VFH-25WFの交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

キッチンの壁に取り付けられた東芝の台所用換気扇「VFH-25WF」は、2006年に発売された羽根径25cmの交換式フィルター換気扇です。発売から長い年月がたち、すでに生産完了品となっているため、「最近音が大きくなった」「油汚れが落ちなくなった」「引きひもを引いても回らない日がある」といった症状が出てきたら、修理よりも本体ごとの交換を考えるタイミングです。
結論からお伝えすると、VFH-25WFの交換先は同じ東芝ブランド(現在は日本キヤリア)のVFH-25UFが本命です。埋込寸法は同じ30cm角、羽根径も同じ25cm、連動式シャッターと引きひもスイッチという操作方法も共通なので、多くの現場では壁の穴を広げたり塞いだりせずに入れ替えられます。フィルターもVFH-25UF用の「F-25UF」がVFH-25WFにも適合するとメーカーのフィルター一覧表に記載されており、同じ系統の製品であることがわかります。
この記事では、VFH-25WFがどんな換気扇なのかという基本から、VFH-25UFとの違い、実際の交換工事の流れ、DIYでできる範囲と業者に任せたほうがよいケースまでを、キッチンの壁付け換気扇を交換する現場の様子をまじえて詳しく解説します。VFH-25WFはダクトにつなぐタイプではなく、外壁に直接穴を開けて取り付ける壁付けのプロペラ換気扇です。浴室やトイレの天井換気扇とは交換の考え方が少し違うので、その点も含めて読み進めてみてください。
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目次
VFH-25WF交換の結論まとめ
まずは、VFH-25WFの交換を検討している方が最初に知りたい情報を一覧にまとめます。細かな根拠や注意点はこの後の各章で説明しますので、全体像をつかむために目を通してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旧機種 | 東芝 VFH-25WF(台所用 交換式フィルター換気扇・壁付け・羽根径25cm) |
| 後継機種 | 日本キヤリア(旧東芝)VFH-25UF |
| 寸法互換 | 埋込寸法30cm角・羽根径25cmで同じ。壁穴を加工せずに入れ替えられるケースが多い |
| 工事時間の目安 | 現場の状況により変動(換気生活の案内では浴室・トイレ換気扇の交換は15〜30分程度。壁穴の補修や電源工事が必要な場合は延長) |
| DIY可否 | 既存と同じ位置のコンセントに差し込むだけなら可能。配線の直結・コンセント新設や高所作業は業者へ |
| おすすめの交換方法 | 現地の壁・電源・コンロとの距離を確認できる専門業者に依頼し、本体ごと交換 |
後継機種は依頼の多いVFH-25UFです。VFH-25UFは羽根径25cm・埋込寸法30cm角・連動式シャッター・引きひもスイッチという基本構成をVFH-25WFから受け継いでおり、見た目の大きさや使い勝手が大きく変わらないのが利点です。フィルターを本体前面に取り付けて油を受け止める「交換式フィルタータイプ」である点も同じで、キッチンでの使い方をほとんど変えずに新しくできます。
工事時間については、換気生活では浴室やトイレの換気扇の交換を15分〜30分程度と案内しています。壁付けのVFH-25WFは天井埋込形とは作業内容が異なるため一律にはいえませんが、壁穴をそのまま使えてコンセントも既存のもので足りる場合は、比較的短い時間で取り外しから試運転まで終えられます。一方で、古いVFH-25WFを外したら壁穴の周りのボードが油と湿気で傷んでいた、コンセントが化粧枠の裏に隠れていて位置を変える必要がある、といった場合は補修や電気工事の時間が加わります。おおよその所要時間は、お見積もりの際にお伝えします。
DIYについては、VFH-25WFもVFH-25UFもプラグ付きのコードで電源をとる方式なので、天井埋込形の換気扇のように必ず電気工事士の資格が必要になるわけではありません。ただし、コンセントを新設したり、電源を壁の中の配線に直接つないだりする作業には第二種電気工事士の資格が必要です。また、キッチンの壁付け換気扇はコンロの上の高い位置にあることが多く、脚立の上で重さのある本体を支えながら作業することになります。安全面と仕上がりを考えると、専門業者に依頼するのがおすすめです。
