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BS-550の交換と後継機種まとめ|工事手順も写真付きで解説

洗面所の壁に付いた操作リモコン。そこに「BS-550」と書かれたマックスの浴室暖房換気乾燥機を、長いあいだ使い続けているご家庭は少なくありません。冬の入浴前に浴室を暖めたり、雨の日に洗濯物を乾かしたりと、毎日の暮らしに欠かせない設備ですが、最近になって温風が弱くなった、運転音が気になる、リモコンのボタンが効きにくい――そうした変化をきっかけに、交換を考え始めた方も多いはずです。

先に結論をお伝えします。BS-550の後継機種は、マックスの1室換気・AC100Vモデル「BS-161H」です。販売店が公開しているマックスの後継機種一覧では、BS-550の新旧の違いとして挙げられているのは「リモコンの外形寸法」と「時間表示の方法」の2点だけで、天井の開口寸法の違いは書かれていません。つまりBS-550の交換は、浴室の天井よりも、洗面所側の壁に付いたリモコンまわりに気を配るのがポイントになります。

この記事では、BS-550の交換で押さえておきたい結論を整理したうえで、よくある現場の一例をもとに交換作業の流れを紹介します。続いて、BS-550という機種の位置づけ、交換を考えるべきタイミング、BS-161Hとの違いと末尾違いの品番の選び方、自分で交換できるかどうか、よくある質問までを順に解説します。リモコンの大きさの違いは、図でも確認できるようにしました。

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目次

BS-550交換の結論まとめ

BS-550の交換を決める前に確認しておきたい項目を、4つに絞って表にしました。それぞれの根拠は、このあとの章で順番に説明します。

項目BS-550の場合
後継機種マックス BS-161H(1室換気・AC100V・浴室暖房/換気/乾燥/涼風/24時間換気)※BS-161Hは販売店で廃盤表示があり、後継品としてBS-161H-2が流通しています
工事時間一般的な浴室・トイレの換気扇交換(15分〜30分程度)より長くなります。浴室暖房換気乾燥機は、本体・リモコン・電源の作業が伴うため、現場の状況によって異なります
DIYできるかできません(資格のない方の場合)。BS-161Hは専用回路への直結配線で、電気工事士の資格が必要です
おすすめの交換方法リモコンの品番表示と壁まわり、浴室天井の本体を撮影し、LINEで写真を送って相談

BS-550の交換を考えるときに一番知っておいていただきたいのは、「浴室の天井側は大きく変わらず、洗面所側のリモコンが変わる」という点です。マックスの後継機種一覧(販売店公開)でBS-550の行を見ると、備考は「リモコンの外形寸法(既設機:160×90mm、後継機:120×116mm)」と「時間表示方法(デジタル→LED)」が異なる、という内容だけでした。同じ一覧の中には、BS-111やBS-120など「天井開口寸法が異なる」と書かれた旧機種も多くあるので、BS-550はその記載がない、入れ替えの条件がそろいやすい機種だといえます。

一方で、リモコンは旧機種が160×90mm、後継機が120×116mmと、形がかなり変わります。数字を比べると、旧リモコンの長い辺(160mm)は新しいリモコンのどちらの辺よりも長いため、旧リモコンを外した跡を新リモコンがすべて覆うことはできません。壁紙の日焼けや取付穴が見えてしまうことがあるので、工事の範囲に「壁の仕上げをどうするか」を含めて相談しておくと、仕上がりに納得しやすくなります。

後継機種について補足すると、販売店が公開しているマックスの後継機種一覧では、BS-550の後継はBS-161Hとされています。ただ、BS-161H自体は販売店の商品ページで廃盤品と表示されており、製品比較サイトの商品情報ではBS-161H-2が「BS-161Hの後継機種」とされています。品番の選び分けは、プラズマクラスターの有無がポイントになります。詳しくは後継機種の章で説明します。

工事時間は、換気生活のFAQで案内している「浴室・トイレの換気扇は15分〜30分程度」という目安よりも長くなります。BS-550の交換では、本体の入れ替えに加えて、リモコンの交換と線の付け替え、暖房や乾燥を含めた試運転が必要になるためです。点検口の位置や天井裏の状態、リモコン跡の処理によって作業量が変わるので、具体的な時間は現場の状況によって異なります。

