VD-15ZF2の交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

浴室の天井に付いている三菱電機のダクト用換気扇「VD-15ZF2」は、三菱電機の業務用サイトWIN2Kによると1990年6月に発売され、1994年に生産を終えた天井埋込形の機種です。生産終了時点の価格は20,800円(税別)で、同じ時期の13クラス「VD-13ZF2」(18,800円・税別)よりひとつ上の「15」クラスにあたります。浴室の本体と、洗面所やトイレの副吸込口を1台でまかなう「2部屋用」のZF系統に属すると考えられる機種で、設置から30年以上たった今は、音が大きくなる、脱衣所側の吸込口から風を感じない、止まってしまうといった不具合が出やすい時期に入っています。
結論からお伝えすると、VD-15ZF2の後継機種は三菱電機の「VD-15ZF14」です。WIN2KのVD-15ZF2の製品ページでも、現行品としてVD-15ZF14が最初に案内されています。VD-15ZF14は2024年6月発売の「天井埋込形換気扇 2部屋用低騒音形」で、風量は210m³/h、接続ダクト径はφ100mm、埋込寸法は260mm角です。同じZF系統の15クラスをそのまま引き継ぐ形になるため、浴室と隣室の2部屋をしっかり換気したい住まいに合った選択肢です。
一方で、VD-15ZF2はWIN2Kで取扱説明書と据付工事説明書が13クラスのVD-13ZF2と共通の資料になっており、13クラスと構造の近い機種と考えられます。後継機種を選ぶときに「13」と「15」を取り違えると換気能力が変わってしまうため、銘板の確認が欠かせません。この記事では、VD-15ZF2の交換費用・工事時間・DIY可否を最初にまとめ、よくある現場を例に交換の様子をレポート形式で紹介したうえで、15クラスならではの後継機種の選び分け(VD-15ZF14/VD-15ZFC14/VD-15ZFVC7)まで詳しく解説します。
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目次
VD-15ZF2交換の結論まとめ
VD-15ZF2の交換を検討している方が最初に知りたい5つの項目を、表にまとめました。根拠や詳しい理由は、このあとの各章で順に説明します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 後継機種 | 三菱電機 VD-15ZF14(天井埋込形換気扇 2部屋用低騒音形・2024年6月発売)※WIN2KでVD-15ZF2の現行品として最初に案内。ほかにVD-15ZFC14、VD-15ZFVC7も現行品として掲載 |
| 工事時間 | 浴室の換気扇交換は15分〜30分程度が基準。2部屋用で副吸込ダクトもつなぎ直すため、ダクトの補修や開口の調整が必要な場合はそれより長くなる |
| DIY可否 | 不可(電源線を本体端子に直結するため電気工事士の資格が必要。天井裏での2系統のダクト作業もある) |
| おすすめの交換方法 | 2部屋用の換気扇に慣れた専門業者に依頼。写真を送れば現地調査なしで見積もりできる場合が多い |
VD-15ZF2の交換でまず押さえておきたいのは、「2部屋用で、しかも15クラスの換気扇なので、後継機種も2部屋用の15クラスを基本にする」という点です。1部屋用の天井埋込形換気扇に替えてしまうと、洗面所やトイレ側の副吸込口から空気を引く仕組みがなくなります。また、2部屋用でも13クラスのVD-13ZF14を選ぶと、風量は210m³/hから175m³/h(50Hz)に下がります。VD-15ZF14なら、2部屋同時換気と15クラスの風量をそのまま引き継げます。
