DVF-G10L3の交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

浴室やトイレの天井に付いている東芝のダクト用換気扇「DVF-G10L3」。
本体のラベルでこの型番を見つけ、「回らなくなった」「ブーンという音が大きくなった」と交換を考えている方に向けて、最初に結論をお伝えします。DVF-G10L3の交換先は、日本キヤリア(旧・東芝キヤリア)のダクト用換気扇「DVF-T10L」です。埋込寸法は175mm角、接続パイプはφ100mmで同じなので、天井の穴を広げずに交換できます。
この記事では、DVF-G10L3ならではのポイントとして「BL品の仕様表に見られる電源まわりの記載と、後継機のSL端子(直結)との違い」「BL認定品のDVF-G10L3B1との見分け方」「鋼板ボディのDVF-T10Lと樹脂ボディの別機種、どちらを選ぶか」の3点を中心に、交換費用の目安や工事の流れまで、写真の入る位置も含めてまとめました。
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目次
DVF-G10L3交換の結論まとめ
まずはDVF-G10L3の交換で知っておきたい情報を一覧にします。価格や工事時間は、既存の配線や天井の状態によって変わるため目安としてご覧ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旧機種 | 東芝 DVF-G10L3(天井埋込形ダクト用換気扇・羽根径10cm・2002年発売) |
| 後継機種 | 日本キヤリア DVF-T10L(スタンダード格子タイプ/鋼板ボディ) |
| 寸法の互換性 | 埋込寸法175mm角・接続パイプφ100mmで共通。天井開口の加工は原則不要 |
| 工事時間 | 15〜30分程度が目安(換気生活の案内による浴室・トイレ換気扇の標準時間。配線の状態やダクトの劣化状況で長くなる場合があります) |
| DIY可否 | 不可。DVF-T10LはSL端子による直結配線のため、電気工事士の資格が必要 |
| おすすめの交換方法 | 型番がわかる写真を送って専門業者に依頼(訪問見積もりなしで進められる場合あり) |
後継機種は依頼の多いDVF-T10Lです。DVF-G10L3と同じ175mm角の穴にそのまま収まり、ダクトもφ100mmのまま接続できます。カタログ上の風量はDVF-G10L3の85㎥/h(50Hz)・87㎥/h(60Hz)から、DVF-T10Lでは50Hz・60Hzともに90㎥/hに増え、騒音値は28.5dB(50Hz)から26.5dBに下がっています。一方で消費電力は8.5W(50Hz)から10Wへとわずかに増えているため、「省エネのための交換」というよりは「換気量と静かさを取り戻すための交換」と考えるのが実態に近いでしょう。
交換費用は、換気生活ではDVF-T10Lの価格を掲載していないため確定額はお出ししていません。
DIYについては、後継機の電源の取り方に注意が必要です。後で詳しく触れますが、DVF-T10Lは電源線を本体のSL端子に直接つなぐ方式のため、配線作業には第二種電気工事士以上の資格が必要です。おすすめは、天井の換気扇と本体ラベルの写真を撮って業者に送り、見積もりを取る方法です。
実際のDVF-G10L3交換の様子

ここからは、DVF-G10L3からDVF-T10Lへの交換がどのように進むのかを、よくある現場の一例としてストーリー形式でご紹介します。舞台は2000年代前半に建てられた集合住宅の浴室です。DVF-G10L3は浴室・トイレ・洗面所などで使われるダクト用換気扇で、浴室の天井に付いているケースでは湿気と皮脂汚れの影響を強く受けるため、劣化が表に出やすい傾向があります。
Before
交換前のDVF-G10L3は、スタンダードな格子状のルーバーが浴室天井の中央付近に付いていました。ルーバーの表面は長年の湿気で黄ばみ、格子のすき間には綿ぼこりとカビが層になっています。スイッチを入れるとモーターは回るものの、以前より「ウーン」という低い唸り音が大きく、入浴後の鏡の曇りがなかなか取れない、という状態です。
