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DVP-14HQの交換と後継機種まとめ|費用・工事手順も写真付きで解説

浴室の天井から「ゴー」「カラカラ」という音がする、スイッチを入れてもトイレや洗面所側の吸い込みが弱い。そんな症状で品番ラベルを確認したら「DVP-14HQ」と書かれていた、という方に向けた記事です。DVP-14HQは東芝(現在の換気扇事業は日本キヤリア)の、1台で2つの部屋をまとめて換気する天井埋込形のダクト用換気扇で、品番末尾に「Q」が付く大風量タイプの系列にあたる機種です。

先に結論をお伝えすると、DVP-14HQの交換先はDVP-T14CLQ(日本キヤリア 天井埋込形ダクト用換気扇 2部屋用・大風量形)がおすすめです。DVP-T14CLQは埋込寸法225mm角・接続ダクトφ100mmの2部屋用で、流通サイトではDVP-G14HQやDVP-G14CLQ3・DVP-G14CLQ4といった「Q」付き2部屋用の後継品として扱われており、品番の並びからDVP-14HQもこの系列の前身にあたると考えられます。天井埋込形は電源線を本体に直接つなぐ直結配線が一般的なため、交換には電気工事士の資格が必要で、DIYではなく専門業者への依頼が基本になります。

この記事では、DVP-14HQ交換の結論(後継機種・工事時間・DIY可否)を最初にまとめたうえで、2部屋用換気扇ならではの交換作業の流れをストーリー形式で紹介します。あわせて、同じ14cm・2部屋用の標準風量タイプ(Qなし)との違いや、「Q」付き品番を選び直すべき理由もくわしく解説します。

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目次

DVP-14HQ交換の結論まとめ

まずはDVP-14HQの交換を検討している方が最初に知りたい5つのポイントを表にまとめます。細かな理由は後半の各章で説明していますので、全体像をつかむために先にご覧ください。

項目内容
後継機種DVP-T14CLQ(日本キヤリア/旧東芝)天井埋込形ダクト用換気扇・2部屋用・大風量形
工事時間換気生活の案内では浴室・トイレの換気扇交換は15分〜30分程度※2部屋用はダクトが2系統あるため、天井点検口の有無やダクトの状態によってはそれ以上かかることがあります
DIY可否不可(天井内での直結配線のため、電気工事士の資格が必要)
おすすめの交換方法2部屋用・大風量形の交換実績がある専門業者に、本体とダクト接続をまとめて依頼

後継機種のDVP-T14CLQは、日本キヤリアのカタログで「2部屋用」「大風量形」「プラスチックボディ」と明記されている機種です。DVP-14HQと同じく1台の本体(親機)で浴室を換気しながら、ダクトでつないだ吸込口(子機)からトイレや洗面所の空気も同時に引き込む構造になっています。品番の「Q」は、日本キヤリアの現行ラインアップでは大風量形を示す記号として使われており、同じ本体サイズの標準風量タイプ「DVP-T14CL」と区別されています。

DIYについては、DVP-14HQのような天井埋込形は、天井内で電源線を本体に直接つなぐ「直結配線」で設置されているのが一般的で、配線の取り外しと接続は電気工事士の資格を持つ人でなければ行えません。加えて、2部屋用は本体からダクトが2系統(排気用と子機からの吸込用)伸びており、1部屋用よりも天井裏での作業が増えます。安全面と仕上がりの両面から、交換は専門業者への依頼をおすすめします。

実際のDVP-14HQ交換の様子

ここからは、DVP-14HQのような2部屋用・大風量タイプの換気扇をDVP-T14CLQへ交換する際の流れを、よくある現場の一例として紹介します。舞台は、ユニットバスの天井に親機があり、ダクトでつないだ子機がトイレ(または洗面所)の天井に付いている、マンションや戸建てでよく見られる間取りです。実際の手順や所要時間は現場によって異なりますので、交換のイメージをつかむ参考としてお読みください。

Before:浴室天井のDVP-14HQと、トイレ側の子機を確認

現地に着いてまず行うのは、浴室天井にある親機の確認です。ルーバー(表面のカバー)の奥にある銘板で品番がDVP-14HQであることを確かめ、あわせてトイレや洗面所の天井にある子機の位置も確認します。2部屋用の換気扇は、浴室側だけを見ると1部屋用と見分けがつきにくいのですが、別の部屋の天井に小さな吸込口があり、スイッチを入れるとそこからも空気が吸い込まれていれば2部屋用と判断できます。