工事時間は、換気生活のよくある質問で案内している「浴室・トイレの換気扇は15分〜30分程度」が基準です。ただしVD-15ZF2は2部屋用のため、既存品を取り外したあと、排気ダクトに加えて副吸込ダクトの状態も確かめ、2本ともつなぎ直す必要があります。30年以上前の天井裏では、アルミテープの劣化や副吸込側ダクトの外れが見つかることもあり、その補修や開口の調整が入ると、基準の時間より長くなります。
DIYについては、VD-15ZF2は天井の中に本体を埋め込み、電源線を本体の端子に直接つなぐタイプです。コンセントに差し込むプラグ式ではないため、電線の取り外しや接続は電気工事士の資格が必要な作業になります。後継機種VD-15ZF14の据付工事説明書にも、電気工事は電気工事士が実施するよう明記されています。安全面と仕上がりの両方から、専門業者への依頼をおすすめします。
実際のVD-15ZF2交換の様子(写真付きレポート)
ここからは、VD-15ZF2からVD-15ZF14への交換を、よくある現場の一例としてストーリー形式で紹介します。舞台は、1990年代前半に建てられた2階建て戸建ての1階浴室です。浴室の天井にVD-15ZF2の本体があり、隣の脱衣所の天井に副吸込グリルが付いている、2部屋用換気扇としてはもっとも典型的な構成です。上の施工事例では、BL認定品のVD-15ZF2-BLからの交換(交換先は前世代のVD-15ZFC13)や、ZF系統の別の世代からVD-15ZF14系への交換を紹介していますので、あわせてご覧ください。
Before

この年代の2部屋用換気扇でよくあるのが、換気扇を回すと以前よりうなるような音がする、入浴後に鏡の曇りがなかなか取れない、といったご相談です。この現場でも、脱衣所の副吸込グリルにティッシュを近づけても、ほとんど吸い付きませんでした。浴室の天井を見上げると、グリルは長年の湿気と皮脂汚れで黄ばみ、ルーバーのすき間にはほこりが層になっていました。
グリルを外して銘板を確認すると、形名は「VD-15ZF2」。ここで大事なのは、頭が「VD-15」であることです。VD-15ZF2は13クラスのVD-13ZF2と取扱説明書や据付工事説明書に共通の資料が使われており、外観だけで判断するのは危険です。「13」と読み違えて後継機種を手配すると、換気能力がひとつ下のクラスになってしまいます。また、末尾に「-BL」があればBL認定品のVD-15ZF2-BLで、後継機種もVD-15ZF14-BLになります。今回は-BLの表記がなく、通常品のVD-15ZF2であることを確かめてから作業に入りました。
取り外し作業
まずは分電盤で換気扇の回路のブレーカーを落とし、壁スイッチを入れても動かないことを確認します。浴室は床が濡れていることが多いため、脚立の足元にタオルを敷いて滑りにくくしておきます。グリルを外すと、本体の中のファンにも綿ぼこりがびっしり付着していました。羽根に汚れがたまると回転のバランスが崩れ、うなり音や振動の原因になります。
本体を天井の野縁に固定しているネジをドライバーで一本ずつ外していきます。30年以上経った機種では、ネジ頭がさびて回しにくくなっていることもあるため、ビット先が合ったドライバーで慎重に作業します。本体を少し下げると、排気ダクト側と副吸込ダクト側の2本のダクトが見えてきます。VD-15ZF2のような2部屋用では、この2本のダクトを傷めずに外すことが、あとの作業をスムーズにするポイントです。
配線処理
本体を天井からゆっくり下ろしたら、電源線の接続を外します。検電器で電気が来ていないことを改めて確かめてから、端子の電線を取り外します。電線の被覆が硬くなっていたり、先端が変色していたりする場合は、傷んだ部分を切り詰め、新しく被覆をむき直してから後継機種につなぎます。VD-15ZF14の据付工事説明書では、電線の被覆は10mmむいて速結端子に差し込むよう指示されています。
あわせて天井裏のダクトも点検します。今回の現場では、排気ダクトの接続部に巻かれていたアルミテープが乾いてはがれかけていました。副吸込ダクトは脱衣所の天井まで数メートル延びており、途中で大きくつぶれていないかを手の届く範囲で確認します。ダクトに問題がなければ再利用し、つぶれや破れがあれば部分的に交換します。