作業の前に、まずルーバーを外して本体ラベルを確認します。ラベルの型番が「DVF-G10L3」であること、末尾に「B1」が付かない通常品であることをここで確かめます。BL認定品のDVF-G10L3B1の場合、流通サイトで案内されている後継品はBL認定品のDVF-T10LBになるため、集合住宅などで仕様書どおりの部材が求められる場合は、この時点で型番末尾をよく見ておくことが大切です。
取り外し作業
ブレーカーを落として通電していないことを確かめてから、本体の取り外しに入ります。DVF-G10L3はルーバーを外すと本体の枠が見え、天井下地に木ねじで固定されています。脚立の上でドライバーを使い、枠を固定しているネジを1本ずつ外していきます。長年の湿気でネジ頭がさびている場合は、ネジ山をつぶさないよう慎重に回すのがポイントです。
ネジが外れたら、本体を少し下げてダクトとの接続部を確認します。DVF-G10L3の排気口はφ100mmのダクトにアルミテープで留められていることが多く、テープが劣化してはがれかけていたり、ダクトの内側に綿ぼこりがびっしり付いていたりすることもあります。排気口からダクトを外し、本体を天井から引き抜くと、天井裏の様子もよく見えるようになります。
配線処理
DVF-G10L3の交換で確認に時間をかけたいのがこの工程です。流通サイトに掲載されているBL品(DVF-G10L3B1)の仕様表には、電源コードとして「2極接地形差込みプラグ付3芯ビニルキャプタイヤコード」、あわせて「端子 AC300V 7A」の記載があります。プラグ付きのコードで天井裏のコンセントにつないでいる現場もあれば、配線に直接つないである現場もあると考えられるため、どちらの状態なのかを天井裏で確認します。
一方、後継のDVF-T10Lは、公式カタログで「SL端子付」とされている直結式で、差込みプラグ付コードの記載はありません。天井裏のコンセントにプラグを差し替えるだけでは新しい本体をつなげないため、電源線を直接DVF-T10Lの端子に結線できるよう配線を整えます。公式カタログには浴室内で使う場合は必ず接地(アース)工事を行うよう記載されているため、アース線の有無もここで確認します。こうした作業は電気工事士の資格が必要な範囲です。
新型設置
配線の準備ができたら、DVF-T10Lの取り付けに移ります。埋込寸法はDVF-G10L3と同じ175mm角なので、天井の開口を広げる必要はありません。ダクトはDVF-T10Lの排気口にしっかり差し込み、アルミテープで巻いて気密を確保します。DVF-T10Lの排気口はテーピングしやすい段付き形状で、ダクト接続は全方向に7°の調整ができるため、古いダクトの向きが多少ずれていても無理なく接続しやすくなっています。
本体を天井下地に付属の木ねじで固定し、電源線とアース線を端子に結線します。最後にルーバーを取り付けますが、DVF-T10Lはワンタッチで着脱できるルーバーになっており、帯電防止ルーバーなのでほこりが付きにくいのも特長です。
After
ブレーカーを戻して運転を確認し、交換前に気になっていた唸り音が出ていないかを聞き分けます。ルーバーの前にティッシュを近づけ、しっかり吸い込まれることも確かめます。DVF-T10Lには高気密風圧式シャッターが付いているため、運転を止めたときに外気が逆流しにくい点も安心材料です。
交換後は、ルーバーの掃除を月1回程度、本体内部の羽根の掃除を年に1回程度を目安に行うと、性能を長く保ちやすくなります。DVF-T10Lは公式カタログで羽根の着脱が可能とされているので、羽根まわりのほこりも落としやすい構造です。
DVF-G10L3とは?(特徴・仕様)
DVF-G10L3は、東芝が販売していた天井埋込形のダクト用換気扇です。羽根径10cmクラスで、天井に175mm角の穴を開けて本体を埋め込み、φ100mmのダクトで屋外へ排気するタイプです。新旧対比表では2002年発売、発売時のメーカー希望小売価格は12,800円とされています。
下の表は、確認できたDVF-G10L3の仕様です。メーカーの公式仕様書(PDF)は画像形式でテキストとして読み取れなかったため、風量・寸法は販売店が公開している東芝換気扇の新旧対比表、騒音値や消費電力、材質は流通サイト(モノタロウ)に掲載されているBL品DVF-G10L3B1の仕様表を補助的に使っています。