この段階で、異音の出方や吸い込みの強さも確認します。長年使われた2部屋用換気扇では、羽根やファンケースにホコリがたまって回転のバランスが崩れ、「ゴー」という低い音や「カラカラ」という軽い異音が出ていることがよくあります。子機側の吸い込みが極端に弱い場合は、ダクトの外れやつぶれが隠れていることもあるため、天井点検口から天井裏をのぞいてダクトの経路も目視で確かめておきます。

また、DVP-14HQが24時間換気の役割を担っている住まいかどうかも確認ポイントです。浴室の換気扇を常時運転させて家全体の換気をまかなっている住宅では、交換後も同じように常時運転できる機種を選ぶ必要があります。DVP-T14CLQは日本キヤリアのカタログで24時間換気システム用として使えることが明記されているため、この点は安心して置き換えられます。

取り外し作業:ルーバーを外し、親機本体を固定しているネジを外す

作業に入る前に、分電盤で換気扇の回路のブレーカーを落とし、通電していないことを確認します。浴室は水気がある場所なので、感電防止のためにこの手順は欠かせません。そのうえで、浴室天井のDVP-14HQのルーバーを取り外します。長く使われたルーバーは、ホコリと湿気で固着していることもあるため、割らないようにゆっくりと外していきます。

ルーバーを外すと、ファン(羽根)とモーターが収まった本体が見えてきます。本体は天井の野縁(下地材)などにネジで固定されているので、ドライバーでネジを1本ずつ外していきます。2部屋用の本体は、排気側のダクトに加えて子機からの吸込ダクトもつながっているため、本体を下ろす前にダクトの接続部の位置を確認しておくことが大切です。無理に引き下ろすとダクトが天井裏で外れたり破れたりして、あとで子機側の吸い込み不良の原因になってしまいます。

天井点検口がある浴室であれば、天井裏側からダクトの接続部に手を伸ばして、固定テープをはがしたりアダプターを外したりすることができます。点検口がない場合は、本体の開口部から手を入れて作業することになり、少し時間がかかることがあります。

配線処理:電源線を外し、ダクト接続部を確認

本体を少し下げたら、天井内から来ている電源線を本体の端子から外します。DVP-14HQのような天井埋込形は、コンセントにプラグを差し込むタイプではなく、電源線を本体の端子に直接接続する直結配線です。この作業は電気工事士法で資格者に限られている作業にあたるため、資格を持った作業員が担当します。外した電源線の被覆に傷みや焦げがないかも、このタイミングで確認しておきます。

電源線を外したら、排気側と吸込側(子機側)の2本のダクトを本体から切り離して、DVP-14HQを天井から下ろします。取り外した本体の内部には、長年のホコリや湿気による汚れがたまっていることが多く、異音や風量低下の原因が目で見てわかることもあります。ダクト側の接続口の状態もあわせて確認し、ダクトの口がつぶれていたり、テープが劣化して粉をふいていたりする場合は、新しい本体を付ける前に補修します。

新型設置:DVP-T14CLQを取り付け、2系統のダクトを接続

続いて、後継機種のDVP-T14CLQを取り付けます。DVP-T14CLQは埋込寸法225mm角で、接続ダクトはφ100mmです。既存の開口とダクトの寸法が合っていれば、天井の開口を広げたり新たに穴を開けたりせずに取り付けられるケースが多くなります。ただし、同じ225mm角でも本体の奥行きや吸込口の位置は世代によって違うことがあるため、取り付け前に天井裏のスペースとダクトの向きを確認します。

DVP-T14CLQは、日本キヤリアのカタログでダクト接続が全方向に7°調整可能(塩ビ管接続時)とされており、吸込方向も3方向から選べる仕様です。天井裏で子機側のダクトがどの方向から来ているかに合わせて吸込方向を選び、ダクトを差し込んだらアルミテープでしっかり巻いて固定します。排気側・吸込側のどちらかに隙間が残ると、風量が落ちたり天井裏に湿気が漏れたりするため、テープの巻き方は丁寧に仕上げます。