DIYについては、資格のない方はできないと考えてください。BS-161Hの取付説明書では、電源をAC100V専用とし、本機単独の20Aの専用回路にして途中にスイッチを設けないこと、銅の単線で端子台に接続すること、アースと漏電遮断器を設けることが求められています。コンセントに差し込む家電とは違い、屋内配線に直接つなぐ作業なので、電気工事士の資格が必要です。

実際のBS-550交換の様子(写真付きレポート)

ここでは、BS-550からBS-161Hシリーズへの交換がどう進むのかを、よくある現場の一例として紹介します。想定しているのは、ユニットバスのある2階建ての戸建て住宅です。浴室暖房をつけても浴室が温まるまでに時間がかかるようになり、リモコンの一部のボタンも反応が鈍くなってきたことから、交換を決めたというケースです。

Before|浴室天井の本体と、洗面所の横長リモコンを確認

最初に見るのは、洗面所の壁にあるリモコンです。BS-550のリモコンは後継機種一覧で外形寸法160×90mmとされていて、新しいリモコンとは大きさも形も違います。メジャーでリモコンの縦横を測り、壁紙の状態や、リモコンのまわりに日焼けの差が出ていないかを写真に残します。リモコンを外した跡がどの程度見えそうかを、作業前にお住まいの方と一緒に確認しておくためです。

次に浴室へ移り、天井の本体を確認します。フロントパネルの内側の銘板で品番を読み取り、リモコン側の表示とも照らし合わせて「BS-550」であることを確かめます。BS-550には、BS-550CL、BS-550MF、BS-550SHといった末尾の付いた品番もあり、後継機種一覧ではどれもBS-161Hが推奨後継とされています。一方で、よく似た品番のBS-552は、1室換気として使っている場合と中間ダクトファンと連動して使っている場合があり、取付状況の確認が必要とされているので、ここで品番をはっきりさせておきます。

運転の状態もひととおり確かめます。暖房を入れて吹出口に手をかざすと風は出ているものの温まり方が弱く、換気に切り替えるとファンの音にわずかな揺らぎがある状態でした。浴室の外にある点検口を開け、天井裏の排気ダクトのつながり具合と、作業スペースがとれるかどうかも見ておきます。

取り外し作業|ブレーカーを切り、本体とリモコンを外す

作業は、分電盤で浴室暖房換気乾燥機の専用回路のブレーカーを切るところから始めます。浴室の床と浴槽には養生シートを敷き、浴槽のふたや洗面器などは浴室の外へ出しておきます。浴室の床が濡れていると脚立が滑りやすいので、水気はしっかり拭き取ります。

フロントパネルを外して本体の固定ネジをゆるめ、本体を少しずつ下ろしていきます。後継機種のBS-161Hは、取付説明書と販売店の仕様で質量約5.3kgとされています。BS-550の質量はメーカーの資料では確認できませんでしたが、頭の上で本体を支えながらダクトと電線を外す作業になるため、片手がふさがった状態にならないよう段取りを組みます。

同時に、洗面所のリモコンも壁から外します。リモコンの裏には本体とつながるリモコン線が通っているので、本体側とリモコン側のどちらの線なのかがわかるように印を付けてから外します。

配線処理|電源線の状態を見て、端子台への接続に備える

ここからは電気工事士の資格を持つ作業員の担当です。検電器で電気が来ていないことを確かめてから、電源線とリモコン線を外します。年数の経った電線は被覆が硬くなっていたり、先端が変色していたりすることがあるので、傷んだ部分は切り詰めて新しい芯線を出します。

BS-161Hの取付説明書では、電源電線に直径1.6mmまたは2.0mmの銅単線を使うこと、より線は接触不良による発熱のおそれがあるため使わないことが定められています。また、端子台は可動式で点検口側へ動かしてから接続すること、メンテナンスのため本体付近で電源電線に約2mの余裕をとることも案内されています。既存の電線がこれらの条件に合っているかを、取り外しの段階で確認しておくのが大切です。