実際のVFH-25WF交換の様子
ここからは、VFH-25WFからVFH-25UFへ交換する工事がどのように進むのかを、キッチンの壁付け換気扇交換でよくある現場の一例として紹介します。舞台は、コンロの横の外壁側の壁にVFH-25WFが取り付けられている一般的な戸建て住宅のキッチンです。特定のお客様の事例ではなく、壁付けのフィルター換気扇を交換するときの典型的な流れをまとめたものとしてお読みください。
Before
工事の当日、まず確認するのは現在のVFH-25WFの状態です。長年使われてきた壁付けのフィルター換気扇は、前面のフィルターが油を吸って茶色く変色し、化粧枠のすき間やオイルパックの周りにもベタついた汚れがたまっているのが普通です。引きひもを引くと運転は始まるものの、羽根の回転に合わせて「カラカラ」「ウーン」という音が混じり、以前より吸い込みが弱くなったと感じている、という状況がよくあります。
作業に入る前に、コンロから換気扇の化粧枠の下端までの高さ、コンセントの位置、壁の材質、屋外側の状態をひととおり確認します。VFH-25UFは、ガスレンジから化粧枠の下部まで1m以上離れた高さに取り付けるよう注意書きがある機種なので、既存のVFH-25WFの位置がこの条件を満たしているかどうかも、このタイミングでチェックしておくべきポイントです。条件から外れている場合は、そのまま入れ替えずに位置の見直しを含めてご相談します。
あわせて、既存の型番が本当にVFH-25WFかどうかも本体のラベルで確認します。東芝の台所用換気扇には、スタンダードタイプの「VFH-25H2」や、同じ25cmのフィルタータイプでも末尾の記号が違う「VFH-25RF」「VFH-25YF」などの世代違いがあります。見た目が似ていても品番によって交換部品や後継機種の考え方が変わるため、最初に品番を確定させておくことが大切です。
取り外し作業
品番と設置状況の確認が終わったら、まずプラグをコンセントから抜いて電源を確実に切ります。VFH-25WFは横形プラグ付きのコードで電源をとる方式なので、ブレーカーを落とさなくてもプラグを抜けば通電は止まります。ただし、コンセントが化粧枠の裏側に組み込まれている現場もあり、その場合は本体を少し浮かせてからプラグを抜く手順になります。
次に、前面のフィルターとオイルパックを外し、羽根を取り外します。VFH-25WFはワンタッチ羽根を採用しているため、工具を使わずに羽根を外せます。羽根を外すと、本体を壁に固定しているネジが見えるので、ドライバーで順番に外していきます。長年の油と湿気でネジ頭が固着していることも多く、無理に回してネジ山をつぶさないよう慎重に作業します。
固定ネジをすべて外したら、本体を手前に引き出して壁から外します。このとき、壁穴の内側や屋外側のフード、シャッター周りにたまった油とほこりが落ちてくることがあるので、コンロや調理台は事前に養生シートで覆っておきます。外したVFH-25WFの本体は、シャッターの動きや羽根の汚れ具合を確認したうえで引き取り品として梱包します。
配線処理
本体を外したら、電源まわりの確認に移ります。VFH-25WFのように壁付けでプラグを差し込むタイプは、壁穴の近くや化粧枠の裏に換気扇専用のコンセントが設けられているのが一般的です。このコンセントの位置がVFH-25UFの電源コードの長さと取り回しに合うかどうかを確かめます。VFH-25WFの電源コードは流通サイトの仕様表で長さ0.6mの平形2芯コードとされています。VFH-25UFも横形プラグ付きコードで電源をとる同じ方式ですが、コードの長さは今回確認した資料には記載がなかったため、既存のコンセントに無理なく届くかを現場で確かめてから取り付けます。
一方で、古い住宅ではコンセントの差し込み口が油やほこりで汚れていたり、プラグの刃に変色が見られたりすることがあります。トラッキング現象による発熱を避けるためにも、差し込み口の清掃と状態確認は欠かせません。もしコンセント本体の交換や位置の変更、壁の中の配線に直接つなぐ作業が必要な場合は、第二種電気工事士の資格を持つ作業員が対応します。このような電気工事が加わると工事時間と費用が増えるため、事前の見積もり段階でコンセントの写真をいただけると正確な見積もりにつながります。