ダクトをつないだら本体をネジで天井に固定し、電源線を新しい本体の端子に接続します。DVP-T14CLQにはSL端子が付いているため、住まいの換気スイッチの構成によっては、スイッチ側の配線方法もこのタイミングで確認します。最後にルーバーを取り付ければ、本体の設置は完了です。

After:浴室とトイレの両方で吸い込みを確認して完成

ブレーカーを戻して試運転を行い、浴室側だけでなく、トイレや洗面所の子機側でもしっかり空気が吸い込まれているかを確認します。ティッシュペーパーを吸込口に近づけると、吸い込みの強さが目で見てわかります。あわせて、運転中に異音や振動がないか、ルーバーがガタついていないかもチェックします。

DVP-T14CLQは、親機と子機の風量割合が7:3に設定されていて、親機のカバー内にある風量調節板をはめかえると6:4に変更できます。トイレ側のにおいがこもりやすい場合などは、この調節で子機側の吸い込みを強めることができます。DVP-14HQのときに子機側の換気が物足りなかった住まいでは、交換のタイミングで風量割合も見直しておくと、使い勝手がよくなります。

作業の最後には、取り外した古い本体を回収し、浴室やトイレの天井まわりの清掃を行ってからお引き渡しとなります。新しい換気扇のお手入れ方法(ルーバーの外し方や羽根の外し方)もこの場でお伝えしておくと、次の交換までの期間を長く保ちやすくなります。

DVP-14HQとは?(特徴・仕様)

DVP-14HQは、東芝の天井埋込形ダクト用換気扇のうち、1台で2つの部屋を換気できる「2部屋用」の機種です。品番の「DVP」は東芝の2部屋用ダクト換気扇に使われている記号で、同じ東芝のダクト用でも1部屋用は「DVF」から始まる品番になっています。現行のDVP-T14CL・DVP-T14CLQは羽根径14cmで、「14」を含むDVP-14HQも同じ14cmクラスの機種と考えられます。用途としては、浴室と、トイレ・洗面所といった隣り合うサニタリー空間をまとめて換気するために使われてきました。

品番末尾の「Q」については、日本キヤリアの現行品で「DVP-T14CL(標準)」と「DVP-T14CLQ(大風量形)」、1部屋用でも「DVF-T14CL」と「DVF-T14CLQ(大風量形)」のように、同じ本体サイズの大風量タイプに「Q」が付けられています。流通サイトでもDVP-T14CLQの旧品番としてDVP-G14HQ、DVP-G14CLQ3、DVP-G14CLQ4といった「Q」付きの品番が挙げられており、DVP-14HQはこの大風量タイプの系列にあたる機種と考えられます。

なお、DVP-14HQの詳細な仕様値(風量・騒音・消費電力・本体寸法など)は、東芝ライテックの商品データベースに仕様書PDFが登録されていることは確認できたものの、今回の調査ではテキストとして内容を読み取ることができませんでした。そのため、この記事ではDVP-14HQの数値を記載していません。発売年・生産終了年についても、メーカーの資料では確認できませんでした。現地での交換判断は、本体の銘板表示と天井の開口寸法を実測して行うのが確実です。

項目DVP-14HQ
メーカー東芝(換気扇事業は現在、日本キヤリア)
種類天井埋込形ダクト用換気扇(2部屋用)
品番の「Q」大風量タイプの系列(現行品の品番体系より)
主な用途浴室+トイレ・洗面所などサニタリーの同時換気
DVP-T14CLQの旧品番(参考)DVP-G14HQ、DVP-G14CLQ3、DVP-G14CLQ4(流通サイトの表記。DVP-14HQとの直接の関係は公式資料で確認できず)
風量・騒音・消費電力–
発売年・生産終了年–
電源の接続方式天井埋込形のため直結配線が一般的(交換には電気工事士の資格が必要)

同じ14cmクラスの2部屋用で、品番に「Q」が付かない「DVP-14H」については、施工業者の記録で埋込寸法225mm角・適合パイプφ100mmと紹介されています。DVP-14HQも同じ系列の2部屋用であれば同様の寸法である可能性が高いものの、公式資料では確認できていないため、交換前の現地調査で天井開口とダクト径を必ず実測してもらいましょう。