リモコン線についても、BS-161Hのリモコンコードは長さ5mの3心と取付説明書に記載されています。既存のリモコン線の通り道を使えるかどうか、リモコンの取付位置を変える必要がないかを、ここで判断します。

新型設置|BS-161Hシリーズを天井開口に固定し、リモコンを付け替える

本体を外したら天井の開口まわりを清掃し、寸法を測ります。BS-161Hの取付説明書では、天井開口は410±3×285±3mmとされています。BS-550の開口寸法はメーカーの資料では確認できませんでしたが、後継機種一覧の備考に開口の違いが挙げられていないことから、多くの場合は既存の開口をそのまま使えると考えられます。それでも実測は欠かせません。天井裏には、販売店の仕様で高さ171mm以上が必要とされています。

排気ダクトは呼び径φ100mmで接続し、つなぎ目はアルミテープで空気が漏れないように巻きます。BS-161Hの取付説明書では、ダクトは屋外へ向かって1°以上の下り勾配をとること、途中に中間ファンを設けたり他の換気扇のダクトと合流させたりしないことが求められているので、既存のダクトの状態もあわせて確認します。

電源線とリモコン線を端子台に接続し、本体を天井に固定してフロントパネルとねじ穴カバーを取り付けます。洗面所側では、新しいリモコンを壁に取り付けます。BS-161Hのリモコンは、壁に直径60mmの穴をあけて付けるか、スイッチボックスやはさみ金具を使う場合は97×95mmの開口が必要と取付説明書に記載されています。旧リモコンの取付穴との位置関係を見ながら、新しいリモコンの位置を決めます。

After|新しいリモコンで各運転を確かめて引き渡し

ブレーカーを戻して試運転に入ります。暖房(強・弱)、換気(標準・ブロー)、乾燥(標準・静音・風乾燥)、涼風(強・弱)、24時間換気と、リモコンでモードを1つずつ切り替え、吹出口からの風と運転音を確認します。浴室の吸込口にティッシュを近づけ、しっかり吸い込んでいることも確かめます。

BS-550とは時間表示の方法が変わるため、引き渡しのときには新しいリモコンの見方を説明します。旧リモコンのようにデジタルの数字で時間を読む方式ではなく、ランプの点灯・点滅で運転状態を知らせる方式になるので、最初は戸惑う方もいます。旧リモコンの跡が出た部分の仕上げを確認し、取り外したBS-550の本体とリモコンを回収して作業完了です。

BS-550とは?(特徴・仕様)

BS-550は、マックス株式会社の浴室暖房換気乾燥機(マックスのシリーズ名は「ドライファン」)です。浴室の天井に埋め込んで取り付け、浴室を暖める、換気する、衣類を乾かすといった役割を1台でこなします。販売店が公開しているマックスの後継機種一覧では、BS-550は「換気室数1室」「電圧100V」と記載されています。

1室換気とは、本体が換気するのは浴室だけ、という意味です。洗面所やトイレの換気は、それぞれ別の換気扇が担当しています。そのため交換の範囲は、浴室の本体と洗面所などの壁にあるリモコンが中心になり、ほかの部屋の吸込口やダクトを付け替える必要は基本的にありません。2室・3室換気の機種と比べて、交換時に確認する箇所が少ないのが1室換気の特徴です。

BS-550について、メーカーの製品情報や取扱説明書の本文は今回確認できませんでした。そのため、下の表は販売店公開の後継機種一覧で確認できた項目に限っています。

項目BS-550(確認できた範囲)
メーカーマックス株式会社
種類浴室暖房換気乾燥機(天井埋込)
換気室数1室(浴室のみ)
電圧AC100V
リモコンの外形寸法160×90mm
リモコンの時間表示デジタル表示
同じ扱いの派生品番BS-550CL/BS-550MF/BS-550SH(いずれも推奨後継はBS-161H)
天井開口寸法・暖房方式・消費電力・発売時期メーカーの資料では確認できませんでした