| 項目 | DVF-G10L3の仕様 |
|---|---|
| 種類 | 天井埋込形ダクト用換気扇(羽根径10cm) |
| 発売年 | 2002年(新旧対比表) |
| 埋込寸法 | 175mm角 |
| 接続パイプ径 | φ100mm |
| 風量(0Pa時) | 85㎥/h(50Hz)/87㎥/h(60Hz) |
| 騒音値 | 28.5dB(50Hz)/29dB(60Hz) |
| 消費電力 | 8.5W(50Hz)/9.8W(60Hz) |
| 電源 | 単相100V |
| 電源の接続 | 2極接地形差込みプラグ付3芯ビニルキャプタイヤコード、端子 AC300V 7A(BL品B1の仕様表) |
| モーター | 2極コンデンサー誘導電動機 |
| 材質 | 本体枠:亜鉛鋼板/ケーシング・羽根:PP樹脂/本体カバー:ABS樹脂/シャッター:アルミ板 |
| 質量 | 2kg(BL品B1の仕様表) |
DVF-G10L3の特徴は、本体の枠に亜鉛鋼板を使いながら、ケーシングや羽根は樹脂製という構成にあります。長く使うと、樹脂部分の黄ばみや硬化、金属部分のさびが目立ってくることがあります。
もう一つの特徴が、同じ寸法・同じ風量のまま品番だけが変わってきた系統であることです。新旧対比表を見ると、DVF-G10L3(2002年)、DVF-G10L4(2008年)、DVF-G10L8(2009年)はいずれも埋込寸法175mm角、接続パイプφ100mm、風量85/87㎥/hと同じ数値が並んでいます。天井から見上げただけでは区別がつきにくいため、型番は必ず本体ラベルで確認しましょう。
なお、DVF-G10L8の販売ページには「SL端子付」「ワンタッチルーバー」「帯電防止ルーバー」といった特長が記載されていますが、DVF-G10L3について同じ項目を確認できる資料は見つかりませんでした。L8を前提に書かれた交換情報をそのままDVF-G10L3に当てはめず、実機の配線やルーバーの状態を確認することが大切です。
型番の末尾に「B1」が付いたDVF-G10L3B1は、優良住宅部品(BL)認定品のバリエーションです。モノタロウではDVF-G10L3B1は取扱い終了とされ、後継品としてBL認定品のDVF-T10LBが案内されています。集合住宅の仕様でBL品が指定されている場合は、交換先もBL品を選ぶのが確実です。ただし、DVF-T10LBは販売店によって「メーカー受注停止」と表示されている例もあるため、手配できるかは見積もりの際に確認が必要です。
DVF-G10L3の交換が必要なタイミング
DVF-G10L3は発売から20年以上が経った機種で、同系統の後継品が何度も出ている古い世代です。どのような症状が出たら交換を考えるべきか、ポイントを3つに分けて説明します。
異音・換気不足
もっともわかりやすいサインは音の変化です。DVF-G10L3のモーターはコンデンサー誘導電動機で、軸受けのグリスが切れてくると「ウーン」「ブーン」という唸り音や、「カラカラ」「キュルキュル」という金属的な音が出るようになります。音が大きくなったり、回り始めるまでに時間がかかったりする場合は、モーターの寿命が近いサインと考えてください。
換気不足も重要なサインです。入浴後の鏡の曇りが以前より取れにくい、トイレのにおいがこもる、浴室の天井にカビが増えた、といった変化は、羽根の汚れやモーターの回転数低下で風量が落ちている可能性があります。ルーバーの前にティッシュをかざして、吸い込みが弱くなっていないか確かめてみましょう。掃除をしても改善しない場合は、本体の交換を検討する段階です。
経年劣化
DVF-G10L3は樹脂製のケーシングと羽根、ABS樹脂の本体カバー、アルミ板のシャッターで構成されています。長年使うと樹脂は熱と湿気で黄ばみ、もろくなっていくことがあります。ルーバーを外すときに爪が折れる、羽根にひびが入っている、といった状態は部品の劣化が進んでいるサインです。