新型設置
いよいよ後継機種VD-15ZF14の取り付けです。VD-15ZF14の据付工事説明書では、埋込寸法は260mm角(野縁の高さ45mm以下)、ダクト径はφ100mmと定められています。既存の開口寸法を測り、260mm角の範囲に収まっていることを確認しました。開口が小さい場合は広げる加工、大きい場合は補助野縁で調整します。
VD-15ZF14は本体に副吸込側の接続口があり、副吸込の方向を3方向から選べます。既存の副吸込ダクトが来ている向きに合わせて接続口を選び、使わない口はカバーでふさぎます。排気ダクトと副吸込ダクトをそれぞれ差し込み、アルミテープで空気が漏れないようにしっかり巻き付けたら、本体を野縁に固定します。電源線を速結端子の奥まで差し込み、軽く引っ張って抜けないことを確認しました。
2部屋用ならではの作業として、本体グリル裏の風量調節板の設定も確認します。出荷時は「本体側:副吸込側」の風量比がおよそ1.5:1で、4段階で調整できます。脱衣所側の湿気が気になるご家庭ではこの比率を見直すこともありますが、今回は浴室の湿気対策を優先し、出荷時の設定のまま運転することにしました。
After

ブレーカーを戻して壁スイッチを入れると、VD-15ZF14が静かに回り始めました。浴室のグリル付近に手をかざすと、しっかり空気を吸い込んでいるのがわかります。脱衣所の副吸込グリルにティッシュを近づけると、今度はすっと吸い付きました。うなるような音も消え、運転音は交換前よりもずっと落ち着いた印象です。
最後に、グリルの外し方とお手入れの方法をご説明しました。VD-15ZF14はグリル部と羽根部に汚れが付きにくいデュアルバリアマテリアルを採用していますが、据付工事説明書ではグリルの清掃を6か月に1度の目安で行うよう案内されています。副吸込ダクトの点検とアルミテープの巻き直しを含めても、作業は1回の訪問で完了しました。
VD-15ZF2とは?(特徴・仕様)
VD-15ZF2は、三菱電機が1990年代前半に販売していた天井埋込形のダクト用換気扇です。まずは、三菱電機WIN2Kで確認できる基本情報を表にまとめます。
| 項目 | VD-15ZF2の情報 |
|---|---|
| メーカー | 三菱電機 |
| 分類 | [本体]ダクト用換気扇 天井埋込形 |
| 発売日 | 1990年6月1日 |
| 生産終了 | 1994年 |
| 生産終了時の価格 | 20,800円(税別) |
| WIN2Kの現行品案内 | VD-15ZF14/VD-15ZFC14/VD-15ZFVC7 |
| 風量・騒音・消費電力・寸法 | WIN2Kの製品ページには掲載なし。納入仕様書PDFは画像のみで読み取れず、資料で確認できませんでした |
WIN2Kの製品ページには、風量や騒音、本体寸法などの数値は掲載されていません。納入仕様書・取扱説明書・据付工事説明書のPDFは公開されていますが、いずれも画像形式で、この記事の調査では数値を読み取れませんでした。そのため、VD-15ZF2の風量や消費電力などは記事に書いていません。正確な数値が必要な場合は、三菱電機の資料をご確認いただくか、交換時に業者へ銘板の写真を見せて相談するのが確実です。
VD-15ZF2は15クラスのZF系統・第2世代にあたる機種
VD-15ZF2の品番は、「VD」がダクト用換気扇、「15」がクラス、「ZF」が系統を示し、末尾の「2」は世代を表すと考えられます。WIN2Kの記録をたどると、1994年10月には次の世代のVD-15ZF4が発売されており、こちらは「2室用」「埋込寸法260mm角」「接続パイプ直径100mm」「シロッコファン」と明記されています。VD-15ZF4の現行品案内もVD-15ZF2と同じ3機種(VD-15ZF14/VD-15ZFC14/VD-15ZFVC7)です。