表のとおり、BS-550で特徴的なのはリモコンです。外形が160×90mmの横長(または縦長)の形で、時間をデジタルの数字で表示するタイプでした。後継機種の一覧では、同じ「リモコン外形寸法と時間表示が異なる」という備考がBS-550の4品番すべてに付いていて、BS-550系の交換ではリモコンの変化がいちばんの違いになることがわかります。

BS-550と品番が似ている機種にも注意が必要です。後継機種一覧には、BS-50、BS-55、BS-57などの品番が並んでいますが、これらは推奨後継機種が「要お問合せ」とされています。また、BS-552は1室換気として使っている場合と中間ダクトファン連動で使っている場合があるとされ、BS-550とは扱いが違います。型番の数字を1文字読み違えるだけで交換の条件が変わるので、リモコンと本体の銘板の両方で品番を確かめてください。下の図では、BS-550からBS-161Hへの交換で変わらない部分と変わる部分を、天井と壁に分けて整理しています。

図:BS-550→BS-161Hで違いの記載がない天井側と、変わる壁のリモコン

図の右側のように、新しいリモコンを旧リモコンと同じ位置に付けると、旧リモコンの長い辺の両端が新リモコンからはみ出します。旧リモコンの短い辺(90mm)は新リモコンの辺(116mm・120mm)より短いので、そちらは隠れます。はみ出す部分に壁紙の日焼けの差や取付穴が残るかどうかは、実際に外してみるまでわからないことも多いため、補修用の化粧プレートを使うか、壁紙を部分的に直すかなど、工事前に考え方を決めておくと安心です。

BS-550の交換が必要なタイミング

浴室暖房換気乾燥機は、暖房・乾燥・換気と役割が多いぶん、不調のサインも機能ごとに現れます。BS-550では、リモコンの状態も判断材料になります。

異音・換気不足

換気運転中の音が大きくなった、回転音が一定でなく揺らぐように聞こえる、ときどき擦れるような音がする、といった変化は、ファンやモーターの劣化が進んでいるサインと考えられます。入浴後に換気をしても鏡の曇りや壁の水滴がなかなか消えない、浴室に湿気やにおいが残りやすい、という場合は換気の力が落ちている可能性があります。

換気の力を確かめるには、浴室の吸込口にティッシュを近づけてみるのが手軽です。吸い寄せる力が弱いときは、まず吸込口のフィルターを掃除してみてください。BS-161Hの取扱説明書では、フィルターは1か月に1回程度の手入れが必要とされていて、目詰まりがあると性能が落ちることがわかります。掃除をしても改善しない場合は、本体側の劣化を疑うタイミングです。

経年劣化

浴室暖房換気乾燥機ならではのサインが、暖房と乾燥の効きの低下です。暖房を入れても浴室がなかなか暖まらない、吹き出す風がぬるい、乾燥運転で洗濯物が乾き切るまでの時間が延びた、といった症状は、ヒーターやファンなどの部品の劣化が関係していることがあります。

BS-550の場合は、リモコンの状態も見ておきたいポイントです。表示が薄くなった、デジタル表示の一部が欠けて読めない、ボタンを強く押さないと反応しない、といった症状は、リモコン本体や配線の劣化が考えられます。リモコンが操作できなくなると、本体が動いても使えなくなってしまうため、リモコンの不調は交換を考えるはっきりしたきっかけになります。

運転中に焦げたようなにおいがする、ブレーカーが落ちる、本体から異常な音がするといった場合は、すぐに使用をやめてください。そのまま使い続けると安全面のリスクにつながるおそれがあります。

使用年数の目安

BS-550の発売時期や生産終了時期は、メーカーの資料では確認できませんでした。参考として、後継機種BS-161Hの取扱説明書では、設計上の標準使用期間を製造年月から10年としています。BS-161Hシリーズのうち、プラズマクラスター搭載のBS-161H-CXは販売店の情報で2015年11月発売とされ、さらにその後にBS-161H-2が出ています。BS-550はそれより前の世代の機種なので、設置からかなりの年数が経っているケースが多いと考えられます。

また、BS-161Hの取扱説明書には、補修用性能部品の保有期間が製造打ち切り後11年と書かれています。BS-550は推奨後継機種が設定されている旧機種で、壊れたときに部品交換で直せるとは限りません。次の表は、BS-550の状態別に考えたい行動をまとめたものです。