見落としがちなのがシャッターの劣化です。排気口のシャッターが汚れや変形でうまく閉じなくなると、換気扇を止めているときに外の冷気や湿気が逆流したり、風の強い日にパタパタと音がしたりします。また、プラグ付コードで天井裏のコンセントにつないでいる場合は、コンセントやコードの被覆が湿気やほこりで傷んでいないかも気になるところです。焦げたようなにおいがする、ブレーカーが落ちる、といった症状がある場合は使用を止め、早めに点検を依頼してください。
使用年数の目安
換気扇は、毎日長時間運転する機器です。一般的に10〜15年程度がひとつの交換目安といわれており、DVF-G10L3は2002年発売のため、発売当初に設置されたものであればすでにこの目安を超えています。製造時期には幅がありますが、2008年に次世代のDVF-G10L4が発売されていることを考えると、DVF-G10L3が付いている住まいでは、長く使われている個体が多いと考えられます。
メーカーの補修部品には保有期間があり、生産終了から年数が経った機種では、モーターや羽根などの部品だけを取り寄せて直すことが難しくなります。DVF-G10L3も後継品が何度も出ている古い世代のため、部品交換での修理は難しい可能性が高く、故障したら本体ごとDVF-T10Lへ交換するのが現実的です。「まだ回っているから」と使い続けるより、症状が軽いうちに計画的に交換したほうが、急に止まって慌てることもありません。
DVF-G10L3の後継機種と互換性
ここでは、DVF-G10L3の後継機種であるDVF-T10Lの型番の見方、サイズと性能の違い、他メーカー製品との互換性について詳しく解説します。
公式後継機種の型番
DVF-G10L3の後継機種は、日本キヤリア(旧・東芝キヤリア)のDVF-T10Lです。東芝ブランドの換気扇は現在、日本キヤリアの製品として案内されており、DVF-T10Lも同社の「ダクト用換気扇(1部屋用)」のラインアップに掲載されています。販売店のページでも、DVF-T10LはDVF-G10L8・DVF-G10L4・DVF-G10L3の後継品として案内されています。
DVF-T10Lは、日本キヤリアのラインアップで「鋼板ボディ」に分類されるスタンダード格子タイプのダクト用換気扇で、設置場所はトイレ・洗面所・浴室・居間・事務所・店舗用とされています。DVF-G10L3と同じく格子状のルーバーが付いたタイプなので、天井から見た印象も大きくは変わりません。
型番の選び分けで迷いやすいのが次の2点です。1つ目は、BL品のDVF-G10L3B1からの交換ならBL認定品のDVF-T10LBが案内されていること。2つ目は、同じ日本キヤリアの175mm角クラスに、樹脂(プラスチック)ボディのDVF-T10CL・DVF-T10CBがあることです。どちらも埋込寸法175mm角・φ100mmで、DVF-G10L3からの交換先としても選べます。鋼板ボディのDVF-T10Lは、DVF-G10L3の本体枠が亜鉛鋼板だったのと同じく金属の本体を重視したい場合、樹脂ボディのDVF-T10CLは価格を抑えたい場合、というように考えると選びやすくなります。
サイズ・性能の違い(比較表)
DVF-G10L3とDVF-T10Lの主な違いを表にまとめました。DVF-T10Lの数値は日本キヤリアの公式カタログによるものです。
| 項目 | DVF-G10L3 | DVF-T10L |
|---|---|---|
| 発売年 | 2002年 | 2017年(新旧対比表) |
| 埋込寸法 | 175mm角 | 175mm角 |
| 接続パイプ径 | φ100mm | φ100mm |
| 風量(0Pa) | 85㎥/h(50Hz)/87㎥/h(60Hz) | 90㎥/h(50Hz・60Hz) |
| 風量(ダクト20m相当長) | 資料で確認できず | 75㎥/h(50Hz)/74㎥/h(60Hz) |
| 騒音値(0Pa) | 28.5dB(50Hz)/29dB(60Hz) | 26.5dB(50Hz・60Hz) |
| 消費電力 | 8.5W(50Hz)/9.8W(60Hz) | 10W(50Hz)/11.5W(60Hz) |
| 電源の接続 | 差込みプラグ付コード・端子(AC300V 7A)の記載(BL品B1の仕様表) | SL端子(直結) |
| シャッター | アルミ板製(方式名は資料で確認できず) | 高気密風圧式シャッター |