VD-15ZF2自体の製品ページには「2部屋用」という文言は見当たりませんが、次世代のVD-15ZF4が2室用であること、現行品として案内されている3機種がすべて2部屋用であること、換気生活の施工事例でもBL認定品のVD-15ZF2-BLが「2室用換気扇」として交換されていることから、VD-15ZF2も2部屋用のZF系統の一世代と位置づけられます。実際の現場では、脱衣所やトイレなど浴室以外の天井に副吸込グリルがあるかどうかで確認できます。
13クラス(VD-13ZF2)との違いと見分け方
VD-15ZF2と同じ日に発売された兄弟機が、13クラスのVD-13ZF2です。どちらも1990年6月発売・1994年生産終了で、WIN2Kでは取扱説明書・据付工事説明書に同じ資料が割り当てられています。WIN2Kで確認できる違いはクラスと価格で、外観の違いは公開資料からは確認できません。生産終了時の価格はVD-15ZF2が20,800円、VD-13ZF2が18,800円(いずれも税別)でした。
現行の後継機種でも、この13と15の差ははっきりしています。VD-15ZF14とVD-13ZF14は外形寸法(222×479×330mm)も質量(4.2kg)も同じですが、風量は15クラスが210m³/h、13クラスが175m³/h(50Hz)です。つまり、本体の大きさでは判断できず、グリルを外した内側の銘板で「VD-15」か「VD-13」かを読むことが、正しい後継機種を選ぶ第一歩になります。
同じ時代の「VD-15ZF○2」品番との違い
VD-15ZF2の前後には、名前がよく似た品番がいくつも存在します。WIN2Kで確認できたものを表にまとめました。型番の途中にアルファベットが1文字入るだけで別の機種になり、後継機種の案内も変わる可能性があるため、銘板の表記は1文字ずつ確認してください。
| 形名 | 発売 | 生産終了 | 備考 |
|---|---|---|---|
| VD-15ZFL | 1988年10月 | 1992年 | ZF2より前に発売された品番 |
| VD-15ZF2 | 1990年6月 | 1994年 | 本記事の対象機種 |
| VD-15ZFP2 | 1990年10月 | 1994年 | ZF2と同時期の別品番 |
| VD-15ZF2-BL | 1991年5月 | 1994年 | BL認定品。現行品はVD-15ZF14-BL |
| VD-15ZFC2 | 1993年2月 | 1999年 | ZFC系の別品番 |
| VD-15ZF4 | 1994年10月 | 1999年 | 次世代。2室用・260角・φ100 |
特に注意したいのがBL認定品のVD-15ZF2-BLです。1991年5月発売・1994年生産終了で、WIN2Kでは現行品としてVD-15ZF14-BLが案内されています。BL認定品は集合住宅などで指定されていることがあり、管理規約でBL品への交換が求められる場合もあります。銘板に「-BL」があるかどうかは、見積もり前に必ず確認しておきましょう。
24時間換気が義務化される前の世代であること
VD-15ZF2が販売されていた1990年代前半は、住宅の24時間換気が建築基準法で義務付けられる(2003年7月施行)よりも前の時代です。当時の浴室換気扇は、入浴後にスイッチを入れて湿気を逃がす使い方が中心でした。その後、2部屋用換気扇は浴室・洗面所・トイレの常時換気を担う役割も期待されるようになり、現行のVD-15ZF14には低騒音設計や高効率羽根「デルタシロッコファンβ」、汚れが付きにくいデュアルバリアマテリアルなどが採用されています。長時間回し続けることが多い今の使い方に合わせて進化している点も、交換のメリットのひとつです。
VD-15ZF2の交換が必要なタイミング
VD-15ZF2は生産終了から30年以上が経過しており、現在設置されているものは例外なく長期使用の状態にあります。ここでは、交換を考えるべき具体的なサインを3つの視点から説明します。
異音・換気不足