BS-550の状態考えたい行動
フィルター掃除で換気・乾燥の力が戻るしばらく様子を見ながら、月1回程度の掃除を続ける
掃除をしても暖房・乾燥の効きが戻らない症状を記録し、交換の相談を始める
リモコンの表示やボタンに不具合がある操作できなくなる前に、後継機種への交換を計画する
焦げたにおい・ブレーカーが落ちる使用を中止し、早めに専門業者へ相談する

浴室暖房換気乾燥機は取り寄せに日数がかかることもあります。冬の暖房シーズンや梅雨の時期に入ってから壊れると、しばらく暖房や乾燥が使えない期間ができてしまいます。使う機会が増える前に交換を済ませておくと、困る期間を短くできます。

BS-550の後継機種と互換性

ここでは、BS-550の後継機種BS-161Hについて、末尾の違う品番の選び方、新旧の違い、他メーカー製品への交換の考え方を説明します。

公式後継機種の型番

販売店が公開しているマックスの後継機種一覧では、BS-550の後継機種はBS-161Hです。BS-161Hは、取扱説明書で「浴室暖房・換気・乾燥機(24時間換気機能付)」とされている1室換気・AC100Vのドライファンで、BS-550と同じ1室・100Vの組み合わせです。BS-550CL、BS-550MF、BS-550SHの推奨後継もBS-161Hなので、末尾の記号が付いていても同じ考え方で選べます。

ただし、BS-161Hには末尾違いの品番がいくつかあります。今回確認できた範囲では、次のような関係です。

品番確認できた内容選び方の目安
BS-161H1室換気・AC100V・質量約5.3kg。販売店のブログではACモーター搭載と紹介。BS-161H-KJの販売店ページでは廃盤表示表の後継機種。在庫があれば対象
BS-161H-2製品比較サイトの販売店情報でBS-161Hの後継品とされる。1室換気・単相100V・開口285×410mm。取扱説明書では質量5.0kg。販売店のお客様の声ではDCモーターと紹介プラズマクラスターなしで選ぶ場合の現行候補
BS-161H-CX/BS-161H-CX-2CXはプラズマクラスター7000搭載・1坪の浴室まで対応・2015年11月発売で廃盤表示。CX-2は製品比較サイトの販売店情報でCXの後継品とされ、プラズマクラスター25000・1室換気・100V・開口285×410mmプラズマクラスター付きを希望する場合の系統

BS-550の行を後継機種一覧で見ると、推奨後継はあくまで「BS-161H」と書かれています。同じ一覧の別の旧機種ではBS-161H-2やBS-161H-CXが推奨後継として載っているので、BS-550は一覧が作られた時点の品番のまま残っていると読めます。そのため品番選びで迷うのは「-2かどうか」よりも、プラズマクラスターを付けるかどうかのほうです。付けないならBS-161H-2、付けたいならCXの付く系統、という分かれ方になります。BS-550からの交換で気にしたいリモコンの変化(大きさと、ランプで時間を示す方式)は、どちらの系統でも起こる前提で考えておくと、工事後に戸惑いません。

サイズ・性能の違い(比較表)

BS-550とBS-161Hの主な違いを表にまとめます。BS-550の値は販売店公開の後継機種一覧、BS-161Hの値は同機の取付説明書・取扱説明書と販売店の仕様で確認したものです。

項目BS-550(旧機種)BS-161H(後継機種)
換気室数1室1室
電圧AC100VAC100V(50/60Hz)専用。AC200Vを接続すると基板が故障
天井開口メーカーの資料では確認できませんでした(一覧の備考に開口の違いの記載なし)410±3×285±3mm
天井裏に必要な高さメーカーの資料では確認できませんでした171mm以上(販売店仕様)
排気ダクトメーカーの資料では確認できませんでした呼び径φ100mm
質量メーカーの資料では確認できませんでした約5.3kg
リモコンの外形寸法160×90mm120×116mm
リモコンの時間表示デジタルLED(ランプの点灯・点滅で表示)
最大消費電力メーカーの資料では確認できませんでした1250W(強暖房)
24時間換気の風量メーカーの資料では確認できませんでした80m³/hまたは60m³/hから選択