| 本体 | 枠:亜鉛鋼板/ケーシング:PP樹脂 | 鋼板ボディ |
| 質量 | 2kg(BL品B1の仕様表) | 1.9kg |
| その他の特長 | 資料で確認できず | 羽根着脱可能、帯電防止ルーバー、ワンタッチルーバー、軽量鉄骨対応、ダクト接続全方向7°調整 |
表のとおり、埋込寸法と接続パイプ径は同じで、天井開口とダクトはそのまま使えます。性能面では風量がわずかに増え、騒音値は2〜2.5dB下がっています。数値だけを見ると小さな差に思えますが、長年の使用で汚れや劣化が進んだDVF-G10L3からの交換では、音や吸い込みの変化を感じやすいでしょう。
工事のうえで大きく関わるのが電源の接続方法です。DVF-G10L3のBL品の仕様表にはプラグ付コードの記載があり、天井裏のコンセントにつながれている現場も考えられます。一方、DVF-T10LはSL端子に電源線を直接つなぐ方式です。このため、同じ穴に付け替えるだけの交換に見えても、天井裏では配線工事が必要になる場合があります。また、DVF-T10Lの公式カタログには「浴室内でご使用の際は必ず接地(アース)工事を行ってください」と明記されているため、浴室のDVF-G10L3を交換する場合はアース線の確認も欠かせません。
なお、消費電力はDVF-T10Lのほうがわずかに大きくなっています。1日中運転しても差は小さいものの、「最新機種にすれば電気代が下がる」とは言い切れない点は知っておいてください。また、DVF-T10Lは強弱切替のない機種で、公式カタログには、24時間換気システム用として使う場合、音の静かさを重視する寝室などでは強弱付製品をすすめる注記があります。
他メーカーとの互換性
DVF-G10L3の175mm角・φ100mmという寸法に近いダクト用換気扇は、他メーカーからも出ています。そのため、条件が合えば他メーカー製品に交換することも考えられます。
ただし、他メーカー製品に替える場合は、本体を固定するネジ穴の位置、排気口の高さや向き、天井裏に必要な高さなどが異なり、ダクトの接続位置を調整する必要が出ることがあります。DVF-G10L3の後継として案内されているDVF-T10L(または同じ日本キヤリアのDVF-T10CL・DVF-T10CB)を選ぶほうが、寸法の確認がしやすく工事も進めやすくなります。特にこだわりがなければ、東芝系の後継機種での交換をおすすめします。
DVF-G10L3交換の方法と工事の流れ
DVF-G10L3の交換方法には、自分で行う方法と業者に依頼する方法があります。ここでは、それぞれの流れと注意点を説明します。
DIY手順
最初にお伝えしておくと、DVF-G10L3からDVF-T10Lへの交換は、電気工事士の資格を持たない方がDIYで行うことはできません。DVF-T10LはSL端子に電源線を直接つなぐ方式で、屋内の配線を器具に結線する作業は、電気工事士法にもとづき資格者が行う必要があります。DVF-G10L3がプラグ付コードでつながれていた場合でも、新しい本体をつなぐ段階で配線工事が必要になる点は変わりません。
参考として、資格を持つ方が作業する場合の一般的な流れを紹介します。ご自身で作業できない場合も、業者がどのような工程で進めるのかを知っておくと、見積もりの内容を理解しやすくなります。
- 分電盤のブレーカーを切り、換気扇に通電していないことを検電器で確認する
- DVF-G10L3のルーバーを外し、本体ラベルで型番(B1の有無を含む)を確認する
- 本体枠を固定している木ねじを外し、本体を少し下げる
- 排気口とダクトの接続テープをはがし、ダクトを外す
- 天井裏で電源プラグをコンセントから抜く、または直結されている配線を外す
- DVF-T10LのSL端子に電源線(必要に応じてアース線)を結線できるよう配線を整える
- DVF-T10Lの排気口にダクトを差し込み、アルミテープで気密を確保する
- 本体を付属の木ねじで天井下地に固定し、SL端子に電源線を結線する
- ルーバーを取り付け、ブレーカーを戻して運転と吸い込みを確認する