もっとも多いサインは、運転音の変化です。「ブーン」といううなり音が大きくなった、「カラカラ」「キュルキュル」といった金属音が混じるようになった、という場合は、モーターの軸受けの摩耗やファンのバランスの崩れが疑われます。30年以上回り続けてきたVD-15ZF2では、ファンやモーターに相応の負担がたまっていると考えられます。
もうひとつの典型的なサインが、副吸込側の換気不足です。2部屋用換気扇は、本体の吸い込む力で副吸込ダクトを通じて隣の部屋の空気も引いています。モーターの力が落ちたり、副吸込ダクトの途中が外れたりつぶれたりすると、浴室は多少吸っていても脱衣所側はほとんど吸わない、という状態になります。脱衣所の副吸込グリルにティッシュを当てて吸い付かない場合は、本体の劣化とダクトの不具合の両方を疑い、点検を依頼してください。
経年劣化
浴室の湿気と温度の変化にさらされ続けた換気扇は、見えない部分から劣化が進みます。グリルの黄ばみや割れ、本体内部のさび、電源線の被覆の硬化などは、30年以上使われたVD-15ZF2でよく見られる症状です。後継機種VD-15ZF14の据付工事説明書では、設計上の標準使用期間を超えて使用すると経年劣化による発火やけがなどの事故に至るおそれがある、と注意が書かれています。
また、排気側に逆流防止のシャッターが付いている場合、それが固着して閉じにくくなると、外の冷たい風や虫が浴室に入ってくることがあります。冬場に換気扇の周りだけ冷たい、止めているのに外の音がよく聞こえる、といった変化も、交換を考えるきっかけになります。
使用年数の目安
VD-15ZF14の据付工事説明書には、設計上の標準使用期間は15年と記載されています。VD-15ZF2は1994年に生産を終えているため、最後の出荷分でもこの目安の2倍以上の年数が経過していることになります。
| 状態 | 判断の目安 |
|---|---|
| 今は普通に動いている | 標準使用期間を大きく超えているため、故障してからではなく計画的な交換を検討 |
| 音が大きい・うなる | モーターやファンの劣化が進んでいるサイン。早めの交換を推奨 |
| 脱衣所側を吸わない | 本体の吸込力低下か副吸込ダクトの不具合。点検のうえ交換を推奨 |
| 止まった・焦げ臭い | すぐに使用を中止し、ブレーカーを切って業者に相談 |
「まだ動いているから」と使い続けたくなるお気持ちはよくわかりますが、VD-15ZF2は交換部品の入手も難しい年代の機種です。本体が止まってから慌てて探すと、梅雨時や冬場に浴室の換気ができない期間が生まれてしまいます。今動いているうちに後継機種の見積もりを取っておくと、落ち着いて交換時期を決められます。
VD-15ZF2の後継機種と互換性
ここでは、VD-15ZF2の後継機種を型番、性能差、他メーカーとの互換性の3つの観点から詳しく見ていきます。
公式後継機種の型番
三菱電機WIN2KのVD-15ZF2の製品ページでは、現行品としてVD-15ZF14、VD-15ZFC14、VD-15ZFVC7の3機種が案内されています。この記事では、最初に挙げられているVD-15ZF14を後継機種としてご紹介しています。3機種とも2部屋用で、ダクト径はφ100mmです。それぞれの特徴は次のとおりです。
| 機種 | 品名・特徴 | 事業者向け積算見積価格(税別) |
|---|---|---|
| VD-15ZF14 | 天井埋込形換気扇 2部屋用低騒音形。デュアルバリアマテリアル、デルタシロッコファンβ、風量調節板付、副吸込3方向、本体スライド脱着式、高密閉風圧式シャッター(排気側) | 37,300円 |
| VD-15ZFC14 | 天井埋込形換気扇 2部屋用低騒音形。VD-15ZF14より本体がコンパクトで軽い | 34,400円 |
| VD-15ZFVC7 | 2部屋用定風量形。DCブラシレスモーターで強・弱の切替ができるタイプ | 54,200円 |