表から読み取れるのは、本体の設置条件では大きな違いが挙げられておらず、違いはリモコンに集中しているということです。BS-161HはAC100V専用で、取付説明書では本機単独の20Aの専用回路とするよう求めています。BS-550も100V機なので、基本的には既存の100Vの専用回路をそのまま使う前提で交換を考えられます。

BS-161Hの運転モードと、リモコンで運転を始めたときの初期の運転時間は、取扱説明書によると次のとおりです。BS-550のリモコンで使っていた操作と見比べておくと、交換後の使い方をイメージしやすくなります。

運転BS-161Hの切り替え初期の運転時間
暖房強/弱(弱暖房は約45℃・約40℃の目安から設定)1時間
乾燥標準/静音/風乾燥(風乾燥は最後の30分だけ温風)標準・静音3時間、風乾燥6時間
涼風強/弱3時間
換気標準/ブロー換気3時間
24時間換気連続運転(一時停止すると1時間後に自動で再開)時間設定なし

乾燥の「風乾燥」は、前半は送風だけで乾かし、設定時間の最後の30分だけヒーターを入れる運転です。BS-161Hの取扱説明書では、暖房方式は天井から温風を吹き出す方式で、ヒーターの入切によって温風と室温の風を繰り返すと説明されています。暖房中に一時的に温かくない風が出るのは、この仕組みによるものです。また、24時間換気が働くためには浴室のドアに有効開口面積100cm²以上の空気取入口が必要と、取付説明書に記載されています。

他メーカーとの互換性

浴室暖房換気乾燥機は、マックス以外にも複数のメーカーが製品を出しています。メーカーが変わると、天井開口の寸法や本体の高さ、ダクトの接続位置、リモコンの大きさや取付方法が異なることがあるため、天井の開口を広げたり、ダクトやリモコン線の取り回しを変えたりする追加作業が必要になる場合があります。

参考として、高須産業が公開している他社品からの同等品検索も見ましたが、確認した範囲ではBS-550に対応する行は見つかりませんでした。電源についても注意が必要で、他メーカーには200Vの機種もあります。BS-550は100V機なので、200V機を選ぶと電源回路の工事が別に必要になります。

BS-550の交換で他メーカー品を選ぶと、天井の開口に加えて、洗面所のリモコンの形と取付方法も一から合わせ直すことになります。BS-550の交換はもともとリモコンまわりの仕上げが課題になりやすいので、マックスのBS-161Hシリーズなら少なくともリモコンの寸法(120×116mm)と取付方法(φ60mmの穴または97×95mmの開口)を事前に把握したうえで計画を立てられます。他メーカー品を希望する場合は、開口寸法と電圧に加え、リモコンの外形と取付方法まで現地で確認してもらいましょう。

BS-550交換の方法と工事の流れ

BS-550の交換は、電気工事士の資格を持つ人が行う作業です。ここでは、資格のある方を想定した手順と、業者に依頼するときの流れ、BS-550ならではの注意点を説明します。

DIY手順

はじめにはっきりさせておくと、資格のない方がBS-550を自分で交換することはできません。BS-161Hの取付説明書では、電源を単相AC100Vの専用回路とし、途中にスイッチを設けないこと、銅単線で端子台に接続すること、D種接地工事に基づくアースと漏電遮断器を設けることが求められています。これは屋内配線への直結で、電気工事士法で資格が必要とされる作業です。プラグをコンセントに差し替えるだけの機種ではない点を理解しておいてください。

資格のない方にできるのは、交換の準備です。リモコンの品番表示と本体の銘板を撮影する、リモコンの縦横の寸法を測る、点検口の場所を確認する、浴室のまわりを片付けておく、といったことは、業者とのやりとりをスムーズにするうえで役立ちます。