また、東芝ライテックの商品データベースには「DVP-14HQBK」という末尾に「BK」が付いた品番も登録されています。今回の調査では「BK」が何を意味するかは確認できませんでしたが、銘板にこうした枝番が付いている場合も、見積もり依頼の際には末尾まで正確に伝えることで、機種の特定がスムーズになります。

DVP-14HQの交換が必要なタイミング

DVP-14HQは、2部屋分の換気を1台のモーターで担う大風量タイプです。1台が止まると浴室とトイレ(洗面所)の両方の換気が同時に止まるため、不調のサインが出たら早めに交換を検討することが大切です。ここでは、交換を考えるべき代表的なタイミングを3つに分けて解説します。

異音・換気不足:浴室でもトイレ側でも症状をチェック

もっともわかりやすいサインは、運転中の異音です。「ゴー」「ウーン」という低い音が以前より大きくなった、「カラカラ」「カタカタ」と何かが当たるような音がする、といった変化は、モーターの軸受けの摩耗や羽根のバランスの崩れが原因であることが多く、掃除だけでは改善しないことが少なくありません。

2部屋用のDVP-14HQで見落としがちなのが、子機側の換気不足です。浴室側はまだ吸い込んでいるのに、トイレのにおいが抜けにくくなった、洗面所の鏡が曇りやすくなった、という場合は、モーターの能力低下やダクトの詰まり・外れが考えられます。浴室だけを見て「まだ動いているから大丈夫」と判断せず、子機側の吸い込みもあわせて確認してみてください。

異音や換気不足の状態で使い続けると、浴室のカビや結露が増えたり、トイレのにおいが室内に広がったりと、住まい全体の快適さに影響します。モーターが完全に止まってしまうと、24時間換気をこの1台でまかなっている住宅では、家全体の換気が止まることにもなります。

経年劣化:ルーバーの変色や本体の汚れにも注目

見た目の変化も交換時期の目安になります。浴室の湿気にさらされ続けた樹脂製のルーバーは、黄ばみや変色、細かなひび割れが出てくることがあります。ルーバーを外したときに、羽根やファンケースにこびりついた汚れが落ちにくくなっている場合も、本体内部の劣化が進んでいるサインです。

また、スイッチを入れてから回り始めるまでに時間がかかる、運転中に回転数が不安定になる、といった症状はモーター側の劣化が疑われます。2部屋用のDVP-14HQは1台のモーターで2部屋分の換気を担っているため、止まったときの影響も大きくなります。こうした症状が出てきたら、故障して止まってしまう前に交換の準備を始めると安心です。

使用年数の目安:10年を過ぎたら点検と交換の検討を

換気扇の交換時期としては、一般に設置から10年程度が目安といわれています。DVP-14HQの発売年はメーカーの資料で確認できませんでしたが、現行のDVP-T14CLQの旧品番としてDVP-G14HQ・DVP-G14CLQ3・DVP-G14CLQ4が流通サイトに挙げられていることから、DVP-14HQはそれよりさらに前の品番と考えられます。その場合、多くの住まいで10年を大きく超えて使われている可能性があります。

年数がたった換気扇は、修理しようとしても部品の供給が終わっていることが多く、修理より本体交換のほうが現実的です。特に2部屋用は、本体が止まると2つの部屋の換気に影響するため、異音などの前ぶれが出た段階で計画的に交換しておくことをおすすめします。

DVP-14HQの後継機種と互換性

ここでは、DVP-14HQの後継機種と、交換するときに気になる互換性(サイズや性能の違い、他メーカー品への交換)について解説します。

公式後継機種の型番:大風量形のDVP-T14CLQ

DVP-14HQの交換先としておすすめするのは、日本キヤリアのDVP-T14CLQです。DVP-T14CLQは「天井埋込形ダクト用換気扇 2部屋用 大風量形」で、浴室・トイレ・洗面所用として販売されています。流通サイトではDVP-T14CLQの旧品番としてDVP-G14HQ、DVP-G14CLQ3、DVP-G14CLQ4が挙げられており、DVP-14HQから続く「2部屋用・大風量」の系列の現行品にあたります。なお、日本キヤリアの公式資料上で「DVP-14HQの後継はDVP-T14CLQ」と直接示した記載は、今回の調査では確認できませんでした。