作業は脚立の上での上向き作業になり、天井裏は狭く暗いため、見た目以上に体力と注意力が必要です。また、古いDVF-G10L3を外すと、ダクトの内側に長年のほこりがたまっていたり、アルミテープが劣化して空気が漏れていたりすることがあります。こうした部分の手直しも含めて、プロに任せるほうが安全で確実です。
業者依頼の流れ
業者に依頼する場合の一般的な流れは次のとおりです。換気生活では、写真を送っていただくだけで見積もりが可能です。
- 天井の換気扇全体と、ルーバーを外した状態の本体ラベル(DVF-G10L3の型番表示)を撮影する
- LINEで写真と設置場所(浴室・トイレなど)を送り、無料見積もりを依頼する
- 見積もり金額と工事日を確認して依頼する
- 当日、作業員がDVF-G10L3を取り外し、配線を整えてDVF-T10Lを取り付ける
- 運転確認・吸い込み確認を行い、古い換気扇を回収して完了
費用の目安は28,000円〜35,000円前後です。これは換気生活に掲載されている同じ日本キヤリア175mm角クラスのDVF-T10CL・DVF-T10CBのコミコミ価格(通常価格32,780円、下取り5,500円適用で27,280円・いずれも税込・2026年9月時点)と、DVF-T10Lのメーカー希望小売価格がそれらとほぼ同じか、わずかに高い水準であることをもとにした目安です。DVF-T10Lを指定するか、DVF-T10CLにするかでも金額は変わります。
実際の費用は、天井裏の配線を直結に変える作業の有無、浴室でのアース工事、ダクトの劣化による部材交換の有無などで変わります。見積もりの際は、本体代と工事費、古い本体の処分費、追加工事の可能性まで含めて確認すると安心です。正確な金額は、LINEから無料見積もりでお問い合わせください。
工事時間は、配線やダクトに問題がなければ15〜30分程度が目安です(換気生活の案内による浴室・トイレ換気扇の標準時間)。天井裏の配線の手直しやダクトの交換が必要な場合は、その分だけ時間がかかります。
注意点
DVF-G10L3の交換で特に注意したいのは、同じ見た目の別品番と取り違えないことです。DVF-G10L3、DVF-G10L4、DVF-G10L8は寸法がそろっており、天井から見ただけでは区別がつきにくい系統です。見積もりを依頼するときは「東芝の格子の換気扇」ではなく、本体ラベルの型番を正確に伝えてください。型番末尾の「B1」の有無も、BL品の指定がある集合住宅では重要です。
次に、集合住宅の場合は管理規約を確認しておきましょう。浴室やトイレのダクト用換気扇が24時間換気の一部として計画されている場合もあり、交換の際に管理会社への届け出が必要なケースがあります。また、ダクトが共用部につながっている場合は、ダクト側の工事に制限があることもあります。
最後に、交換前にダクトの状態を確認しておくことも大切です。DVF-G10L3の時代から長く使われているダクトは、内部にほこりがたまっていたり、つなぎ目がはがれていたりすることがあります。本体だけ新しくしても、ダクトが詰まっていては本来の風量が出ません。換気生活ではダクトクリーニングを同時に注文できるプランも用意していますので、長年掃除していない場合はあわせて検討してください。
DVF-G10L3交換・後継機種に関するよくある質問
Q. DVF-G10L3とDVF-G10L8は同じものですか?
A. 寸法(埋込175mm角・φ100mm)や風量(85/87㎥/h)は同じですが、別の世代の製品です。新旧対比表ではDVF-G10L3が2002年、DVF-G10L8が2009年の発売で、その間にDVF-G10L4(2008年)もあります。細かな仕様の違いまでは資料で確認できなかったため、交換の際は本体ラベルの型番と実機の配線を確認してください。いずれも後継はDVF-T10Lです。
Q. 本体ラベルに「DVF-G10L3B1」と書かれています。後継機種は違いますか?
A. DVF-G10L3B1は優良住宅部品(BL)認定品です。モノタロウでは後継品としてBL認定品のDVF-T10LBが案内されています。寸法は同じなのでDVF-T10Lでも取り付けはできますが、集合住宅などでBL品が指定されている場合はDVF-T10LBを選ぶのが確実です。販売店によっては受注停止と表示されている例もあるため、手配できるかは見積もりの際にご確認ください。