壁穴の周囲も、この段階で点検します。化粧枠に隠れていた部分の壁紙がはがれていたり、下地の石こうボードが油を吸って弱くなっていたりすると、新しい本体をしっかり固定できません。必要に応じて補強や補修を行ってから次の工程に進みます。
新型設置
下地の確認が終わったら、いよいよVFH-25UFの取り付けです。VFH-25WFとVFH-25UFはどちらも埋込寸法30cm角なので、既存の壁穴にそのまま本体を差し込めるのが基本です。本体を壁穴に合わせ、水平と傾きを確認しながら固定ネジを締めていきます。壁付けのプロペラ換気扇は、わずかに傾いているだけでシャッターの開閉がスムーズにいかなかったり、運転中にびびり音が出たりすることがあるため、固定の精度が仕上がりを左右します。
本体が固定できたら、ワンタッチ羽根を取り付け、オイルパック一体型のフィルターをセットします。日本キヤリアの製品ページでは、VFH-25UFのオイルパック容量は同社のRFタイプ(VFH-25RF)の8ccから25ccへ増えたと案内されています。比較の対象はVFH-25WFではなく一世代前のRFタイプですが、オイルパックとフィルターが一体になったことで、オイルパックだけを別に掃除する手間がなくなるのがVFH-25UFの特徴です。
最後にプラグをコンセントに差し込み、引きひもを引いて運転を確認します。引きひもを引くと連動式のシャッターが機械的に開き、羽根が回り始めます。もう一度引くと運転が止まり、シャッターが閉じます。この開閉がひっかかりなく動くか、運転音に異常がないか、屋外側から排気が出ているかを確かめて取り付けは完了です。
After
交換後のVFH-25UFは、シルキーホワイトの化粧枠と新品のフィルターで、キッチンの壁まわりが見違えるほど明るい印象になります。運転音も、長年の使用で羽根やモーターにがたつきが出ていたVFH-25WFと比べると落ち着いたものに変わります。VFH-25UFはカタログ上の騒音値が50Hz・60Hzとも33.5dBで、VFH-25WFの34dBとほぼ同等の静かさを保ちながら、新品ならではのなめらかな回転を取り戻せます。
作業後には、フィルターの交換方法とオイルパックの扱い、羽根の外し方をご説明します。VFH-25UFのフィルター交換の目安は4〜5か月(運転時間や油の使用状況により異なる)とされており、交換用フィルターは「F-25UF」です。工事の最後に取り外したVFH-25WFを引き取り、周囲を清掃して作業は終了となります。
VFH-25WFとは?(特徴・仕様)
VFH-25WFは、東芝が2006年に発売した台所用の一般換気扇です。東芝の換気扇の新旧対比表では「VFH-25RF(2001年発売)」の次の世代として掲載されており、その後継として2018年にVFH-25UFが発売されています。分類としては「交換式フィルター換気扇」で、本体の前面に交換用フィルターを取り付け、調理中の油煙をフィルターで受け止めながら外へ排気する構造です。
一般的に「換気扇」と聞くと、浴室やトイレの天井に埋め込まれてダクトで屋外へ排気するタイプを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかしVFH-25WFはダクトを使わず、外壁に開けた穴に本体を直接はめ込み、プロペラファンで室内の空気を屋外へ押し出す壁付けタイプです。そのため、交換時にダクトの接続や天井裏の作業は発生せず、壁穴の寸法と電源の取り方が交換の可否を決めるポイントになります。
| 項目 | VFH-25WFの仕様 |
|---|---|
| 種類 | 一般換気扇 台所用(交換式フィルター換気扇)・壁付け |
| 羽根径 | 25cm |
| 埋込寸法 | 30cm角(300mm角) |
| シャッター | 連動式(引きひもの操作で開閉) |
| スイッチ | 引きひもスイッチ |
| 風量(50/60Hz) | 666/666㎥/h |
| 騒音(50/60Hz) | 34/34dB |
| 消費電力 | 流通サイト間で表記が一致せず、公式資料では確認できませんでした |