同じ本体サイズで品番に「Q」が付かない「DVP-T14CL」も2部屋用として販売されていますが、こちらは標準風量のタイプです。DVP-14HQは大風量タイプの系列なので、交換の際は原則として同じ大風量形のDVP-T14CLQを選ぶのがおすすめです。建物の換気計画上、浴室の換気扇に一定の換気量が求められている住宅では、風量が下がる機種に替えると設計どおりの換気量を確保できなくなるおそれがあるためです。

一方で、ダクトが短く、トイレ側のにおいも気にならないような現場では、運転音の小さいDVP-T14CLを選ぶという考え方もあります。どちらを選ぶべきかは、ダクトの長さや24時間換気の設計によって変わりますので、現地調査の際に業者に相談して決めるのが確実です。

サイズ・性能の違い(比較表)

DVP-T14CLQと、同じ本体サイズの標準タイプDVP-T14CLの主な仕様を、日本キヤリアのカタログをもとに比較します。DVP-14HQの数値は公式資料で確認できなかったため、表には記載していません。

項目DVP-T14CLQ(大風量形)DVP-T14CL(標準)
種類天井埋込形ダクト用・2部屋用天井埋込形ダクト用・2部屋用
埋込寸法225mm角225mm角
接続ダクト径φ100mmφ100mm
風量(0Pa)210m³/h180m³/h
風量(ダクト20m相当長)50Hz 135m³/h/60Hz 147m³/h50Hz 125m³/h/60Hz 136m³/h
騒音34.5dB30.5dB
消費電力50Hz 20W/60Hz 23.5W50Hz 17W/60Hz 18W
質量2.6kg2.6kg
親機:子機の風量割合7:3(6:4に変更可)7:3(6:4に変更可)
シャッター高気密風圧シャッター付(吸込・排気側共)高気密風圧シャッター付(吸込・排気側共)
希望小売価格(税抜)22,700円20,500円

表のとおり、DVP-T14CLQとDVP-T14CLは本体の埋込寸法やダクト径、質量が同じで、違いは主に風量・騒音・消費電力です。DVP-T14CLQは0Pa時の風量が210m³/hと、標準タイプより30m³/h多い一方、騒音は4dB大きく、消費電力も50Hzで3W、60Hzで5.5W高くなっています。ダクト20m相当長でもDVP-T14CLQのほうが風量が多く、ダクトが長い現場ほど大風量形のメリットが生きてきます。

DVP-14HQからの交換で注意したいのは、世代が大きく離れている点です。埋込寸法やダクト径が同じでも、本体の奥行きや吸込口・排気口の位置、子機との接続方法が異なる場合があります。DVP-T14CLQはダクト接続を全方向に7°調整でき(塩ビ管接続時)、吸込方向も3方向から選べるため、既存ダクトに合わせやすい設計ですが、ダクトの長さが足りない場合は延長や部材の交換が必要になることもあります。こうした点は現地調査で確認してもらいましょう。

他メーカーとの互換性

DVP-14HQの交換先として、三菱電機やパナソニックなど他メーカーの2部屋用換気扇を選ぶことも、理論上は可能です。ただし、2部屋用換気扇は親機と子機の組み合わせや、ダクトの接続位置・向きがメーカーごとに異なるため、1部屋用の換気扇よりも他メーカー品への置き換えのハードルが高くなります。

天井の開口寸法やダクトの位置が合わない場合は、開口の加工やダクトの引き直しが必要になり、工事費が上がったり工事時間が延びたりします。子機の吸込グリルもメーカーごとに形状が違うため、トイレ側の天井も含めた工事になることがあります。特別な理由がなければ、DVP-14HQと同じ東芝系列(現・日本キヤリア)のDVP-T14CLQを選ぶほうが、工事の負担を抑えやすくなります。

DVP-14HQ交換の方法と工事の流れ

DVP-14HQの交換方法は、大きく分けて「自分で交換する(DIY)」か「専門業者に依頼する」かの2つです。ただし前述のとおり、DVP-14HQは直結配線のため、配線作業には電気工事士の資格が必要です。ここでは、資格を持っている方向けのDIY手順と、業者に依頼する場合の流れ、交換時の注意点を解説します。