| VD-15ZF14-BL | BL認定品の2部屋用。VD-15ZF2-BLの現行品 | 41,800円 |
価格はWIN2Kに掲載されている事業者向けの積算見積価格で、一般の販売価格とは異なります。また、WIN2Kには2027年1月1日から新価格に改定予定との注記があります。
3機種の選び分けは、次のように考えるとわかりやすいです。VD-15ZF2と同じ感覚で浴室と隣室を換気したい、という一般的なケースではVD-15ZF14が基本です。天井裏が狭い、本体を軽くしたいという場合は、コンパクトなVD-15ZFC14が候補になります。弱運転で常時換気をしながら、入浴後は強運転に切り替えたいなど、24時間換気を重視する場合はVD-15ZFVC7が向いています。現場の天井裏の状況やご希望を聞いたうえで、業者が最適な機種を提案するのが一般的です。
サイズ・性能の違い(比較表)
VD-15ZF2本体の性能値は資料で確認できなかったため、ここでは後継候補3機種の仕様をWIN2Kの仕様表をもとに比較します(50Hz、VD-15ZFVC7は強運転の値)。
| 項目 | VD-15ZF14 | VD-15ZFC14 | VD-15ZFVC7 |
|---|---|---|---|
| 風量 | 210m³/h | 210m³/h | 強160/弱85m³/h |
| 騒音 | 35dB | 34dB | 強29/弱19dB |
| 消費電力(50/60Hz) | 20/23W | 20/23W | 強6.5/弱2.2W |
| 機外静圧(測定条件) | 0Pa | 0Pa | 130Pa |
| 外形寸法(高さ×幅×奥行) | 222×479×330mm | 218×442×330mm | 218×442×330mm |
| 質量 | 4.2kg | 2.9kg | 2.7kg |
| ダクト径 | φ100mm | φ100mm | φ100mm |
| 羽根径 | 140mm | 140mm | 140mm |
VD-15ZF14とVD-15ZFC14は、風量と消費電力が同じで、騒音は1dBの差です。大きな違いは本体の大きさと質量で、VD-15ZFC14は幅が37mm小さく、1.3kg軽くなっています。一方、VD-15ZFVC7は機外静圧130Paという、ダクトの抵抗がかかった条件での値が示されているため、静圧0Paで測ったVD-15ZF14などと風量の数字をそのまま比べることはできません。消費電力が大幅に小さいのは、DCブラシレスモーターによるものです。
埋込寸法については、VD-15ZF14の据付工事説明書で260mm角(野縁の高さ45mm以下)と確認できます。VD-15ZF2の次世代にあたるVD-15ZF4も埋込寸法260mm角・接続パイプ100mmと記載されており、ZF系統の15クラスはこの寸法を引き継いできたと考えられます。ただし、VD-15ZF2本体の埋込寸法は資料で確認できなかったため、実際の交換では既存の開口寸法を測って判断します。
なお、13クラスのVD-13ZF14も外形寸法はVD-15ZF14と同じですが、風量は175m³/h(50Hz)、騒音は29dB(50Hz)です。VD-15ZF2からの交換で「音をもっと静かにしたい」という理由だけで13クラスに下げると、換気量も減ってしまいます。浴室の広さや、副吸込側の部屋の湿気の多さを踏まえて、クラスを下げてよいかは業者と相談して決めましょう。
他メーカーとの互換性
パナソニックなど他メーカーにも2部屋用の天井埋込形換気扇はありますが、本体の大きさ、ダクト接続口の位置、副吸込口の構造がメーカーごとに異なります。VD-15ZF2からの交換で他メーカー品を選ぶと、天井開口の加工やダクトの引き回しの変更が必要になる可能性が高く、工事の手間と費用が増えがちです。