| 電源 | 横形プラグ付平形2芯コード(長さ0.6m) |
| 質量 | 2.8kg(流通サイトの仕様表による) |
| その他の特長 | ワンタッチ羽根、市販コンセント組込可能、大容量オイルパック |
| 交換用フィルター | F-25WF(F-25UFも適合) |
| 発売年 | 2006年(東芝の新旧対比表による) |
| 現在の状況 | 生産完了 |
VFH-25WFの特徴としてまず挙げられるのが、フィルターの捕集面積が広く、油の吸着にすぐれた交換式フィルターを採用している点です。フィルターが汚れたら新しいものに取り替えるだけで、羽根や本体内部に油がたまるのを抑えられます。フィルターの裏にはオイルパックがあり、フィルターを通り抜けて垂れてきた油を受け止める仕組みになっています。
もうひとつの特徴が「市販コンセント組込可能」という点です。流通サイトの仕様表では、VFH-25WFは市販のコンセントを本体まわりに組み込める仕様と記載されています。壁穴のすぐそばで電源をとれればコードが外に垂れ下がりにくく、キッチンの壁まわりをすっきり見せられます。交換工事の現場で、化粧枠を外すと裏側にコンセントが隠れていることがあるのは、こうした取り付け方がされている場合です。
操作は引きひもスイッチで、ひもを引くとシャッターが開いて運転が始まり、もう一度引くと止まる連動式です。電気式シャッターのようにモーターでシャッターを動かす方式ではなく、ひもの力で機械的に開閉する仕組みです。ただし、長年使っているとシャッターのヒンジ部分に油がこびりついて動きが渋くなったり、引きひもそのものが切れたりすることがあります。
なお、VFH-25WFの消費電力は、流通サイトの仕様表で「26/28W」とするものと「22/25W」とするものがあり、表記が一致していません。メーカーの公式仕様表は現在アクセスできず確認できなかったため、この記事では消費電力の数値を断定していません。お手元の本体ラベルに記載された値をご確認ください。
VFH-25WFの交換が必要なタイミング
【📷写真】長年の使用で油とほこりが付着したVFH-25WFのフィルターと羽根のアップ
VFH-25WFは2006年の発売ですから、発売直後に設置されたものであれば20年近く使われていることになります。キッチンの壁付け換気扇は、浴室やトイレの換気扇と比べて油煙という過酷な環境で使われるため、部品の傷み方にも特有の傾向があります。ここでは、交換を考えるべき代表的なサインを3つに分けて紹介します。
異音・換気不足
もっともわかりやすいサインが運転音の変化です。VFH-25WFの仕様表上の騒音値は34dBと静かな部類ですが、使用年数が長くなるとモーターの軸受けが摩耗し、「ウーン」「ゴー」という低いうなり音や、「カラカラ」という金属的な音が出るようになります。羽根に油がこびりついて重量のバランスが崩れると、回転のたびに振動が起き、本体や化粧枠がびびるような音を立てることもあります。
換気不足も見逃せないサインです。調理中の煙やにおいがキッチンにこもる、コンロの近くの壁や天井に油がつきやすくなった、といった変化は、羽根やフィルターの目詰まりだけでなく、モーターの回転数が落ちていることが原因の場合もあります。フィルターを新しくしても改善しないなら、本体そのものの劣化を疑ったほうがよいでしょう。
また、引きひもを引いても運転が始まらない、シャッターが開き切らない、途中で止まってしまうといった症状も、交換を検討すべき状態です。VFH-25WFの連動式シャッターは機械的な仕組みのため、スイッチ部分やシャッターのリンク機構に油汚れが固着すると、ひもの力がうまく伝わらなくなります。
経年劣化
キッチンの壁付け換気扇は、屋外と室内の境目に取り付けられているため、外気の温度差や湿気の影響も受けます。冬場に結露した水分が油と混ざって本体内部に流れ込み、樹脂部品の変色やひび割れ、金属部品のさびにつながることがあります。化粧枠が黄ばんで割れやすくなっている、シャッターの羽根板が変形してすき間風が入る、といった症状は経年劣化の典型です。
さらに、電源まわりの劣化にも注意が必要です。VFH-25WFのようにプラグで電源をとる換気扇は、コンセントとプラグのすき間に油とほこりがたまりやすく、湿気を吸うとトラッキング現象を起こすおそれがあります。プラグの刃やコンセントの差し込み口に焦げたような変色があれば、すぐに使用を中止して点検を依頼してください。