DIY手順(電気工事士の資格を持つ方向け)

電気工事士の資格をお持ちの方がご自身で交換する場合の、基本的な手順は次のとおりです。資格がない方は、電源線の取り外し・接続を行うことはできませんので、業者へ依頼してください。

  1. 分電盤で換気扇の回路のブレーカーを落とし、検電器で通電していないことを確認する
  2. 浴室天井のDVP-14HQのルーバーを外し、本体の固定ネジを外す
  3. 天井内の電源線を本体の端子から外し、絶縁処理をしておく
  4. 排気側ダクトと子機側の吸込ダクトの2系統を本体から外し、本体を下ろす
  5. DVP-T14CLQの吸込方向をダクトの位置に合わせて選び、2系統のダクトを接続してアルミテープで固定する
  6. 本体を天井に固定し、電源線を端子に接続する
  7. ルーバーを取り付け、ブレーカーを戻して浴室側・子機側の両方で試運転を行う

2部屋用の交換では、手順4と5のダクト作業がもっとも難しい部分です。天井点検口がない浴室では、開口部から手を入れての作業になり、ダクトを元の位置にしっかり差し込むのに苦労することがあります。ダクトの接続が不十分だと、子機側の吸い込みが弱くなったり、湿気が天井裏に漏れてカビや結露の原因になったりするため、資格をお持ちの方でも2部屋用の交換経験がなければ、業者への依頼を検討したほうが安心です。

業者依頼の流れ

換気生活のような換気扇の交換業者に依頼する場合の、一般的な流れは次のとおりです。写真での見積もりに対応している業者であれば、現地調査の手間を省いてスムーズに進められることもあります。

  1. LINEや電話で問い合わせ、銘板の品番(DVP-14HQ)と浴室天井・子機の写真を送る
  2. 写真や現地調査をもとに、後継機種と工事内容、見積もり金額の提示を受ける
  3. 工事日を決め、当日は既存のDVP-14HQの取り外しとDVP-T14CLQの取り付けを行う
  4. 浴室側と子機側の両方で試運転を行い、動作確認とお手入れ方法の説明を受ける
  5. 古い本体の回収、清掃をしてもらい、工事完了

費用は、DVP-T14CLQへの交換で3万円台〜4万円前後が目安です。この金額は、換気生活に掲載されている日本キヤリアの14cm・1部屋用「DVF-T14CL」のコミコミ価格30,800円(税込・本体+工事、下取り適用時)や、DVP-T14CLQのメーカー希望小売価格22,700円(税抜)をふまえた目安で、確定額ではありません。ダクトの補修や延長、換気スイッチの交換が必要な場合は追加費用がかかることがあります。銘板と天井の写真をLINEで送っていただければ、無料で正確なお見積もりをお出しします。

業者を選ぶ際は、2部屋用換気扇の交換実績があるか、見積もりに本体代・工事費・古い本体の処分費が含まれているか、工事後の保証があるかを確認しておくと安心です。

注意点:大風量形から標準形に替えるときは換気量を確認

DVP-14HQの交換でもっとも注意したいのは、機種選びで風量を下げてしまわないことです。DVP-14HQは大風量タイプの系列なので、価格や静かさだけで標準風量のDVP-T14CLを選ぶと、住まいの換気計画で想定していた換気量に届かなくなるおそれがあります。特に、浴室の換気扇を24時間換気として常時運転している住宅では、機種選びを業者と相談して決めることをおすすめします。

また、世代の違いによる取り付け位置のずれにも注意が必要です。DVP-T14CLQは埋込寸法225mm角・ダクト径φ100mmですが、DVP-14HQの寸法は公式資料で確認できていないため、現地で天井開口とダクト径を実測したうえで交換可否を判断します。さらに、DVP-T14CLQは標準タイプより消費電力が高く、運転音もやや大きくなる点も知っておきましょう。静かさを重視したい場合は、ダクトの経路や設置場所をふまえて業者と相談するのが確実です。

最後に、工事の際は子機側の吸込グリルや、ダクトの劣化状況もあわせて確認してもらいましょう。本体だけを新しくしても、ダクトが外れかけていたり、子機のグリルが汚れで目詰まりしていたりすると、交換後も十分な換気ができません。