以下は、電気工事士の資格を持ち、浴室暖房換気乾燥機の施工に慣れた方を想定した大まかな流れです。資格のない方は、作業の中身を知るための参考としてご覧ください。

  1. リモコンと本体の銘板で品番がBS-550(CL・MF・SHを含む)であり、BS-552ではないことを確認する
  2. 浴室の内釜式風呂の有無、点検口の位置、天井裏の高さ(171mm以上)を確認する
  3. 専用回路のブレーカーを切り、浴室を養生して、検電器で無電圧を確かめる
  4. フロントパネルを外し、ダクト・電源線・リモコン線を外して本体を下ろす
  5. 洗面所側の旧リモコン(160×90mm)を外し、壁の跡と取付穴の状態を確認する
  6. 開口(410±3×285±3mm)を確認し、新しい本体を固定して排気ダクト(φ100mm)を接続する
  7. 銅単線の電源線とリモコン線を端子台に接続し、アースを確認する
  8. 新しいリモコン(120×116mm)を取り付け、壁の跡を処理する
  9. ブレーカーを戻し、暖房・換気・乾燥・涼風・24時間換気の各運転を確認する

一般的な天井換気扇の交換と比べると、確認する項目が多いことがわかります。とくに電源まわりは、より線を使わない、端子台に確実に接続する、本体付近で電線に余裕をとるなど、取付説明書で細かく条件が決められています。接続が不十分だと発熱の原因になるため、資格と経験のある人が作業する必要があります。

業者依頼の流れ

業者に任せる場合は、だいたい次の順番になります。換気生活にご相談いただくときは、リモコンの品番表示と浴室天井の本体をLINEで撮って送っていただければ、交換の段取りをご案内できます。

  1. LINEで、リモコンの品番表示、リモコンと壁まわり、浴室天井の本体の写真を送って相談する
  2. 写真をもとに、BS-161Hシリーズのどの品番になるか、リモコン跡の処理を含めた工事内容の案内を受ける
  3. 内容に納得したら工事日を決め、浴室と洗面所まわりの物を片付けておく
  4. 工事当日、作業員が養生・取り外し・配線とダクトの接続・取り付けを行う
  5. 各運転の動作を一緒に確認し、新しいリモコンの見方と使い方の説明を受ける

BS-550の交換で写真を送るときは、リモコンを正面から撮った写真に加えて、メジャーを当てた写真があると話が早く進みます。リモコンの寸法がわかると、新しいリモコンでどの程度跡が残りそうかを事前に想像しやすくなるからです。浴室の点検口を開けた状態の写真があれば、天井裏の高さや作業スペースの確認にも役立ちます。

業者を選ぶときは、電気工事士が施工すること、浴室暖房換気乾燥機の交換に慣れていること、工事後の保証があることを確認しておきましょう。

注意点

BS-550の交換で最初に気をつけたいのは、リモコン跡の扱いです。新しいリモコンは旧リモコンより一辺が短くなるため、外した跡が見えることがあります。跡を隠すためにリモコンの位置を少しずらすのか、壁紙を補修するのか、化粧プレートで覆うのかによって作業内容が変わるので、事前に希望を伝えておきましょう。

次に、浴室の設備との相性です。BS-161Hの取扱説明書では、内釜式風呂を設置した浴室では一酸化炭素中毒のおそれがあるため使用しないこと、温泉の浴室や温泉成分を含む入浴剤を使う場合も使用しないことが明記されています。年数の経った住宅では、BS-550を設置したあとに浴室の設備が変わっていることもあるので、内釜式の風呂釜がないかを確認しておく必要があります。

三つ目は、交換後のリモコンの見え方の変化です。時間表示がデジタルからランプ式に変わるため、残り時間を数字で確認していた方は使い勝手が変わったと感じるかもしれません。故障ではなく仕様の違いなので、引き渡しのときに見方の説明を受けておくと安心です。

最後に、BS-161Hの取扱説明書では、温風吹出口と吸込口の前方10cm以内に物を置かないこと、ランドリーパイプも10cm以上離すことが求められています。浴室の物干しパイプが本体に近い位置にある場合は、取り付ける前に位置関係を確認しておきましょう。