使用年数の目安
換気扇の寿命は、一般的に約10年〜15年といわれています。VFH-25WFは2006年に発売された機種で、後継のVFH-25UFが2018年に登場していることから、現在お使いのVFH-25WFの多くは、換気生活が交換の目安として案内している10〜15年に近いか、それを超えて使われていると考えられます。すでに生産完了品となっているため、本体が故障した場合に同じ型番の新品で入れ替えることはできません。
| チェック項目 | 状態の例 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 運転音 | うなり音・カラカラ音・振動 | モーターや羽根の劣化。交換を検討 |
| 吸い込み | フィルターを替えても煙がこもる | 回転数の低下。本体交換を検討 |
| シャッター | 開閉が渋い・閉まり切らない | 機構の固着や変形。交換を検討 |
| 電源まわり | プラグやコンセントの変色 | 使用を中止して点検を依頼 |
| 使用年数 | 10年以上 | 故障前の計画的な交換を検討 |
フィルターの交換や羽根の掃除で改善する程度の症状なら、しばらく使い続けることもできます。しかし、上の表のうち複数の項目に当てはまる場合や、使用年数が10年を超えている場合は、故障して急に使えなくなる前に交換を計画しておくと、料理のたびに不便な思いをせずに済みます。
VFH-25WFの後継機種と互換性
ここでは、VFH-25WFの後継機種であるVFH-25UFについて、型番の確認方法、仕様の違い、他メーカー製品との互換性を詳しく見ていきます。
公式後継機種の型番
VFH-25WFの後継機種は、日本キヤリア(旧東芝キヤリア)のVFH-25UFです。東芝の換気扇の新旧対比表では、25cmのフィルタータイプとして「VFH-25TF → VFH-25HF → VFH-25YF → VFH-25RF → VFH-25WF → VFH-25UF」という世代の流れが示されており、VFH-25WFの次の世代にあたるのが2018年発売のVFH-25UFです。流通サイトでもVFH-25UFを「VFH-25WFの後継品」として案内している例があります。
日本キヤリアのフィルター一覧表では、VFH-25UF用の交換フィルター「F-25UF」の適応機種として、現行品のVFH-25UFと並んでVFH-25WFが過年度品として記載されています。また、F-25UFの互換フィルターとしてVFH-25WF用の「F-25WF」が挙げられています。フィルターの寸法と取り付け方式が共通であることからも、両機種が同じ系統の設計であることがわかります。
なお、東芝の台所用換気扇には「スタンダードタイプ」に分類される「VFH-25H2」もあります。こちらは羽根径25cmで同じ大きさですが、日本キヤリアの製品一覧ではVFH-25UFなどの「フィルタータイプ」とは別のタイプとして掲載されており、東芝の新旧対比表でもフィルター交換式の系統とは別に並んでいます。VFH-25WFと同じようにフィルターで油を受け止める使い方を続けたい場合は、VFH-25UFを選ぶのが自然です。
サイズ・性能の違い(比較表)
VFH-25WFとVFH-25UFの主な仕様を比較すると、次のようになります。数値は、VFH-25UFは日本キヤリアの製品ページと流通サイトの仕様表、VFH-25WFは流通サイトの仕様表と東芝の新旧対比表をもとにしています。
| 項目 | VFH-25WF | VFH-25UF |
|---|---|---|
| 発売年 | 2006年 | 2018年 |
| 種類 | 台所用 交換式フィルター換気扇 | 台所用 交換式フィルター換気扇 |
| 羽根径 | 25cm | 25cm |
| 埋込寸法 | 30cm角 | 30cm角 |
| シャッター | 連動式 | 連動式 |
| スイッチ | 引きひもスイッチ | 引きひもスイッチ |
| 風量(50/60Hz) | 666/666㎥/h | 635/630㎥/h |
| 騒音(50/60Hz) | 34/34dB | 33.5/33.5dB |