DVP-14HQ交換・後継機種に関するよくある質問

Q. DVP-14HQの「Q」にはどんな意味がありますか?

A. 日本キヤリアの現行品では、同じ本体サイズの大風量タイプに「Q」が付けられています(例:DVP-T14CLとDVP-T14CLQ、DVF-T14CLとDVF-T14CLQ)。DVP-T14CLQの旧品番としてもDVP-G14HQなど「Q」付きの品番が挙げられており、DVP-14HQは2部屋用・大風量タイプの系列にあたる機種と考えられます。

Q. DVP-14HQの交換先に、Qなしの「DVP-T14CL」を選んでも大丈夫ですか?

A. DVP-T14CLも225mm角・φ100mmなので、既存の開口とダクトがこの寸法であれば取り付けられる場合が多いものの、風量がDVP-T14CLQより少なくなります(0Pa時で180m³/hと210m³/h)。DVP-14HQは大風量タイプの系列なので、住まいの換気量を確保するため、原則として大風量形のDVP-T14CLQをおすすめします。ダクトが短く運転音を優先したい場合は、現地調査で業者に相談してください。

Q. DVP-14HQを交換すると、トイレ側の吸込口(子機)も交換が必要ですか?

A. 現場によって異なります。子機の吸込グリルが使える状態であれば親機の交換だけで済むこともありますが、世代が離れているため、接続方法やグリルの形状が合わない場合は子機側も交換になることがあります。見積もりの際に、子機の写真もあわせて送っておくと判断がスムーズです。

Q. DVP-14HQは24時間換気に使われていますが、DVP-T14CLQでも常時運転できますか?

A. はい。日本キヤリアのカタログでは、DVP-T14CLQは24時間換気システム用として使えると記載されています。高気密風圧シャッターも付いているため、交換後も常時運転での使用が可能です。スイッチの構成によっては配線の確認が必要になるため、工事の際に業者に伝えておきましょう。

Q. DVP-14HQの交換はDIYでできますか?

A. DVP-14HQは天井内で電源線を本体に直接つなぐ直結配線のため、配線作業には電気工事士の資格が必要です。資格がない方のDIYはできません。資格がある方でも、2部屋用は排気側と子機側の2系統のダクト接続があり作業の難易度が高いため、業者への依頼をおすすめします。

Q. DVP-14HQからDVP-T14CLQに替えると、音は静かになりますか?

A. DVP-14HQの騒音値は公式資料で確認できなかったため、数値での比較はできません。ただ、異音が出ている古い換気扇から新品に替えることで、劣化による異音は解消が期待できます。なお、DVP-T14CLQは大風量形のため、カタログ上の騒音値は34.5dBで、標準タイプのDVP-T14CL(30.5dB)より4dB大きくなっています。

Q. トイレ側のにおいが抜けにくいのですが、交換で改善できますか?

A. DVP-T14CLQは親機と子機の風量割合が7:3に設定されており、親機カバー内の風量調節板をはめかえると6:4に変更できます。子機側の吸い込みを強めたい場合は、交換時にこの調節を相談してみてください。ただし、ダクトの外れや詰まりが原因の場合は、ダクトの補修もあわせて必要になります。

まとめ|DVP-14HQの交換と後継機種選び

DVP-14HQは、東芝(現・日本キヤリア)の天井埋込形ダクト用換気扇で、浴室とトイレ・洗面所を1台で換気する2部屋用の大風量タイプの系列にあたる機種です。交換先には、同じ2部屋用・大風量形のDVP-T14CLQがおすすめで、埋込寸法225mm角・接続ダクトφ100mm、24時間換気にも対応しています。

品番に「Q」が付かないDVP-T14CLも同じ本体サイズですが、風量が少ない標準タイプです。DVP-14HQの大風量という性格を引き継ぐにはDVP-T14CLQを選ぶのが基本で、運転音や消費電力とのバランスは、ダクトの長さや住まいの換気計画をふまえて業者と相談して決めましょう。交換には電気工事士の資格が必要なため、DIYではなく専門業者への依頼が安心です。

こんな悩みはありませんか?

音が大きくなってきた
吸い込みが弱く、においが残る
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換気扇、浴室乾燥機、レンジフードの交換は、換気生活にお任せください。
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