BS-550交換・後継機種に関するよくある質問

Q. BS-550CLやBS-550SHでも後継機種は同じですか?

A. 販売店公開のマックスの後継機種一覧では、BS-550、BS-550CL、BS-550MF、BS-550SHのいずれも推奨後継機種がBS-161Hとされ、新旧の違いも同じ(リモコンの外形寸法と時間表示)と記載されています。末尾の記号が付いていても、BS-161Hシリーズから選ぶ考え方は同じです。

Q. BS-552と書かれている場合もBS-161Hに交換できますか?

A. BS-552は、後継機種一覧で「1室換気として使用している場合」と「中間ダクトファン連動で使用している場合」があり、取付状況の確認が必要とされています。BS-550とは扱いが異なるため、品番がBS-552の場合は現地の状況を見て判断してもらってください。

Q. リモコンだけを新しいものに交換できますか?

A. BS-550とBS-161Hでは、リモコンの外形寸法や時間表示の方式が異なり、リモコンは本体とセットで使うものです。BS-161Hのリモコンを旧本体につなげられるという情報は確認できませんでした。リモコンの不調が交換のきっかけであれば、本体ごとBS-161Hシリーズに交換するのが基本です。

Q. BS-550からプラズマクラスター付きの機種に替えることはできますか?

A. BS-161Hシリーズには、プラズマクラスターを搭載したCXの付く品番があります。販売店の情報では、BS-161H-CXはプラズマクラスター7000搭載・1坪の浴室まで対応で現在は廃盤表示、その後継品とされるBS-161H-CX-2はプラズマクラスター25000搭載で、どちらも1室換気・100V・開口285×410mmです。BS-550の後継機種一覧に直接書かれているのはBS-161Hなので、CX系統を選ぶ場合も、リモコンや設置条件を現地で確認してもらってください。

Q. 交換すると暖房の温度設定はできますか?

A. BS-161Hの取扱説明書では、弱暖房のときの浴室温度を約45℃(高温度)または約40℃(中温度)の目安から設定できると説明されています。暖房は強・弱を切り替えて使い、初期の運転時間は1時間です。BS-161H-2など末尾の違う品番では設定の選択肢が異なる場合があるので、取り付ける品番の取扱説明書で確認してください。

Q. 24時間換気はずっとつけたままでよいですか?

A. BS-161Hの24時間換気は連続運転で、運転時間は設定できず、一時停止しても1時間後に自動で再開する仕組みです。住まい全体の換気を担う機能なので、基本的には運転したまま使います。風量は80m³/hと60m³/hから選べます。

Q. 交換のときに洗面所のリモコンの位置を変えられますか?

A. 変えられる場合があります。BS-161Hの取付説明書では、リモコンは浴室の外に取り付け、リモコンコードは長さ5mの3心とされています。旧リモコンの跡が気になる場合に位置をずらす方法もありますが、壁の中の線の通り道や下地の状態で可否が決まるため、写真で相談するときに希望を伝えておきましょう。

まとめ|BS-550の交換と後継機種選び

BS-550は、浴室の天井に埋め込むマックスの1室換気・AC100Vの浴室暖房換気乾燥機です。後継機種はBS-161Hで、BS-550CL・BS-550MF・BS-550SHも同じくBS-161Hが推奨後継とされています。BS-161H自体は廃盤表示があるため、プラズマクラスターなしならBS-161H-2、ありならCXの付く系統が現在の候補です。

販売店公開の後継機種一覧では、BS-550の新旧の違いはリモコンの外形寸法(160×90mmから120×116mm)と時間表示の方法(デジタルからLED)の2点です。天井側の条件がそろいやすい一方で、洗面所の壁に旧リモコンの跡が出る可能性があるため、壁の仕上げまで含めて交換を考えておくと、仕上がりに納得しやすくなります。

BS-161Hは専用回路への直結配線が必要な機種なので、電気工事士の資格のない方のDIYはできません。暖房や乾燥の効きが落ちた、リモコンの表示やボタンの調子が悪いと感じたら、リモコンの品番表示と壁まわり、浴室天井の本体を撮影して、換気生活までLINEでご相談ください。写真をもとに、BS-161Hシリーズへの交換の進め方をご案内します。

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