| 消費電力(50/60Hz) | 資料により表記が異なり確認できず | 25.5/27.5W |
| 質量 | 2.8kg | 2.5kg |
| オイルパック | 大容量オイルパック | オイルパック一体型(25cc。RFタイプの8ccから増量) |
| 交換用フィルター | F-25WF(F-25UFも適合) | F-25UF |
| 羽根 | ワンタッチ羽根 | ワンタッチ羽根(5枚羽根のニューセレクトファン) |
| 電源 | 横形プラグ付コード | 横形プラグ付コード |
もっとも大きな共通点は、埋込寸法30cm角と羽根径25cmが同じことです。これにより、多くの現場では既存の壁穴をそのまま使って交換できます。連動式シャッターと引きひもスイッチという操作方法も同じなので、ご家族が使い方に戸惑うこともありません。
違いとして目立つのは風量です。VFH-25UFの風量は50Hzで635㎥/h、60Hzで630㎥/hとされており、VFH-25WFの666㎥/hと比べると数値上はやや小さくなっています。ただし、調理中の換気で差を体感するほどの違いではないケースがほとんどで、長年使ってモーターや羽根が劣化したVFH-25WFから新品に替えることで、吸い込みの改善が期待できます。
騒音値はVFH-25UFが33.5dBで、VFH-25WFの34dBよりわずかに低い値です。日本キヤリアはVFH-25UFに5枚羽根の「ニューセレクトファン」を採用し、夜の郊外住宅地並みの静かさと案内しています。オイルパックは一体型の大容量タイプとなり、同社のRFタイプとの比較で8ccから25ccへ容量が増えたとされています。フィルターには目詰まりしにくい繊維構造の「高性能ハイキャッチフィルター」が使われ、交換の目安は4〜5か月(使用状況により異なる)です。
また、VFH-25UFには取り付け条件として「換気フード内のような熱気のこもりやすい所では使用できない」「ガスレンジから化粧枠下部が1m以上離れた高所に取り付ける」といった注意書きがあります。VFH-25WFから入れ替える場合でも、コンロとの距離が近すぎる位置に付いていた場合はそのまま交換できないことがあるため、現地での確認が欠かせません。
他メーカーとの互換性
羽根径25cmクラスの壁付け台所用換気扇は、三菱電機やパナソニックなど他のメーカーからも発売されています。ただし、埋込寸法(壁穴の大きさ)の考え方や数値はメーカーや機種ごとに異なるため、「同じ25cmだからそのまま付く」とは限りません。他メーカー品を検討する場合は、候補機種の埋込寸法を必ずメーカーの資料で確認してください。
ただし、メーカーが変わると化粧枠の外形や本体を固定するネジの位置、電源コードの取り出し位置、フィルターの形状などが異なります。壁穴の寸法が合っていても、既存のネジ穴が使えずに新たに下地を加工する必要が出たり、コンセントの位置と電源コードの取り回しが合わなかったりすることがあります。フィルターも専用品になるため、これまでVFH-25WF用に買いだめしていたF-25WFは使えなくなります。
同じ東芝系統のVFH-25UFであれば、F-25WFとF-25UFに互換性があるため、手元に残っているF-25WFをそのまま使い切ることもできます。こうした点を考えると、特別な理由がない限りはVFH-25UFへの交換が手間が少なく、仕上がりも安定しやすい選択肢です。
VFH-25WF交換の方法と工事の流れ
VFH-25WFの交換方法は、大きく分けて「自分で交換する(DIY)」と「専門業者に依頼する」の2つです。VFH-25WFはプラグ式の壁付け換気扇なので、天井埋込形の換気扇よりはDIYのハードルが低い機種ですが、作業できる範囲には限りがあります。それぞれの流れと注意点を説明します。
DIY手順
VFH-25WFからVFH-25UFへの交換をDIYで行えるのは、既存のコンセントをそのまま使い、同じ壁穴に本体を差し替えるだけで済む場合に限られます。コンセントの新設や移設、壁の中の配線に直接つなぐ作業は第二種電気工事士の資格が必要なので、資格のない方は行えません。そのうえで、一般的な作業の流れは次のとおりです。
- VFH-25UFの取扱説明書と据付説明書を読み、取り付け条件(コンロからの距離など)を確認する
