できるケースがほとんどです。ただし世代が古い機種のため、据付前に現地で実測確認を行います。

Q. 自分で交換してもいいですか?

A. できません。VD-10ZFC2は速結端子で屋内配線と結線されているため、交換作業は電気工事士法上の「電気工事」に該当します。無資格での作業は法律違反であり、罰則の対象です。

Q. トイレ側の吸い込みが浴室より弱いのですが、故障ですか?

A. 故障ではありません。本体と副吸込側の風量割合は出荷時で約2対1に設定されており、副吸込側のほうが控えめになる設計です。ただし「ほとんど吸わない」レベルであれば、副吸込ダクトの詰まりが疑われます。

Q. 工事当日、お風呂は使えますか?

A. 作業時間は約60〜90分です。工事が終われば通常どおりお使いいただけますので、その日の夜から入浴していただけます。

Q. 古い換気扇の処分はどうなりますか?

A. 換気生活では、取り外した旧機種の処分費用も料金に含めてご案内しています。お客様ご自身で処分する必要はありません。

まとめ|VD-10ZFC2の交換と後継機種選び

VD-10ZFC2はすでに生産を終了しているため、異音や換気不足が出ている場合は、後継の系譜にあたる現行機種VD-10ZFC14への交換が最も確実な解決策です。埋込寸法215mm角、接続パイプ径φ100mmという設置条件がシリーズを通じて引き継がれているため、多くの現場では天井を加工することなく入れ替えられ、工事費を抑えられます。

性能面では、グリル部と羽根部の両方に「デュアルバリアマテリアル」が採用され、汚れが付着しにくくなりました。高効率羽根「デルタシロッコファンβ」と省電力設計の高効率モーターにより、消費電力13W(50Hz)という水準も実現しています。日々のお手入れの手間と電気代、どちらの面でも現行機種ならではの改良が効いてきます。

何より大切なのは、VD-10ZFC2が「2部屋換気タイプ」だということです。浴室だけでなくトイレや洗面所の換気も1台で担っているため、止まってしまうと2部屋分の換気が同時に失われます。カビや結露、においのこもりといった二次的なトラブルが広がりやすいという意味でも、1部屋用より早めの判断が求められる設備です。また、本体価格の安さだけで1部屋用の機種に置き換えると、もう1室の換気が止まってしまいます。型番の「F」の有無は必ずご確認ください。

なお、交換には電気工事士の資格が必要で、浴室設置の場合はアース工事も伴います。DIYでの対応はできませんので、必ず有資格の専門業者へご依頼ください。「うちの型番はどれに替えられる?」「総額でいくらかかる?」といった段階でも構いませんので、本体ラベルの写真を添えてお気軽にご相談ください。

こんな悩みはありませんか?

音が大きくなってきた
吸い込みが弱く、においが残る
10年以上使用している

換気扇、浴室乾燥機、レンジフードの交換は、換気生活にお任せください。
年間7,102件の圧倒的な施工実績を持ち、取り付け後は10年間保証をご用意しております。商品、工事、処分、出張費をすべて含んだ安心の料金体系も強みです。見積もりやご相談は完全無料となりますので、この機会になんでもご相談ください。
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