三菱電機の後継機種であれば、WIN2Kで現行品として案内されているとおり、ZF系統の構成を引き継いだ交換がしやすくなります。特別な理由がない限り、VD-15ZF14を中心とした三菱電機の現行品から選ぶのが現実的です。どうしても他メーカー品にしたい場合は、既存の開口寸法と副吸込ダクトの位置を写真で送り、取り付けが可能かどうかを事前に確認してもらいましょう。
VD-15ZF2交換の方法と工事の流れ
VD-15ZF2の交換は、基本的に専門業者へ依頼する工事です。ここでは参考として作業手順の全体像を示したうえで、業者に依頼する流れと注意点を説明します。
DIY手順
先にお伝えしたとおり、VD-15ZF2は電源線を本体端子に直接つなぐタイプのため、配線作業には電気工事士の資格が必要です。資格のない方が行えるのは、グリルの取り外しや清掃、銘板の確認までと考えてください。以下は、電気工事士の資格を持つ方が作業する場合の一般的な流れです。
- 分電盤で換気扇回路のブレーカーを切り、スイッチを入れても動かないことを確認する
- グリルを外して銘板で形名(VD-15ZF2か、-BL付きか)を確認する
- 本体の固定ネジを外し、排気ダクトと副吸込ダクトの2本を傷めないように外す
- 検電したうえで電源線を外し、本体を天井から下ろす
- 開口寸法が260mm角に収まるか、野縁の高さが45mm以下かを確認する
- VD-15ZF14の副吸込接続口の向きを既存ダクトに合わせて選び、不要な口をふさぐ
- 2本のダクトを接続してアルミテープで気密を取り、本体を固定する
- 電源線の被覆を10mmむいて速結端子の奥まで差し込み、アースも接続する
- グリルを取り付け、ブレーカーを戻して試運転し、浴室と副吸込側の両方の吸込を確認する
VD-15ZF14の据付工事説明書では、浴室と他の部屋で使う場合は本体を必ず浴室側に据え付けること、浴室など湿気の多い場所では漏電遮断器を取り付けることも求められています。1部屋用の換気扇に比べて手順が多く、天井裏でのダクト作業も2系統になるため、資格があっても2部屋用の施工経験がない場合は業者に任せるほうが安心です。
業者依頼の流れ
換気生活にVD-15ZF2の交換を依頼する場合の一般的な流れは、次のとおりです。写真で状況がわかれば、現地調査なしで見積もりを出せることが多く、工事当日も1回の訪問で完了します。
- LINEで「VD-15ZF2の交換希望」と連絡し、グリルを外した内側の銘板、浴室天井の全体、副吸込グリルの写真を送る
- 写真をもとに、VD-15ZF14を中心とした後継機種と見積金額の案内を受ける
- 機種と金額に納得したら、工事日を決める
- 工事当日に既存品の取り外し、後継機種の取り付け、試運転、お手入れ方法の説明を受ける
- 取り外したVD-15ZF2は業者が引き取り、処分する
費用は、後継機種の本体代、取り付け工事費、既存品の処分費を含めて43,000円〜50,000円前後が目安です。ダクトの交換や天井開口の加工が必要な場合は追加費用がかかることがあります。換気生活では下取りの適用で費用を抑えられる場合もありますので、正確な金額はLINEから無料見積もりでご確認ください。
注意点
VD-15ZF2の交換でとくに気を付けたい点は3つあります。1つ目は、先に説明した「13」と「15」、そして「-BL」の有無の確認です。見積もりの段階で銘板の写真を送っておけば、手配違いを防げます。2つ目は、副吸込ダクトの状態です。30年以上前のダクトは、接続部のテープがはがれたり、ダクト自体が破れたりしていることがあり、本体だけ新しくしても脱衣所側が吸わないという事態になりかねません。交換時に業者に点検してもらいましょう。
3つ目は、天井開口と野縁の状態です。VD-15ZF14は野縁の高さ45mm以下で据え付ける設計で、条件が合わないとシャッターの開閉不良や異常音の原因になります。また、VD-15ZF14の本体質量は4.2kgあり、野縁の強度が不足している場合は別売の天吊金具を併用することが据付工事説明書に示されています。長年の湿気で野縁が傷んでいることもあるため、取り外したときの状態を見て補強の必要性を判断します。