- コンロや調理台を養生し、安定した脚立を用意する
- VFH-25WFのプラグをコンセントから抜いて電源を切る
- フィルター・オイルパック・羽根を外す
- 本体の固定ネジを外し、本体を壁穴から引き出す
- 壁穴の周囲と下地の状態、コンセントの状態を確認し、汚れを清掃する
- VFH-25UFの本体を壁穴に差し込み、水平を確認しながら固定する
- 羽根とフィルターを取り付け、プラグを差し込んで試運転する
手順だけを見ると簡単に思えますが、実際にはコンロの上という不安定な場所で、2.5kgほどの本体を片手で支えながらネジを締める作業になります。VFH-25WFを外したときに壁の下地が傷んでいることがわかれば、補修をしないと新しい本体を固定できません。また、化粧枠の裏に組み込まれたコンセントは、配線の状態によっては交換や移設が必要になり、その時点でDIYの範囲を超えてしまいます。
作業に自信がない方や、脚立での高所作業に慣れていない方は、無理をせず専門業者に依頼してください。取り付けが不十分だと、運転中の振動で本体がずれたり、屋外からの雨水が入り込んだりするおそれがあります。
業者依頼の流れ
換気生活にVFH-25WFの交換をご依頼いただく場合の一般的な流れは次のとおりです。LINEで写真を送っていただくことで、現地調査の前でも概算のお見積もりをお伝えできます。
- LINEまたはお問い合わせフォームから連絡する
- VFH-25WFの本体ラベル、化粧枠全体、コンセントまわり、コンロとの位置関係がわかる写真を送る
- 設置状況をもとにお見積もり金額と工事内容を提示する
- 日程を調整し、工事日を決める
- 当日、既存機の取り外し・下地と電源の確認・新しい本体の取り付け・試運転を行う
- 使い方とフィルター交換方法を説明し、取り外した旧機種を引き取って完了
費用は、換気生活ではVFH-25UFのコミコミ価格を掲載していないため、確定額はお見積もりでのご案内になります。目安としては、同程度の本体価格帯の換気扇の本体+工事費コミコミ価格をもとに、25,000円〜35,000円前後を見込んでいただくとよいでしょう。コンセントの交換や移設、壁穴まわりの補修が必要な場合は、その分の費用が加わります。正確な金額は、LINEから無料見積もりでお問い合わせください。
| 費用が変わる主な要因 | 内容 |
|---|---|
| 壁穴の状態 | そのまま使えれば追加なし。下地の補修や補強が必要な場合は追加 |
| 電源の状態 | 既存コンセントが使えれば追加なし。交換・移設・新設は電気工事として追加 |
| 設置位置 | コンロとの距離など取り付け条件を満たさない場合は位置の見直しが必要 |
| 屋外側の状態 | 屋外フードや外壁側の劣化がある場合は別途対応 |
注意点
VFH-25WFの交換でとくに注意したいのが、取り付け位置の条件です。VFH-25UFには、ガスレンジから化粧枠の下部まで1m以上離れた高所に取り付けること、換気フード内のような熱気のこもりやすい場所では使用しないことといった注意書きがあります。既存のVFH-25WFがコンロのすぐ近くに付いている場合は、同じ位置に取り付けてよいかを確認する必要があります。
次に、電源の取り方です。VFH-25WFは「市販コンセント組込可能」とされる機種で、現場によってはコンセントが化粧枠の裏に隠れていることがあります。この場合、コンセントの状態によっては交換が必要になり、電気工事士の資格を持つ作業員でなければ対応できません。DIYで作業を始めてからこの状況に気づくと、途中で作業が止まってしまうこともあるため、事前に確認しておくと安心です。
また、VFH-25WFはダクト用換気扇ではありません。浴室やトイレの天井換気扇やダクト用換気扇の交換情報を参考にすると、パイプ径や天井開口などの確認項目が当てはまらず、混乱のもとになります。VFH-25WFの交換で確認すべきなのは、壁穴の寸法(30cm角)、電源の取り方、コンロとの距離、壁の下地の状態の4点です。
最後に、マンションや集合住宅では、外壁が共用部分にあたるため、壁穴の拡大や位置の変更には管理組合の承認が必要になる場合があります。同じ壁穴を使って本体を入れ替えるだけなら問題になることは少ないものの、不安な場合は事前に管理会社に確認しておきましょう。