Q. DVF-G10L3は天井のコンセントにプラグを差していました。DVF-T10Lもプラグを差すだけで使えますか?
A. 使えません。DVF-T10Lは公式カタログで「SL端子付」とされている直結式で、差込みプラグ付コードの記載はなく、電源線を本体の端子に直接つなぐ必要があります。天井裏のコンセントから直結に変える作業は電気工事士の資格が必要なため、業者に依頼してください。
Q. 天井の穴を広げたり、ダクトを交換したりする必要はありますか?
A. DVF-G10L3とDVF-T10Lは埋込寸法175mm角、接続パイプφ100mmで共通なので、天井の穴はそのまま使え、ダクトも基本的に再利用できます。ただし、ダクトが破れていたり、つなぎ目が劣化していたりする場合は、部分的な交換や補修をおすすめすることがあります。
Q. DVF-T10Lに替えると電気代は安くなりますか?
A. カタログ上の消費電力は、DVF-G10L3の8.5W(50Hz)に対してDVF-T10Lは10W(50Hz)と、わずかに増えています。一方で風量は85㎥/hから90㎥/hに増え、騒音値は28.5dBから26.5dBに下がっています。電気代の節約よりも、換気性能と静かさの回復を目的とした交換と考えてください。
Q. DVF-T10LとDVF-T10CLのどちらを選べばいいですか?
A. どちらも埋込寸法175mm角・φ100mmで、DVF-G10L3からの交換に使えます。DVF-T10Lは鋼板ボディ、DVF-T10CLは樹脂(プラスチック)ボディです。換気生活ではDVF-T10CLのコミコミ価格を掲載しており(下取り適用時27,280円・税込)、費用を抑えたい場合はDVF-T10CL、金属ボディのDVF-T10Lを希望する場合はDVF-T10L、と選び分けるのがおすすめです。
Q. DVF-G10L3が壊れたら、部品だけ交換して修理できますか?
A. DVF-G10L3は2002年発売の古い世代で、後継品が何度も出ている機種です。メーカーの補修部品の入手は難しい可能性が高いため、モーターや羽根だけを交換する修理はあまり現実的ではありません。本体ごとDVF-T10Lへ交換するのが基本です。
Q. 浴室のDVF-G10L3を交換するとき、アース工事は必要ですか?
A. DVF-T10Lの公式カタログには、浴室内で使用する場合は必ず接地(アース)工事を行うよう記載されています。既存のコンセントや配線にアースが来ていない場合は、アース線の手配が必要になることがあります。現地の状況は写真で確認できますので、見積もりの際にご相談ください。
まとめ|DVF-G10L3の交換と後継機種選び
DVF-G10L3は2002年発売の東芝製ダクト用換気扇で、DVF-G10L4、DVF-G10L8へと続く系統のなかでもっとも古い世代です。交換先は日本キヤリアのDVF-T10Lで、埋込寸法175mm角・接続パイプφ100mmが共通のため、天井の穴やダクトはそのまま使えます。風量は85/87㎥/hから90㎥/hに、騒音値は28.5dBから26.5dBに改善しています。
DVF-G10L3の交換で見落としやすいのは、電源の取り方の違いです。BL品の仕様表にプラグ付コードの記載があるDVF-G10L3に対し、DVF-T10LはSL端子の直結式のため、交換には電気工事士の資格が必要な配線作業がともないます。型番末尾に「B1」が付く場合はBL認定品のDVF-T10LB、樹脂ボディがよければDVF-T10CLという選択肢もあります。
異音や換気不足が気になり始めたら、天井の換気扇と本体ラベルの写真を撮って、まずは見積もりを取ってみてください。正確な金額は、LINEから無料見積もりでご確認いただけます。
| こんな悩みはありませんか? 音が大きくなってきた 吸い込みが弱く、においが残る 10年以上使用している 換気扇、浴室乾燥機、レンジフードの交換は、換気生活にお任せください。 年間7,102件の圧倒的な施工実績を持ち、取り付け後は10年間保証をご用意しております。商品、工事、処分、出張費をすべて含んだ安心の料金体系も強みです。見積もりやご相談は完全無料となりますので、この機会になんでもご相談ください。 |