VD-15ZF2交換・後継機種に関するよくある質問
VD-15ZF2の交換を検討している方から寄せられることの多い質問をまとめました。
Q. VD-15ZF2の後継機種は何ですか?
A. 三菱電機WIN2Kでは、VD-15ZF2の現行品としてVD-15ZF14、VD-15ZFC14、VD-15ZFVC7の3機種が案内されています。この記事では、最初に挙げられている2部屋用低騒音形のVD-15ZF14を後継機種としてご紹介しています。天井裏の状況やご希望によっては、コンパクトなVD-15ZFC14や定風量形のVD-15ZFVC7が合う場合もあります。
Q. VD-15ZF2とVD-13ZF2はどう見分ければよいですか?
A. グリルを外した内側の銘板で、形名が「VD-15」で始まるか「VD-13」で始まるかを確認してください。2機種は同じ1990年6月発売で、取扱説明書や据付工事説明書も共通の資料が使われているため、外観ではなく銘板の形名で判断するのが確実です。後継機種も15クラスはVD-15ZF14、13クラスはVD-13ZF14と分かれます。
Q. VD-15ZF2-BLの場合も後継機種は同じですか?
A. BL認定品のVD-15ZF2-BLは、WIN2Kで現行品としてVD-15ZF14-BLが案内されています。集合住宅などでBL品が指定されている場合は、VD-15ZF14-BLを選ぶのが基本です。管理規約などで指定がないかも確認しておきましょう。
Q. 交換後、脱衣所(副吸込側)の換気の強さは調整できますか?
A. VD-15ZF14には本体グリル裏面に風量調節板が付いています。据付工事説明書によると、出荷時の風量比は本体側と副吸込側でおよそ1.5:1で、4段階で調整できます。脱衣所やトイレ側の湿気やにおいが気になる場合は、工事の際に業者へ相談してください。
Q. 静かさを優先して13クラスの後継機種にしてもよいですか?
A. WIN2Kの仕様表では、VD-15ZF14の騒音は35dB、VD-13ZF14は29dB(50Hz)です。ただし風量も210m³/hから175m³/h(50Hz)に下がるため、浴室が広い場合や副吸込側の湿気が多い場合は換気不足になる可能性があります。静かさと常時換気を両立したい場合は、弱運転ができる定風量形のVD-15ZFVC7も候補になります。
Q. VD-15ZF2の交換は自分でできますか?
A. VD-15ZF2は電源線を本体の端子に直接つなぐ天井埋込形のため、配線作業には電気工事士の資格が必要です。さらに排気ダクトと副吸込ダクトの2本を天井裏でつなぎ直す作業もあるため、DIYはおすすめできません。資格のない方は、グリルの清掃や銘板の確認までにとどめ、交換は専門業者に依頼してください。
Q. 工事の日は浴室や脱衣所を使えなくなりますか?
A. 浴室の換気扇交換は15分〜30分程度が基準ですが、VD-15ZF2は2部屋用で副吸込ダクトもつなぎ直すため、ダクトの補修などが入るとそれより長くなります。その間は浴室と脱衣所で作業を行います。工事が終われば当日から通常どおり入浴できます。作業中は脚立を置くため、浴室の床や脱衣所の通路を空けておいていただくとスムーズです。
まとめ|VD-15ZF2の交換と後継機種選び
VD-15ZF2は、1990年6月に発売され1994年に生産を終えた三菱電機の天井埋込形ダクト用換気扇で、浴室と隣の部屋を1台で換気する2部屋用のZF系統・15クラスに属すると考えられる機種です。WIN2Kで現行品として最初に案内されている後継機種はVD-15ZF14で、2部屋同時換気、風量210m³/h、φ100mmのダクト径、260mm角の埋込寸法といった構成を引き継げます。天井裏の状況や使い方によっては、コンパクトなVD-15ZFC14や、強弱運転ができる定風量形のVD-15ZFVC7も選択肢になります。
交換の際は、13クラスのVD-13ZF2やBL認定品のVD-15ZF2-BLと取り違えないよう、銘板の形名を正確に確認することが大切です。電源線を直結するタイプで、2系統のダクト作業もあるため、交換は電気工事士の資格を持つ専門業者に任せましょう。
設計上の標準使用期間を大きく超えているVD-15ZF2は、止まってしまう前の計画的な交換がおすすめです。銘板と天井の写真をLINEで送っていただければ、後継機種の選び分けを含めて無料でお見積もりします。
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