VFH-25WF交換・後継機種に関するよくある質問
Q. VFH-25WFの後継機種は何ですか?
A. 日本キヤリア(旧東芝)のVFH-25UFです。羽根径25cm・埋込寸法30cm角・連動式シャッター・引きひもスイッチという基本構成が共通で、交換用フィルターも互換性があります。
Q. VFH-25WFとVFH-25UFは同じ壁穴にそのまま取り付けられますか?
A. どちらも埋込寸法30cm角なので、多くの場合は既存の壁穴をそのまま使えます。ただし、壁の下地が傷んでいる場合や、コンロとの距離がVFH-25UFの取り付け条件(化粧枠下部がガスレンジから1m以上)を満たさない場合は、補修や位置の見直しが必要です。
Q. VFH-25WF用のフィルター「F-25WF」はVFH-25UFでも使えますか?
A. 日本キヤリアのフィルター一覧表では、VFH-25UF用フィルター「F-25UF」の互換フィルターとしてF-25WFが挙げられています。手元に残っているF-25WFは使い切ることができ、今後はF-25UFを購入すればVFH-25UFでも使えます。
Q. VFH-25WFの交換はDIYでできますか?
A. VFH-25WFもVFH-25UFもプラグ式なので、既存のコンセントにそのまま差し込み、同じ壁穴に本体を入れ替えるだけなら資格は不要です。ただし、コンセントの交換や移設、壁の中の配線への直結には第二種電気工事士の資格が必要です。コンロの上での高所作業になるため、不安があれば業者に依頼してください。
Q. VFH-25WFからVFH-25UFにすると換気の力は落ちますか?
A. カタログ上の風量はVFH-25WFが666㎥/h、VFH-25UFが635/630㎥/h(50/60Hz)で、数値上はやや小さくなっています。ただし、長年使って劣化したVFH-25WFと比べると、新品のVFH-25UFに替えることで吸い込みの改善が期待できます。
Q. VFH-25WFとVFH-25H2の違いは何ですか?
A. どちらも東芝の羽根径25cmの台所用換気扇ですが、VFH-25WFは前面にフィルターを取り付ける交換式フィルタータイプ、VFH-25H2は日本キヤリアの製品一覧で「スタンダードタイプ」に分類される別タイプの製品です。VFH-25WFと同じ使い方を続けたい場合は、フィルタータイプのVFH-25UFを選ぶのが自然です。
Q. VFH-25WFは浴室やトイレの換気扇と同じように交換できますか?
A. VFH-25WFは外壁に直接取り付ける台所用の壁付けプロペラ換気扇で、ダクトを使う浴室・トイレの天井換気扇とは構造が異なります。交換時に確認するのは、パイプ径や天井開口ではなく、壁穴の寸法、電源の取り方、コンロとの距離、壁の下地の状態です。
まとめ|VFH-25WFの交換と後継機種選び
VFH-25WFは、2006年に東芝から発売された羽根径25cmの台所用交換式フィルター換気扇で、現在は生産完了品です。後継機種は日本キヤリア(旧東芝)のVFH-25UFで、埋込寸法30cm角・連動式シャッター・引きひもスイッチという基本構成が共通しているため、多くの現場では既存の壁穴をそのまま使って交換できます。フィルターもF-25WFとF-25UFに互換性があり、使い慣れた操作感を保ったまま新しくできるのが大きな利点です。
一方で、VFH-25UFにはコンロとの距離に関する取り付け条件があり、化粧枠の裏に組み込まれたコンセントの状態によっては電気工事が必要になることもあります。プラグ式なのでDIYで交換できる場合もありますが、高所作業や下地の補修、電源まわりの確認を考えると、専門業者に任せたほうが安全で確実です。異音や吸い込みの低下、シャッターの不具合が出ている場合や、使用年数が10年を超えている場合は、故障する前に交換を計画しておきましょう。換気生活では、写真を送っていただくだけでLINEから無料でお見積もりが可能です。





